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爬虫類を買いたいけど、他のペットよりもお世話や管理が大変そうと思う方も多いですよね。
そんな方には、世界中で大人気のコーンスネークがおすすめ。
今回は、初心者でも飼いやすいと言われている、コーンスネークの特徴や飼う時のポイントなどをご紹介します。
- コーンスネークの特徴やモルフ(種類)
- コーンスネークを飼育する時に準備するものや基本の考え方
- コーンスネークを飼う時の注意ポイント
爬虫類をペットとして考えている人や、コーンスネークに興味がある人は、ぜひご参考にしてください。
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コーンスネークってどんなヘビ?
コーンスネークって大人気のヘビと言われていますが、一体どんなヘビなのでしょうか。
実はコーンスネークには、他のヘビとは違う特性がたくさんあります。
まずは、ペットとして飼う前に、コーンスネークがどんなヘビなのか、理解を深めることが大切です。
ここからは、コーンスネークの特徴をご紹介します。
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大きさや特徴
一般的にコーンスネークは成体になると、平均して100cm~150㎝ほどの大きさになる、小さい部類のヘビです。
そこまで大きくはないので、一般家庭でも普通の大きさのゲージで管理もしやすそうですよね。
またコーンスネークには毒性がないため、ペットとしても飼いやすいのが特徴。
ただし、もちろん噛まれると痛みは強いので、餌を与える時などには注意は必要です。
原産国
コーンスネークは、北アメリカ原産のナミヘビの仲間です。
昔からペットとして飼育されている歴史も長く、今では世界中で人気を誇るヘビの1つと言われることも。
現在流通しているコーンスネークは、野生の個体ではなく、品種改良された個体がほとんどです。
コーンスネークに種類やモルフ(品種)が多いのは、品種改良されたコーンスネークが大多数を占めているからと言われています。
性格や寿命
コーンスネークは、ヘビの中でも温厚な性格で噛み付くことが少ないのが特徴です。
そのため、初心者でもハンドリングも容易にしやすく、温厚な性格が飼いやすいと言われている理由の1つですね。
また、個体によって差はあるものの、コーンスネークの平均寿命は約10年。
コーンスネークは体が比較的丈夫なので、適切な飼育環境下では長生きさせやすいヘビになります。
値段
コーンスネークの平均的な値段は、1匹当たり10,000円~15,000円前後が相場です。
ただし、モルフ(品種)によって若干値段が変わるので注意しましょう。
例えばノーマル系であれば10,000円程度ですが、人気のあるスノー系では20,000円程度する個体も。
コーンスネークはモルフ(品種)が多いので、自分の好みと料金のバランスを考えて購入を検討しましょう。
100cm~150cmほどの大きさに成長。
寿命は10年ほど。
コーンスネークが大人気の理由は?
世界中で広く飼育されているヘビの代表格であるコーンスネーク。
これだけ世界中の幅広い地域で、人気の誇っているのはすごいことですよね。
しかし、それだけ人気を誇る理由はコーンスネークのどこにあるのでしょうか。
ここからはコーンスネークの人気の理由をご紹介します。
【コーンスネークが大人気の理由】
順応性が高くペット向きだから
ヘビはとてもデリケートな動物なので、ペットとして飼うのが難しいことでも知られています。
しかし、コーンスネークは環境変化に強く、順応性が高いので、拒食症になることも少ないと言われています
ただし、コーンスネークも順応性が高いとはいえ、デリケートなヘビであることには変わりありません。
コーンスネークが快適に過ごせるように、必要なお世話はしっかりしてあげましょう。
【コーンスネークが大人気の理由】
穏やかな性格
コーンスネークは温厚な性格で知られているので、初心者でもハンドリングも容易にできます。
また、現在流通しているコーンスネークは、ほとんどが生まれてから飼育環境下で育てられたヘビばかり。
そのため、野生のヘビと違い、不用意に噛んだり、敵対心の強い個体が少ないのです
ただし、穏やかな性格だからと言って、決して噛まないわけではないので、不必要な刺激は与えないようにしましょう。
【コーンスネークが大人気の理由】
飼育コストが低い
ヘビの飼育コストの大半は、温度と湿度調節などの電気代だと言われています。
そのため、電気代の消費量は、管理するゲージの大きさやヘビの体の大きさ次第です。
その点で、体の小さなコーススネークでは、用意するゲージも小さく温度や実度調節の機能も、体の大きなヘビと比べると安くなる傾向に。
また、体の小さなコーンスネークは、必要な餌の量も少なめなので、トータルコストは安くなることが多いのです。
【コーンスネークが大人気の理由】
静かで臭わない
犬や猫などの一般的なペットの場合、走り回ったり鳴き声を発するなど、騒音が気になることもありますよね。
しかし、コーンスネークでは、物音や鳴き声の心配がなく、騒音のリスク管理は抜群です。
また体の小さいコーンスネークは、糞の量も少なく、臭いも気になりにくい傾向に。
もちろん、糞の対応は必要ですが、臭いなどの消臭ケアの頻度は少なくなります。
コーンスネークのモルフ(品種)
ハンドリングしやすく、コストも安いコーンスネークは世界中で大人気です。
ただし、人気の理由はそれだけでなく、モルフ(品種)が多いことも理由のひとつ。
そのため、様々な色や模様のコーンスネークの中から、お気に入りの個体を選べるのも魅力的です。
ここからは、具体的に人気の高いコーンスネークのモルフをそれぞれご紹介します。
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コーンスネークのモルフ①
オケッティ
☆新入荷☆
コーンスネーク
オケッティhetパルメットお問い合わせの多いパルメット
のヘテロ持ちが2匹!
