犬 膝の上で寝る
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犬が膝の上で寝る理由って何かあるのかな?

犬が膝の上で寝ていると飼い主も癒され、幸せな時間になることでしょう。

しかし犬は、家族の中でも特定の飼い主の膝の上で寝ることが多いようです。

ではなぜ、その飼い主だけなのでしょうか。また膝の上で寝るためには、どのようなことをしたらいいでしょうか。

今回は「犬が膝の上で寝る理由」を解説していきます。

&pet編集部
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犬が膝の上で寝るのをやめさせた方がいい場合もあるので、参考にしてみてください。
✔この記事でわかること
  • 犬が膝の上で寝る理由
  • 寝る体勢からわかる犬の気持ち
  • 膝の上で寝るためのコツ

Contents


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犬が膝の上で寝る理由

犬が膝の上で寝るのには、どのような理由があるのでしょうか。

以下にて飼い主に伝えたい犬の気持ちをご紹介していきます。

①飼い主に甘えたいから

犬は飼い主と一緒にいるのが大好きな動物なため、甘えん坊の犬が多く、撫でてほしい時などに膝の上で寝ることがあります。

犬の知能は人間に例えると2〜3歳くらいとも言われているので、膝の上に寝ると撫でてもらえることを理解しているのでしょう。

さらに膝の上に寝ると飼い主を独占できるというメリットも生まれ、安心感と人の温もりからそのまま眠りについてしまうこともあります。

膝の上で寝ることは、犬と飼い主にとって最高のスキンシップとなるので、無理に起こしたりしないようにしましょう。

飼い主以外(他人)の膝の上で寝るのはなぜ?

時に、飼い主以外(他人)の膝の上で寝る犬もいます。

犬は寝る人を選ぶと同時に、快適に寝られる場所も選んでいるので、一緒に寝ても邪魔してこない人や、気温やベッドの質が好みの場所で寝ている人のところに寄ってきます。

さらに、おおらかで社交的な犬であれば、来客した人の性格を見抜き、一緒に寝たがる子もいるでしょう。

&pet編集部
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しかし飼い主が一番であるのは変わりないので、イタズラなどをしないようにしましょう。

②安心やリラックスがしたいから

犬は、雷や花火、他の動物と遭遇した時など、不安に感じる出来事があった際、安心を得ようと膝の上で寝ることがあります。

信頼できる飼い主に最も近い場所であり、温もりや大好きな声が聞こえる場所なので、膝の上に登ってきた際は優しく声をかけたり撫でてあげたりしましょう。

そうすることで犬はリラックスすることができ、さらにより信頼関係も強まります。

③寒いから温まりたい

犬の体は毛で覆われているため、ちょっとした冷えなら平気と感じる子が多いですが、我慢できないほど寒い季節となると膝の上に登り、温まりながら寝る犬もいます。

膝の上で寝ることによって飼い主の温もりを感じられ、さらに飼い主が使っていた毛布で、嗅覚からも安心感が得られ眠ってしまうこともあります。

とくに小型犬のチワワやトイプードルは寒さに弱い犬種のため、震えながら膝の上で寝る仕草を見せてきた際は、部屋の設定温度も調節してあげましょう。

④子犬の頃からの習慣だから

成犬になってからも飼い主の膝の上で寝るのは、子犬の頃の習慣が今でも続いていることが考えられます。

子犬の頃は、寂しさや甘えから飼い主にべったりで、寝るときも体の小ささから膝の上で寝る子もいたでしょう。

しかし犬は、人間の子のような自立は見られないため、何歳になっても甘えん坊であり、子犬の頃のように膝の上で寝ようとしてきます。

そのため、体の大きい成犬や老犬になっても飼い主の膝の上で寝ようとしてくるのです。

&pet編集部
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安心できる場所でもあるので、無理に引き離したりなどはしないようにしましょう。

