ハムスター 寿命
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ハムスターって寿命が短いって聞くけど本当かな?

小さな体、つぶらな瞳、かわいらしい仕草が魅力のハムスターは、飼いやすいペットとして人気を集めています。

ペットとして飼うことを検討すると必ず出てくる悩みが、ハムスターの寿命の短さです。ハムスターは寿命が短く別れが辛くなってしまうのではと心配する人もいるでしょう。

✔この記事でわかること
  • ハムスターの種類別の寿命
  • ハムスターに多い死因・かかりやすい病気
  • ハムスターの寿命を伸ばす飼育方法

この記事ではハムスターの寿命について解説するとともに、ハムスターの死に際の様子や、いつかやってくる亡くなってしまった時の見送り方についても紹介していきます。

Contents

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ハムスターの平均寿命は2〜3年程度


ハムスターの寿命は、ペットとして人気があるウサギ・モルモット・小鳥などの小動物と比べると圧倒的に短く、平均で2〜3年程度です。

ハムスターの中でもオスとメスを比べると、オスの方が長生きする傾向があります。

これはメスが子宮の疾患などにかかりやすく、命を落とす確率が高いことが原因です。

ハムスターの寿命のギネス記録は4年半

4年半と長生きをしたハムスターはギネス記録に認定されました。

4年半は人間の年齢でいうと135歳程度なので、かなり長生きしたことになりますね。

&pet編集部
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ギネス記録のハムスターはイギリスで飼育されていたそうです。

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【種類別】ハムスターの寿命


ハムスターの種類は24種類あり、ハムスターの種類によって性質や特徴、寿命も少し異なります。

ハムスター10種類の寿命一覧表が下記です。

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【種類別】ハムスターの寿命一覧表
ハムスターの種類 寿命
ゴールデンハムスター 2年半〜3年
ジャンガリアンハムスター 2年〜2年半
ロボロフスキーハムスター 2年〜3年
キンクマハムスター 2年〜3年
クロハラハムスター 8年
ドワーフハムスター 2年〜3年
ブルーサファイアハムスター 2年〜3年
プディングジャンガリアンハムスター 2年〜3年
キャンベルハムスター 2年〜3年
チャイニーズハムスター 2年

できるだけ寿命が長いハムスターがよいならクロハラハムスターがおすすめ。ただ、クロハラハムスターは身体も一番大きいので、一般的なサイズのハムスターから選ぶと寿命は2~3年ほどです。

下記にて、10種類のハムスターの寿命と特徴について解説します。

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【ゴールデンハムスター】 

【ゴールデンハムスター】2年半〜3年

寿命が2年半〜3年程度のゴールデンハムスターは、人気が高くペットとして飼う人も多いです。

白い毛に茶色の模様が入っています。人なつこく温厚な性格なので飼いやすいハムスターです。

【ジャンガリアンハムスター】 

【ジャンガリアンハムスター】2年〜2年半


ジャンガリアンハムスターの寿命は2年〜2年半です。

一般的なジャンガリアンハムスターは背中が濃い茶色で黒の縞が入っていて、腹の毛は白です。これはノーマルなジャンガリアンハムスターの毛の色で、他にも様々な毛の色が揃っています。

ジャンガリアンハムスターの体格は、ゴールデンハムスターよりも小ぶりな7〜13センチなので、飼いやすいと評判です。

【ロボロフスキーハムスター】 

【ロボロフスキーハムスター】2年〜3年


ロボロフスキーハムスターの寿命は2年〜3年です。

個体によっては1年半程度で寿命を終えてしまう場合があり、これはハムスターの中で一番小さな体格であることも原因の一つとされています。

警戒心が強いので、手乗りなどの飼育には向かないでしょう。

【キンクマハムスター】 

【キンクマハムスター】2年〜3年


キンクマハムスターは、コールデンハムスターから品種改良したことで生まれた種です。

寿命は2年〜3年程度とされています。

キンクマハムスターは温厚な性格で飼いやすいです。しかしオスとメスで性格に少々差があり、オスは臆病でおとなしくメスは気が強く活発なタイプが多いとされています。

【クロハラハムスター】 

【クロハラハムスター】8年

クロハラハムスターの寿命は8年程度とされています。体も他のハムスターと比べるとかなり大きいので、寿命が長いのかもしれません。

お腹の黒い毛が特徴的で、背中から顔にかけては茶色の毛で、頬や脇腹に白い模様が入っています。

クロハラハムスターは、非常に希少でペットショップ等に流通する機会はほとんどないようです。

&pet編集部
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原産地からの輸入は禁止され、現在では絶滅危惧種にも指定されています。
【ドワーフハムスター】 