ペアでぜひ pic.twitter.com/y31fRzaslU— ぱぽ10/29出店⇒気分は上々98 (@papo_nagasaki) January 23, 2023
オケッティは、濃いオレンジの地色に強い赤のブロッチ、そして黒色の縁取りが特徴的な色鮮やかなコーンスネーク。
メリハリのある色合いが、色鮮やかな色彩を生み出し、幅広い人気を呼んでいます。
色鮮やかなオケッティは、長い時間と世代をかけた選別交配によって、1950年代に生み出された最も古いモルフ。
ちなみに、成体に近づくにつれて、オレンジや赤色がより強く発色する傾向があることも特徴です。
コーンスネークのモルフ②
アメラニ
コーンスネーク
アメラニ 所謂サングロー pic.twitter.com/YrZl2JdSN0— 桔梗屋 (@E0PSn37ZiWfEY4S) April 19, 2023
アメラニは、コーンスネークの中では、ノーマルタイプの次に流通量が多いモルフです。
ノーマルから黒い色素が欠乏した状態の体色がアメラニの特徴です。
別名ではアメラ二スティックやアルビノという呼び名も。
体色だけでなく、真っ赤な赤い目が特徴的で、華やかな色合いが女性の間でも大人気のモルフです。
コーンスネークのモルフ③
アメリ
わ、我が家にコーンスネークのアメリが仲間入りだ〜!!!
名前は飴丸(あめまる)です。よろしくなあめまるー!!#コーンスネーク #アルビノ #アメリ pic.twitter.com/fAP4eerhyY— だま (@AsaItchi) August 9, 2023
アメリは、グレーの体色に黒いマダラ模様が特徴的なコーンスネーク。
アメラニとは反対に、赤い色素が欠乏しているため、グレーの体色になっています。
黒とグレーのモノトーンの色合いが落ち着いていて、とてもかっこいいという声がとても多いのが特徴。
落ち着いた色合いが男性にも大人気のコーンスネークです。
コーンスネークのモルフ④
ブラッドレッド
コーンスネーク今日も顔面偏差値高い系ブラッドレッド pic.twitter.com/nxEm6gh5Dg
— もちこ@へびマルシェでるよ (@hebi_mochi) February 22, 2023
ブラッドレットは名前の通り、全身が赤く腹部の斑点も消失しているのが特徴的なコーンスネーク。
幼少期の時には頭部辺りが白くなることもありますが、成体になるにつれて赤みが濃くなっていきます。
他のヘビにはない赤い体がかっこいいという声もヘビ好きの中では定番です
昔はブラッドレッドは体が弱いという意見もあったものの、現在は流通量も増えており、そのような個体は少なくなっています。
コーンスネークのモルフ⑤
スノー
可愛いコーンスネークのスノーです。 pic.twitter.com/c8hP2jTPGb
— (マスドラBARエンター) (@MOD_yokohama) July 11, 2019
スノーは雪のように真っ白な体が特徴的なコーンスネーク。
真っ白な体は、黒色色素と赤色色素の2種類の色素が存在しない、アルビノタイプです。
ただし、小さい時は真っ白い体で生まれてきますが、成長するにつれて、少し黄色がかった色に変化する個体もいます。
逆に幼少期には少しの斑紋が残っているものの、成体に近づくに連れてほとんど消失します。
コーンスネークのモルフ⑥
ゴースト
【新入荷】#コーンスネーク