⑤自分の匂いを付けたいから

犬は自分の縄張りを主張するために膝の上に寝て、匂いを飼い主や物に付けようとします。

犬の嗅覚は人間の3000倍以上あるとも言われているので、本能として匂いを付ける行動を取るのでしょう。

そのため、飼い主が新品の服などを着ると犬は匂いを付けようとしてくるので、大事な服などの場合は匂いを付けられないよう着替えてから会うのをおすすめします。

⑥飼い主ともっと仲良くなりたいから

犬は飼い主ともっと仲良くなりたいと思うときこそ、膝の上で寝たりします。

信頼しているからこそ常に体を密着させたいと考えているため、「信頼してるよ」「もっと仲良くなりたいよ」といったメッセージでもあります。

犬が膝の上で寝るような仕草を見せてきたら邪魔はせず、友好関係をより築くためのスキンシップとして撫でてあげたりしましょう。

犬が膝の上で寝る心理【体勢別】

犬が膝の上で寝る際に、体勢でも気持ちを読み取ることができます。

ぜひ参考にしていただき、愛犬がいつも寝る時に取る体勢と比較してみましょう。

①丸くなって膝の上で寝ている

犬が膝の上で丸くなって寝るのは、寒い場合や恐怖で不安な思いをしている時などが考えられます。

犬が丸くなるのは、急所である腹部を守る行為でもあるため、本能からきている体勢でもあります。

恐怖からなのか寒さからなのか、丸くなって寝ている時の犬の感情を読み取り、リラックスできるよう工夫してあげましょう。

また、子犬やお家にきたばかりの犬の方が、丸くなって寝る傾向にあります。緊張や警戒心が解けるよう膝の上で寝る際は安心できるよう撫でたり声をかけてあげたりしましょう。

②膝の上で横を向いて寝ている

犬にとって横向きで寝るのは楽な姿勢であり、リラックスしていると言えます。

飼い主の膝の上で安心できている証拠で、熟睡している場合が多いでしょう。そんな時はゆっくり寝かせてあげてください。

また、横向きのまま片足を上げ、お腹を見せた状態で寝ていることもあります。その場合はお腹の部分から熱を逃しているので、その部屋が暑いのかもしれません。

犬は体内の熱を逃すのが苦手であり、飼い主の温もりも感じているので、少しだけ室温を下げるなどをし調節をしてあげましょう。

③膝の上で仰向けになって寝ている

犬が仰向けのまま膝の上で寝るのは、最高にリラックスした状態を表しています。

仰向けは別名「ヘソ天」とも呼ばれており、急所であるお腹を見せられるほど気を許している体勢と言えるでしょう。

飼い主を信頼している証拠でもあり、なかなか普段は見れない体勢でもあるので癒されますね。

そんな貴重な体勢ですがお腹を出しているため健康をチェックをする良い機会です。お腹にしこりがないかや、皮膚が炎症していないか、性器部分は清潔に保てているかなど確認してみてください。

犬が膝の上で寝るメリット

犬が膝の上で寝る際に生まれるメリットは、犬と飼い主の両方にあります。

お互いが感じるメリットを参考に、犬との生活をもっと楽しみましょう。

①犬が安心して寝れる

犬が膝の上で寝ることの一番のメリットは安心感を与えられることです。

犬は不安に思うことが多い動物なので、飼い主と密着できる膝の上は、安心して眠れる場所なのです。

さらに何度も膝の上で寝かせることにより、飼い主との信頼感が生まれます。

無理に降ろさせず、ゆっくりとした時間を愛犬と一緒に過ごしましょう。

②飼い主が癒される

犬が膝の上で寝ることによって得られるメリットは、飼い主にもあります。

犬をペットにすると幸せホルモンが分泌されストレスが低下すると言われています。そのため、犬が膝の上で寝ることにより、可愛さと幸せな感情から癒しを得ることができるでしょう。

また、言葉を話せない犬からの信頼アピールでもある仰向けを見ることができれば、飼い主は最高に嬉しい感情と共に、さらなる癒しを得られるでしょう。

犬が膝の上で寝るデメリット

犬が膝の上で寝る際、あらゆるデメリットも生じてしまうので、以下を参考にしてみましょう。

①飼い主が寝不足になる可能性がある

犬が膝の上で寝るのが習慣化され、そのまま飼い主も一緒に寝てしまうと寝不足になる可能性があります。

実際に、犬と一緒に寝ることで睡眠の質が落ちたという報告もされており、飼い主が眠っている間に犬が動いたり、犬のために室温を調節しすぎでしまったりなど、愛犬を優先しすぎないようにしましょう。