【ドワーフハムスター】2年〜3年

ドワーフハムスターの寿命は2年〜3年程度です。

実はドワーフハムスターは1匹のハムスターの種類のことではなく、ジャンガリアン・ロボロフスキー・キャンベル・チャイニーズなどの小型ハムスターの総称とされています。

ドワーフハムスターに含まれるハムスターたちは、「小人」という名前にふさわしく、どの種類も小ぶりの体格が特徴です。

寿命はそれぞれのハムスターによって多少異なるものの、大体が先述したとおりになります。

【ブルーサファイアハムスター】 

【ブルーサファイアハムスター】2年〜3年


ブルーサファイアハムスターの寿命は2年〜3年程度です。

ジャンガリアンハムスターの一種で、夏と冬で毛の色味が異なります。夏は青みがかった灰色が濃くなり、冬は薄くなっていき背中の黒い縞が目立つようになるのが特徴です。

性格もジャンガリアンと同じく人懐こくて初心者でも飼いやすいハムスターとされています。

【プディングジャンガリアンハムスター】 

【プディングジャンガリアンハムスター】2年〜3年


イエロージャンガリアンとも呼ばれています。プディングジャンガリアンハムスターの寿命は2年〜3年です。

淡いベージュの毛色が主流で、その色味からプディングという名前がつきました。

温厚で人懐こい性格なうえ、淡いベージュの毛色がかわいいとペットショップでも人気の高い品種です。

【キャンベルハムスター】 

【キャンベルハムスター】2年〜3年

キャンベルハムスターの寿命は2年〜3年程度とされています。

ジャンガリアンハムスターよりも少し大きめの体格です。

警戒心が強く気性が荒めなので、ハムスターの飼育に慣れていない人がペットとして飼う場合は注意が必要かもしれません。

【チャイニーズハムスター】

【チャイニーズハムスター】2年

チャイニーズハムスターの寿命は2年程度です。

特徴としては、他のハムスターと比べると細長い尻尾を持ち体格もスマートで、ネズミのような外見をしていることが挙げられます。

性格は非常に温厚で頭も良いため、飼い主になつきやすく飼育がしやすいことが特徴です。

ハムスターの寿命が短い理由


ハムスターの寿命の短さにはいくつか理由があります。ハムスターは身体上の特徴から、どうしても寿命が短い小動物です。

繁殖能力が高いこと・妊娠期間が短いこと・多産であることから、寿命が短くてもハムスターの子孫の繁栄が可能になっています。

1匹のハムスターの寿命は、平均2〜3年ほどです。

ここではハムスターの寿命が短い理由について具体的に解説します。

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鼓動の速さ 

ハムスターの寿命が短い理由①鼓動が早い

ハムスターは鼓動が早い動物です。

動物の一生の拍動数は決まっています。

ハムスターの場合は心臓が他の動物よりも早く動くので、上限の拍動数に早く達してしまうとされているのです。

鼓動が速いため、動物の拍動数上限に達する時間も短いハムスターは、時間の流れや歳をとるスピードが早くなってしまいます。

病気の進行の早さ

ハムスターの寿命が短い理由②病気にかかると進行が早い

体の小ささはハムスターの魅力の一つです。

しかし、チャームポイントの体の小ささが、寿命の短さの原因にもなっています。

体が小さいと病気にかかってしまった場合、病気の進行スピードが早く治療を受けても間に合わず、命を落とすケースが多いようです。

ハムスターと人間の年齢の比較

ハムスターの年齢 人間の年齢
1ヶ月 7歳
2ヶ月 15歳
3ヶ月 18歳
6ヶ月 25歳
1年 30歳
2年 60歳
3年 90歳

上の表はハムスターの年齢を人間の年齢に換算したものです。ハムスターは人間の30倍ものスピードで歳を取るとされています。

そのため、ハムスターは寿命が短く、人間と比べると歳をとるスピードは速い小動物です。

成長が速いため、生後約2ヶ月で大人になり、繁殖も可能になります。

成長スピードの速さからハムスターの体調管理は、2年を過ぎた頃からが要注意です。

プチ知識
2年を過ぎたハムスターは老齢。それまで以上に、健康観察や飼育環境の管理などに注意しましょう。

ハムスターが死に際に見せるサイン6つ

引用元:Go / hamster well-being
ハムスターの平均寿命から、あとどれくらい生きるかの予想はつくかもしれません。しかし寿命にも個体差があります