ゴースト pic.twitter.com/2PmHlDsGha— Repti bug【公式】10/22東北ペットフェス出店 (@Repti_bug) September 27, 2023
ねずみ色がベースの体に、薄い赤色の斑点模様が入っているコーンスネークがゴーストです。
ゴーストは、体にストライプの線が4本あることから、ストライプゴーストとも呼ばれることも。
この特徴的な体は、アネリとハイポの交配により誕生しているため、成体に近づくにつれて少し白みが増していきます。
野生感のあるストライプの模様から、ワイルドで強そうな印象を与えるコーンスネークです。
コーンスネークを飼育するために準備するもの
コーンスネークはいかに飼育しやすいと言っても、センシティブなヘビの1種であることには変わりありません。
そのために、ストレスを少しでも減らせるように、しっかりと環境を整えてお世話をする必要はありますよね。
しかし、飼い始めるためには一体何を準備すれば良いか分からない人も多いはず。
ここからはコーンスネークを買うために必要なものをご紹介します。
飼育ゲージ
引用:Amazon
まずは、コーンスネークが生活するスペースになる飼育ゲージは必ず用意しましょう。45cmx90cmほどの面積のケージがおすすめです。
ちなみに、小さいコーンスネークでも、成体になれば最大で1.5m程度まで成長します。
幼少期であれば簡易的に小さめのケージでも構いませんが、成長に応じて適切なサイズのゲージを用意してあげましょう。
水入れ
引用:Amazon
コーンスネークは、水分補給をするための水を置く場所として、水入れは必要になります。
ちなみに乾燥状態から皮膚を守ると言った目的で、水入れの水で水浴びをしていることも。
そのため、コーンスネークがとぐろを巻いた状態でも全身が浸れるくらいの大きさの水入れを用意しましょう。
また古くなった水は体調不良の原因になるので、適度にきれいな水に交換してあげましょう。
床材
引用:Amazon
床材は必須ではないものの、保温や保湿の観点からあった方が良いとされています。
- 自然素材:針葉樹・広葉樹のチップ
- レイアウト用:デザートサンド・ソイル
- 取り換え簡単な床材:マット・ペットシーツ
チップを選ぶなら、誤飲しても問題ないサイズやスネーク用を選びましょう。
また、床材は、部分的な掃除ができ、乾燥しやすい素材を選択しましょう。
ダニなどが繁殖してコーンスネークの健康を損ねる原因にならないよう、床材を清潔にキープする必要があります。
保温器具
引用:Amazon
ヘビは基本的に変温動物なので、飼育環境下での気温がとても重要になります。
特に問題がなければ、日常的には可能な限り、26℃から30℃程度で管理してあげましょう。
ただし、冬の冬眠の時期では、20℃程度の気温で維持してあげることが重要なポイントです。
日本の寒い冬では保温器具なしで20℃を維持することは難しいので、ヘビのためにも保温器具は適切に活用してあげましょう。
シェルター
引用:Amazon
コーンスネークは、空腹時以外は基本的に物陰に隠れていることがほとんど。
隠れるスペースを与えなければ、逆にコーンスネークにとってストレスになることもあります。
特に飼い始めで環境に慣れていない時には、シェルターを用意してあげるだけで食欲が回復することも。
イメージよりも小さめで構わないので、必ずシェルターは用意してあげましょう。
100均グッズでコーンスネークを飼育できる?