寝不足になってしまっては、飼い主の体調が乱れ、愛犬の生活にも支障が出てしまいます。

飼い主が睡眠不足などになった場合は、ケージなどを利用して一緒に寝る頻度を減らすのも一つの方法です。

②動けない

犬を膝の上で寝かせていると、飼い主は身動きができなくなり体を痛めてしまうなんてこともあります。

小型犬や子犬であれば10㎏未満なのでそれほど重みを感じませんが、大型犬の成犬となると人間の子供ほどの体重にもなるので、長時間膝の上で寝かせるのは控えましょう。

さらに、膝の上で寝てしまうとやろうと思っていた家事や勉強なども手につかなくなる場合があるので、ある程度寝かせたら犬を優しく降ろすことも大切です。

&pet編集部
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犬を優先しすぎると何も手がつかなくなってしまうので注意しましょう。

③犬の毛がつく

犬によって抜け毛の量は違いますが、膝の上で寝ることにより飼い主の服に毛が必ずといっていいほど付きます。

アレルギーが少しでもある方は、抜け毛などで症状が悪化してしまう可能性があります。

家の中を清潔に保つためにも犬が膝の上から降りた後は、服に付いた毛を取り除きましょう。

✔抜け毛が多い犬種
  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバー
  • 柴犬
  • ビーグル
  • コーギー

④犬が膝から落ちてケガをする可能性がある

飼い主が注意をしていても、膝の上から犬が落ちてしまい怪我をしてしまうなんてことも考えられます。

さらに小型犬や子犬であれば、落ちた後に踏まれてしまうなんてこともあり得ます。

一緒に寝る際は、安全を確保してからにしましょう。

⑤寝ている間に犬から攻撃される可能性がある

人間同様、犬も睡眠を邪魔されると不快に感じます。

一緒に寝ている飼い主の無意識な動きが犬を驚かせ、人に攻撃してしまうこともあります。

愛犬の性格を理解し、しっかりと信頼し合える中であることを確認してから一緒に寝るようにしましょう。

膝の上で寝るのをやめさせた方がいい場合

基本的に膝の上で寝る行為は、コミュニケーションの1つなのでやめさせる必要はありません。

しかし中には自分の主張が激しすぎる犬や、離れようとすると怒り出す犬もいます。

犬にも膝の上で寝ていたい理由はありますが、しつけのためにもやめさせなければならない時もあるので、解決策も兼ねてご紹介していきます。

マウンティングのような優位主張をしたとき

犬が膝の上で寝ている際にどかそうとすると、ものすごい勢いで怒る犬もいます。

それは「膝の上にいる自分の方が飼い主より上だ」と思っている場合が多く、関係性からくるマウンティングの意味合いが強いです。

膝の上にいる愛犬を降ろそうとした際に「唸る」「吠える」「噛み付く」といった行為が見られた場合は、普段の接し方やしつけを見直しましょう。

例えば散歩の際に飼い主が先に歩くようにしたり、家に入る際も犬よりも飼い主が先に入るといった些細なことでも上下関係は変わってくるので、少しずつ始めてみることをおすすめします。

犬の不安症が疑われるとき

膝の上に寝ている犬を降ろそうとした際、離れようとしなかったり暴れたりする犬は、「不安症」の可能性があります。

犬の不安症は、飼い主がいないと常に不安になってしまい、長時間吠え続けたり物を破損してしまったりする不安障害の1つです。

飼い主がいない時に発症するので、1人でいることに慣れさせるためにも膝の上で寝かせるのはやめておきましょう。

不安症は飼い主がいなくなってしまう恐怖心から来ているので、飼い主が外出しても必ず帰ってくるということを覚えさせる練習などを行ってみてください。

&pet編集部
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余計不安にさせてしまうように思えますが、膝の上で寝ること以外で安心させる方法を試してみましょう。