上記の動画はハムスターを初めて飼う人向けの動画やハムスターの長寿など、ハムスター好きなオーナーが配信する老化のサインに関する動画です。

こちらの動画と合わせて、下記のようなサインにも注意してみましょう。

✔ハムスターが死に際に見せるサイン6つ
  1. えさを食べなくなる
  2. 体重が減る
  3. 胃腸が弱くなる
  4. 毛艶が悪くなる
  5. 眠る時間が多くなる
  6. 老化現象

寿命が近づき、上記のような症状のあるハムスターには、体調に合わせてお世話を変える必要もあります。何より、ハムスターをかわいがっている人間側の心の準備もしておきましょう。

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悲しいけれど、子どもたちにも貴重な経験になりそう...。

ここではハムスターが死に際に見せる6つのサインを紹介していきます。

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①えさを食べなくなる

ハムスターが死に際に見せるサイン①えさをいつもの時間に食べなくなる

えさを食べなくなったハムスターは要注意です。

えさを食べなくなる原因は病気や歯のトラブルなどが考えられます。

高齢のハムスターが、普段えさを食べている時間帯にえさを食べない場合は、体調やえさの減り方などをよく確認してみてください。

プチ知識
ハムスターはえさを隠す習性があるので、えさ箱の状態にプラスして、体重や外見もチェックしましょう。
②体重が減る

ハムスターが死に際に見せるサイン②体重が数グラムずつ減る

体重も頻繁に計ることをおすすめします。

元々ハムスターは体重が軽いので、たった1g減っただけでも、かなりの変化が起きていることが多いです。

病気の場合は、見た目が痩せ細ってきてからでは、手遅れになるケースもあります。

体重を計り、ハムスターの健康状態を確実にチェックしてあげてくださいね。

③胃腸が弱くなる

ハムスターが死に際に見せるサイン③胃腸が弱くなる

胃腸が弱くなったハムスターはえさを食べないだけでなく、下痢をするようになります。

下痢は脱水症状を招きやすく脱水症状も併発してしまうと、弱っている体には大きなダメージです。

死に際だけでなくハムスターが下痢をしている時は体調悪化のサインなので、日頃から排泄物を確認しておきましょう。万が一の時、状態の変化に気づきやすくなります。

プチ知識
排泄物の状態を日ごろからチェックすることで、ハムスターの体調が良い・悪いを見極められるようにしましょう。
④毛艶が悪くなる

ハムスターが死に際に見せるサイン④毛艶が悪くなる

ハムスターの毛艶が悪くなるのは、体調に異常が出たり老化が進んだりしている証拠です。

ハムスターは頻繁に毛づくろいや砂浴びをするので、きれいな毛並みを保っています。

毛艶が悪くなるのは、体調が良くない場合がほとんどです。

老化・病気・栄養不足など様々な原因が考えられるので、「毛艶が悪いのはたまたまかもしれない」という判断はやめておきましょう。

プチ知識
ハムスターの毛艶が悪いのは体調不良の現れ。えさを食べる量や排泄物などチェックして、心配なら病院へ行ってっましょう。
⑤眠る時間が多くなる

ハムスターが死に際に見せるサイン⑤眠る時間が多くなる

ハムスターが寝てばかりいるなら注意が必要です。

ハムスターは夜行性なので、昼間寝ていてもさほど問題はありません。しかし、本来の活動時間帯である夜でも寝ているのは、体調不良・加齢が考えれれます。

特に高齢のハムスターの場合、眠る時間が多くなるのは、死に際が近づいているサインでもあります。

⑥老化現象が出始める

ハムスターが死に際に見せるサイン⑥歯が抜ける・動きが鈍くなるなど老化現象が出始める

老化現象が出始めて、すぐに亡くなる訳ではありません。

しかし、歯が抜ける・動きが鈍くなる・目が悪くなるの老化現象が出るのは歳をとった証拠です。

このような症状が出ると、それまで普通に行ってきた動作にも支障が出るようになるでしょう。

ハムスターに老化現象が出始めたら、弱った体でも動きやすいようにケージの中を整えてあげることをおすすめします。