引用元:はっさくちゃんねる
コーンスネークにベストな飼育環境を整えるためには、数万円必要ということが分かりました。
ただ、まだ小さいコーンスネークなら、小さめの飼育ケージでも大丈夫です。そこで、100均グッズでコーンスネークの飼育環境を整えた動画をご紹介します。
コーンスネーク用に開発されてはいないので、ちょっとした隙間やフタの外れやすさなどで脱走するケースも。
幼体コーンスネークを小さな場所で飼う初期環境は100均グッズでもできなくはないという参考になります。後々、大きなケージを用意する必要はあることは理解しておきましょう。
コーンスネークの飼育の基本とは
引用元:へび子ch. - Pizzeria Reptiles -
上記は、コーンスネークだけではなく多彩なヘビを飼育するユーチューバーの動画です。コーンスネークの飼い方が目次付きで紹介されているので、参考にしてください。
というのも、初心者向きなコーンスネークも、ペットとして飼う前に、まずは飼育の基本を理解しておくことは大切だからです。
ここからは、コーンスネークの飼育の基本をいくつかご紹介します。
餌の基本はマウスを与える
コーンスネークの餌は、マウスが最も適していると言われています。
理由は、マウスは小さい体にも関わらず完全栄養食だから。
ヘビはマウスを与えるだけで、基本的には必要な栄養素のほとんどどを網羅することが可能に。
家庭では生きたマウスの用意は難しいので、冷凍マウスを上手く活用しましょう。
水入れの水はこまめに交換
コーンスネークの飼育に水入れは必要不可欠です。
そのため、ヘビにとっての生命線でもある水入れの水が汚ければ、ヘビの体調不良にも繋がる可能性も。
ヘビの健康を守るためにも、水入れの水はこまめに入れ替えて、清潔さを保ちましょう。
糞の交換はこまめに行う
ヘビに限らず、ペットの健康を守るためにも、糞の交換はこまめに行いましょう。
糞が至る所に転がっていると、そもそも不潔ですし、感染症など新たな病気に繋がることも。
ただし、コーンスネークの糞は少量で臭いもしないこともほとんど。
そのため、気づかないことも多いので、こまめなチェックを忘れないことが大切です。
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コーンスネーク飼育の注意ポイント
コーンスネークは、他のペットと同じように、飼育に際して注意すべきポイントはいくつかあります。
特に飼いやすいと言ってもヘビであること変わりないので、拒食症などを防ぐためにも、飼育環境への配慮は注意しなければいけません。
しかし、具体的にどこに気をつけるべきなのか、分からない人もいるはず。
ここからは、分かりやすく飼育の注意ポイントを具体的にご紹介します。
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必ず単独飼育でお世話をする
コーンスネークは、基本的に単独飼育がおすすめです。
理由は、多頭飼いをすると、ストレスを感じ病気になってしまうから。
共食いや他のヘビを傷つけることはほとんどありません。
ただし、ヘビはデリケートな動物なので、少しのストレスで拒食症などの病気になることも多いので気をつけましょう。
触りすぎに注意する
コーンスネークは温厚な性格から、ハンドリングが簡単なヘビとして知られています。
ただし、ハンドリングしやすいからといって、ベタベタと触り過ぎには注意が必要。
触り過ぎによるストレスが、拒食症などの原因になることもありますからね。
ストレスを与えないように、コーンスネークとは適度な距離感は保ってあげるようにしましょう。
脱走をしないようにゲージで管理する
コーンスネークが脱走しないように、ゲージの管理はしっかり行いましょう。
一度脱走してしまうと、狭い場所が好きなヘビを探し出すのは大変です。
脱走して良いことはありませんので、必ずゲージは厳重に管理するよう注意してください。
温度・湿度に注意する
コーンスネークは、通常であれば26度から30度の室温で、冬眠の際は20℃の室温が目安。
ただし、四季のある日本では、この室温や適度な湿度を維持するのは容易ではありません。
そのため、温度計や湿度計を設置して、こまめにゲージ内で調整してあげることが大切。
過ごしやすい環境を整備してあげるためにも、温度計や湿度計はできるだけ用意してあげましょう。
病気に注意する
コーンスネークによくある病気は、脱皮不全やマウスロットです。
脱皮不全の場合は、低湿度や寄生虫が原因の可能性があるので、コーンスネークの様子を注意深く観察して対応しましょう。
マウスロットでは、口の周辺に粘液が溜まり、エサを全く食べられなくなる場合も。
マウスロットをはじめ、脱皮不全などで、万が一でも異変を感じた場合には、はやめに病院にいきましょう。
ポイントを押さえてコーンスネークを飼い始めよう
今回は、ペットのヘビの中では大人気のコーンスネークをご紹介しました。
小さくて飼いやすく初心者向きではあるものの、注意すべきポイントはいくつかありました。
- コーンスネークは、飼いやすさやモルフ(品種)が多く、人気が高い
- コーンスネークを飼う前に、準備すべきものや飼育の基本は抑えておく
- 飼いやすいコーンスネークであっても、ストレスを与えない飼育環境が大切
コーンスネークもデリケートなヘビの1種類なので、ストレスを与えない飼育環境の整備が大切です。
コーンスネークを飼い始める際には、しっかりと準備をして温かく迎えてあげましょう。