自動車の運転中

自動車の運転中に犬を膝の上に乗せるのは危険なのでやめましょう。

運転に慣れているからといって、犬を膝の上に乗せてしまうと思わぬ行動から操作を誤り、大事故に繋がりかねません。

周りの人に迷惑をかけないのはもちろん、愛犬と自分を守るためにも安全運転が大切です。

そのためにも、ケージや犬用のシートベルトなどを利用し安心安全な運転ができるよう工夫しましょう。

犬が膝の上で寝るほどなつくコツ6選

犬は飼い主だからと言って必ず膝の上で寝る訳ではありません。

そのため「犬が膝の上で寝てくれるためには、どうしたらいいの?」とお悩みの飼い主も多いはず。

しかし犬にも膝の上で寝たい理由があるため、飼い主はそれに応えるような工夫をする必要があります。

膝の上で寝るほどなつく方法でもあるので、ぜひ以下の6つのコツを試してみましょう。

①犬がリラックスできる環境を作る

犬が寝られる環境づくりをしましょう。

膝の上で寝てもらう前に、まずは犬にとって快適に眠れる部屋なのかを確認します。

居心地のいい部屋でなければ人間同様、犬も居続けたくないので、部屋作りから工夫していきましょう。

✔犬にとって快適な部屋の例
  • 温度や湿度が犬にとって居心地のいい部屋
  • 適度な風が吹き抜ける部屋
  • 匂いが気にならない部屋

②スキンシップやコミュニケーションで信頼関係を作る

犬が膝の上に寝てくれるためには、まず信頼関係を得る必要があり、普段からスキンシップやコミュニケーションを取るよう心がけましょう。

信頼関係を得るために日頃からできるコミュニケーションは以下のようなものがあります。

✔犬との信頼関係を深めるコミュニケーション
  • 日頃から優しく声をかける
  • 生活リズムを同じにしルールやしつけを教える
  • しつけを守ったらおやつをあげる
  • 一緒にトレーニングや散歩に出かける

その他にも犬が好むコミュニケーション方法はたくさんありますが、人間同様犬にも好き嫌いはあるので、何をしたら喜ぶのかなどを少しずつ探してみてはいかがでしょうか。

 

③撫でたりマッサージをして安心感を与える

犬は基本的に撫でられたりマッサージをしてもらったりすると安心する動物です。

寝る前に撫でてあげることでリラックス効果が生まれ、より親密度を上がるでしょう。

しかし信頼関係がないまま頭を撫でられたり、長時間撫で続けられるを嫌がったりする子もいるので、様子を見ながら試してみてください。

④いびきや寝言を改善する

犬は人間のいびきや寝言を嫌う傾向にあります。

聴覚が発達している理由もあげられますが、神経質な犬もいるため、静かに眠っている人の側で寝ることが多いようです。

さらに寝相の悪い人間の側でも寝たがらない犬も多いです。

寝返りが多い人や、夜トイレに立ち上がるような人の膝の上では寝られないので、犬は学習をして近寄らなくなってしまうでしょう。

&pet編集部
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飼い主自身の睡眠向上のためにも、まずはいびきを治すところから始めてみてはいかがでしょうか。

⑤無理やり膝に乗せるのはNG

どうしても膝の上で寝てもらいたいからといって、無理に誘導するのはやめましょう。

誰しも無理やり引っ張られたり、近くにいたくないのに側に来られたりしたらストレスでしかありません。

飼い主の気持ちだけではなく、犬の気持ちも理解してあげることが大切です。

仲良くなりたい気持ちもわかりますが、しつこいと嫌われてしまうので程々にしておきましょう。

⑥犬を優先しすぎない

犬の眠りを妨げないよう動かないでいたら体を痛めてしまったり、犬が寒い思いをしないように自分の布団をかけて過ごしたら風邪をひいてしまったりなど、犬を優先しすぎる生活は控えましょう。

優先しすぎると上下関係も乱れてしまい、仲良くなるどころか「自分の方が上だ」と犬が勘違いしてしまう可能性もあります。

しっかりとコミュニケーションをとっていれば仲良くなれるので、飼い主自身も自分のことを大切にしながら過ごしていきましょう。

犬が膝の上で寝る理由

犬 膝の上で寝る

犬が膝の上で寝るのは、飼い主との信頼関係から成り立っており、甘えられて居心地がよく安心できる場所であるからという理由が挙げられます。

膝の上で寝てほしい場合は、日頃からのコミュニケーションやスキンシップで親密になる必要があるので、日頃から優しく声をかけるなどを行なっていきましょう。

しかし、中には「自分の方が上だ」とマウンティングをとってくる犬や、飼い主がいないと不安で仕方ないという犬もいるため、しつけのためにも引き離す必要がある場合もあります。

犬と飼い主の両方の気持ちを尊重させながら、共に生活していきましょう。

 

 

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