プチ知識
足腰が弱っているようならケージ内を簡単に移動できるよう、障害物を減らしたり動きやすくしたりしましょう。

ハムスターが亡くなったときの見送り方

ハムスターが亡くなってしまう時のことを考えるのは辛いでしょう。しかし、いつか来るお別れについてあらかじめ知っておくと、いざというときに慌てずに対応できます。

ハムスターの見送り方は主に二つあります。

✔寿命をむかえたハムスターの見送り方
  • 火葬:個別火葬と合同火葬などある
  • 土葬:個人の所有地やペット霊園などで可能

一つは火葬です。値段は個別火葬と合同火葬によって違います。

個別火葬の費用の相場は1万円を超えることがほとんどです。合同火葬は費用は抑えられるものの、遺骨が戻ってこないので注意してください。

もう一つは土葬です。

自己所有の土地や庭へ土葬しましょう。公園や河川敷など公共の場に埋めると法律に違反します。

ハムスターによく見られる4つの死因


ハムスターには寿命まで元気に過ごしてもらいたいものです。しかし寿命だけでなく、様々な原因でハムスターが亡くなってしまうケースも見受けられます。

✔ハムスターによく見られる4つの死因
  1. ストレス
  2. 病気
  3. 飼育環境
  4. 事故

寿命以外でよく見られる死因をあらかじめ把握しておけば、防ぐことができるかもしれません。

ここではハムスターによく見られる4つの死因を解説していきます。

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①ストレス

ハムスターの死因①ストレス

ハムスターはストレスに弱い動物です。特に音・光・気温・匂い・多頭飼育などが原因で、ストレスが引き起こされるとされています。

ハムスターがストレスを感じると、噛む・鳴き声を出す・体を低くする・体がフリーズするなどの行動が出やすいです。

いつもと違う様子や行動が出ているのであれば、ストレスが原因かもしれません。

プチ知識
ムスターはストレスを隠す習性があるので、日頃からハムスターの様子をチェックしてあげてくださいね。
②病気

ハムスターの死因②病気

ハムスターは病気にかかってしまうと進行が早く、発見が少しでも遅れてしまうと、命を落とすことにつながってしまいます。

ストレスと同様に体の不調を隠すことが多いハムスターは、飼い主さんからすると、病気の発見を見つけるのが難しい場合があるかもしれません。

日々ハムスターの様子を観察することで、少しの異変にも気づきやすくなります。

またハムスターが歳をとり始めたら、動物病院で定期的に検診を受けるのもおすすめです。

③飼育環境

ハムスターの死因③飼育環境

✔ハムスターに最適な飼育環境
  • 室温:20~25度
  • 湿度40~60%
  • エアコンやテレビ近くなど音の出る場所を避ける

ハムスターは気温の変化に弱い動物です。

とりわけ寒さに弱く、寒さのあまり仮死状態に陥ることがあります。

これは擬似冬眠と呼ばれ命を落とす状態に向かっているので、特に気温が低下し始める季節は、いつも以上に室温に気をつけてください。

プチ知識
ケージ内の掃除や水替えなどこまめにお世話しましょう!
④事故

ハムスターの死因④事故

ハムスターは目が悪いので、健康なときでも高い場所から落下したり、段差につまづいたりするのが見られがちです。

歳を取ると更に目が悪くなるので、視力低下による事故は発生しやすくなります。老化・視力低下による事故を防ぐためにも、ケージ内の環境を整えてあげましょう。

また、ハムスターは多頭飼いをすると、喧嘩や共食いなどが起きてしまいます。

ハムスターを複数匹飼うときはケージを分けるなどの対応が必要です。

ハムスターがかかりやすい病気7つ


あらかじめどのような病気にかかりやすいのか知っておくと、いざという時に慌てずに対処できるものです。ハムスターがかかりやすい病気を紹介します。

&pet編集部
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病気の疑いがあれば、動物病院で診察してもらいましょう。

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①結膜炎

ハムスターがかかりやすい病気①結膜炎

ハムスターのかかりやすい病気トップというと結膜炎です。

ハムスターの結膜炎は、毛づくろい中に目を傷つけてしまったり、埃やゴミが目の中に入ってしまったりすることで引き起こされます。

また、ケージの床材の交換頻度が不適切で細菌が発生することで、結膜炎になってしまうハムスターも。

結膜炎は、点眼薬や抗生物質で治療できますので、病院へ行って治療しましょう。

プチ知識
ハムスターは結膜炎にかかりやすい!薬で治療可能。
②皮膚病

ハムスターがかかりやすい病気②皮膚病

皮膚病はハムスターがよくかかってしまう病気です。

アレルギー性皮膚炎・ニキビダニ症・細菌性皮膚炎・皮膚真菌症が多く、ダニやアレルギーが原因で皮膚がただれてしまいます。

脱毛・かゆみ・炎症の症状が現れ、治療には塗り薬を使用することが多いです。

床材やケージ内を清潔に保ってあげましょう。

③ストレス性脱毛

ハムスターがかかりやすい病気③ストレス性脱毛

ストレスに弱いハムスターは、ストレスで脱毛することがあります。

ストレス性脱毛は皮膚病を併発する確率が高くなるので、まずはストレスを与えない状況にしてあげることが肝心です。

ハムスターの性格によっては、飼い主さんからかまわれすぎると、ストレスに感じる場合があります。ハムスターの性格に応じて接してあげると良さそうです。

④低体温症

ハムスターがかかりやすい病気④低体温症

寒さに弱いハムスターにとっては死に結びつきかねない病気が低体温症です。

室温が5度以下になると発症確率が上がります。特に、冬場は室温に気を配り、体が冷えていたらゆっくりと抱っこしながら体を温めてあげましょう。

眠った状態が続いたり動かなかったりする場合、すみやかに動物病院の診察をおすすめします。

⑤不正咬合

ハムスターがかかりやすい病気⑤不正咬合

嚙み合わせが悪くなることで体調が悪くなってしまうハムスターもいます。

ハムスターは歯が伸び続ける動物です。そのため、ケージや硬い物をよく噛みます。

しかし、金属製のケージなどをかむと噛み合わせが悪くなり、歯が伸びるスピードが早くなりがちに。

歯が伸びると口の中に傷ができたり炎症が起きたりするので、えさを食べにくくなります。

プチ知識
不正咬合は、体重減少や口の中からの出血の原因の1つ。定期的な健診や治療で対処することがおすすです。
⑥腫瘍

ハムスターがかかりやすい病気⑥腫瘍


ハムスターは1年を過ぎる頃から免疫力が低下し始めます。その頃から腫瘍が発生しやすくなることが多いです。

体を触って硬い部分がある場合は、腫瘍を疑って良いでしょう。発症する原因も様々なので、異変を見つけ次第、すぐに動物病院で診てもらってくださいね。

⑦子宮蓄膿症

ハムスターがかかりやすい病気⑦子宮蓄膿症

子宮蓄膿症はメスのハムスターが1年を過ぎる頃から、発症しやすい病気です。

子宮から血や膿が発生し、排出されます。出血が起きた時点では、病状が進行している確率が高いので、すぐに動物病院へ連れて行ってください。

ハムスターの寿命を伸ばす4つの方法


ハムスターには少しでも長く生きてもらいたいと思う飼い主さんがほとんどでしょう。

少しの気配りで、ハムスターが病気にかかりにくく、また快適に過ごせるコツがあるのです。

ここではハムスターの寿命を伸ばす方法を紹介していきますね。

①えさの与え方に注意する


えさの与え方はハムスターの健康に直結する部分なので、注意してください。

ハムスターはひまわりの種やナッツ類を好み、おやつとして与えている飼い主さんも多いでしょう。しかし、ひまわりの種などは脂肪分が多いので、食べ過ぎると肥満の原因になります。

一回に与える量は3粒程度にとどめておくのが良いようです。

また、ハムスターはえさを巣箱に隠すことがあります。日にちの経ったえさを食べてしまうと、お腹を壊す原因になるので、こまめに巣箱の中も確認してみてください。

②体調チェックを欠かさない

ハムスターは体が小さいので、異変が現れたときには、症状が進んでいるケースが多く見受けられます。

日々体調チェックを行なっていれば、早い段階でハムスターの異変にも気がつきやすいです。注意するポイントは次の表を参考にしてみてください。

チェックする場所 チェックポイント
毛艶 毛艶はあるかどうか、毛づくろいをしているかどうかを確認してください。体調が悪くなると毛づくろいの頻度が少なくなります。
耳が寝ていると元気がない証拠です。健康なハムスターは耳がピンと立っています。
歯が伸びるとえさが食べにくくなったり、不正咬合の原因になります。伸びている場合は動物病院で対処してもらいましょう。
動き 動きが不活発になったり、行動時間帯である夜も眠っている場合は注意が必要です。
食欲 食欲が減っているのは、寿命だけでなく、病気の可能性が考えられます。えさ箱のチェックや食欲があるかどうかは日頃から確認しておきましょう。
排泄物 体調不良になると下痢をしやすくなります。排泄物の観察は、ハムスターの健康のバロメーターです。

③快適に過ごせるよう飼育環境を整える

✔寿命をのばすための飼育環境
  • 室温20~25度・湿度40~60%
  • 床材を週に1度交換(ケージ内を清潔に)
  • ハムスターの苦手な環境因子を除外
&pet編集部
&pet編集部
ケージ内が不衛生にならないようにこまめに掃除してください

ハムスターが快適に過ごせるよう飼育環境を整えると、寿命が伸びることにもつながります。

特にケージ内の小まめな掃除は欠かせません。ケージ内の衛生環境が整っていないと、細菌やカビが発生するため、病気にかかりやすくなります。

また、室温も適切に保ってあげましょう。ハムスターにとって快適な温度は20度〜25度です。夏は熱中症リスクもあるので、通年の室温管理を心がけましょう。

④ストレスを与えない

ハムスターの寿命を伸ばすために何よりも大切なのは、ストレスを与えないことです。

音・光・温度といった飼育環境の悪さはストレス発生の原因になります。静かな環境での飼育や適度に運動させることが、ストレス軽減の秘訣です。

✔ハムスターのストレス因子
  • ドアや玄関など騒音
  • 運動不足
  • 多頭飼い

多頭飼いによるストレスにも注意が必要になります。

特に同性同士は、喧嘩や共食いといった痛ましい事故が発生しやすいです。複数のハムスターを飼っている飼い主さんは、必ずケージを別にするなどの対策を行なってください。

歳とったハムスターの飼育で注意するポイント4つ


ハムスターが歳をとってきたら、飼育方法を少し変えてあげると良いでしょう。

体力が落ちてくると、元気な頃にできていたことが段々とできなくなるのは、ハムスターも人間も同じです。

ここからは歳とったハムスターをお世話する際の4つのポイントを説明していきますね。

①ブラッシング


皮膚病予防のために、ブラッシングをしてあげましょう。

若い頃は毛づくろいを自分で行うので問題はありません。しかし、体力が落ちてきたり体調不良の場合は、毛づくろいをしなくなります。

歳をとってきたら、飼い主さんが小まめにブラッシングしてあげてください。

&pet編集部
&pet編集部
ブラッシングには人間の歯ブラシが便利です。

②爪を切る


引用元:三ツ池動物病院チャンネル

ハムスターによって爪を切ることも健康に長寿を迎えるために必要な処置になることがあります。

外を動き回っている野生のハムスターなら、爪は自然と短くなる傾向に。ペットのハムスターでも、回し車などで運動をよくすると、爪が伸びるのを遅らせることが可能です。

ただ、歳をとったハムスターは運動量が落ちるので、定期的に動物病院で爪を切ってもらってください。

&pet編集部
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ハムスターの爪はとても小さいので、動画のように病院で処置してもらう方が安心です。

③ケージ内の高低差をなくす

ケージ内に高低差があると、落下したりつまづいたりして、骨折の原因につながります。

元々目があまり良くないハムスターは、歳をとると更に見えにくくなることがほとんどです。

回し車を取り除いたり、えさ箱を高さがないものに変えてあげたり、水を飲みやすくしたりするなど、年齢に応じてケージ内を整えることをおすすめします。

④床材を増やす


床材を多めに入れてふかふかにすると、安定して歩きやすくなります。

床材はハムスターの体がすっぽりと隠れるくらい入れてあげると、歩きやすいだけでなく、ハムスターが安心するようです。

まとめ

ハムスター 寿命

ハムスターは飼ってはいけないと言われがちな動物です。確かに他のペットと比べると寿命が短いので、飼い始めても、数年でお別れのときが来てしまうのは避けられません。

しかしハムスターの寿命について理解して、寿命を縮めないような飼育をすることで、ハムスターは少しでも長生きできるでしょう。

ハムスターと飼い主さんが楽しい時間を長く過ごせるよう、ハムスターのお世話をしっかりと行なってくださいね。

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