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その中でもチョコレートは猫にとって中毒症状を引き起こしてしまう食べ物の1つで、猫が食べたり舐めたりしないよう十分気をつけなければなりません。
- 猫がチョコを食べてはダメな理由
- 猫がチョコを食べた時の致死量や危険な量
- 猫がチョコを食べた時に見せる症状
その他にもこの記事では、猫がチョコレートを食べた時の対処法やチョコレート以外で猫に危険を及ぼす食べ物についても紹介します。
Contents
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猫がチョコを食べてはダメな3つの理由
チョコレートは猫にとって危険な食べ物です。とはいえ、つい少しくらいなら大丈夫だろうと思ってなめさせてしまう飼い主さんがいるかもしれません。
しかし、猫がチョコレートを食べてしまうと、中毒症状・パッケージの誤食・体内器官への悪影響などの発生は高確率!
まず、猫にとって危険な理由を詳しく解説します。
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【猫がチョコを食べてはダメな理由】
①中毒症状を引き起こす
チョコレートに含まれる成分は猫にとって毒になってしまいます。次の2つが中毒症状を引き起こす成分です。
- カフェイン
- テオブロミン
少量のチョコレートでも猫が中毒症状になってしまうのは、上記2つの成分が含まれているからです。興奮状態に陥りやすくなるだけでなく、呼吸の乱れ・神経過敏・重篤な症状に繋がる恐れがあります。
特にテオブロミンは少量でも動物に影響を及ぼす効果を持っているので、少しなめただけでも猫の体にかなりの負担がかかってしまいます。
【猫がチョコを食べてはダメな理由】
②パッケージを食べてしまう
パッケージを誤って食べてしまうことも心配です。チョコレートを包んでいるビニールやアルミには、チョコレートの香りだけでなくチョコレートに含まれる脂肪分の香りもついています。
猫は本来甘いものに興味を持ちません。バターやクリームの脂肪分の香りを好む場合があります。
脂肪分の香りを嗅いだり、なめようとしたりするうちにパッケージを誤食してしまうことが起こりえるので、パッケージや包装紙はすぐに片付けるようにしましょう。
【猫がチョコを食べてはダメな理由】
③消化器系や循環器系に悪影響を及ぼす
チョコレートに含まれるテオブロミンやカフェインは、脳などの中枢神経に作用し中毒症状を引き起こすだけでなく、消化器系や循環器系にも悪影響を及ぼします。
特にテオブロミンは体内に入ってしまうと排出しにくく、猫の体内に溜まりやすい成分です。
猫は体も小さいので自分にとって毒となる成分が体内に長時間溜まってしまうと、解毒しようと体内組織に大きな負担がかかってしまいます。
中毒症状だけでなく体に負担がかかってしまうことを飼い主さんはしっかりと覚えておくと良いでしょう。
猫に危険な成分はチョコレートに含まれるカフェインとテオブロミン
チョコレートに含まれるカフェインとテオブロミンの量は、カカオの割合によって異なってきます。下の表は一般的な板チョコレート1枚における含有量をまとめたものです。
カカオの割合 | カフェイン | テオブロミン | |
---|---|---|---|
ミルクチョコレート | 41% | 18mg | 135mg |
ビターチョコレート | 86% | 46.5mg | 495mg |
ダークチョコレート | 99% | 60mg | 550mg |
カカオの割合が高くなるにつれ、カフェインとテオブロミンの分量も増えることが分かります。つまり、人にとって少量でも、猫が中毒症状を発症するリスクは高いです。
たとえば、ダークチョコレートの場合は1かけらであっても中毒症状を引き起こす可能性大。ミルクチョコレートでは中毒症状が出る分量は4〜5かけらほどです。
ただ、1かけらでも食べてしまうとテオブロミンを摂取してしまいます。テオブロミンは、猫の体内から排出するため内臓に負担を強いる成分です。
猫がチョコレートを食べた時に危険な量や致死量はどのくらい?
引用元:三ツ池動物病院チャンネル
上記は、動物病院のドクターによる猫にチョコレートがダメな理由が解説されている動画です。
この動画内でもチョコレートの致死量や有害な成分がどの程度含有されているかなど解説されているので、参考にしてみてください。
以下では、猫がチョコレートを食べた時の様子を軽症・中毒症状・致死量と分量別で解説します。
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①無症状や軽症
チョコレートをなめたり、ほんの少しの量を食べたりした時は、無症状に見えるケースもあります。体重1kgあたり20mgの有害成分摂取までが軽症というデータも。
ただ、無症状に見えても、時間が経ってから症状が重症に変化することもあります。
「少しなめただけだし猫も無症状なので大丈夫」と独断で判断しないようにしましょう。
②中毒症状を引き起こす量
チョコレートが中毒症状を引き起こす摂取量は、体重1kgあたり90〜100mgの有害成分です。
また、中毒症状は食べてから2時間程度経過した後に現れることが多い傾向があります。
重度の中毒症状は体重1kgあたり40~50mgを摂取すると出てくるとされています。
③致死量
チョコレートが中毒症状を引き起こす摂取量は、体重1kgあたり250〜500mgです。
体重4kgの猫なら1000〜2000mgの摂取で死に至ることになります。カカオの含有量が多いダークチョコレートは、100gほど食べると致死量に至ってしまうことに。
一気に板チョコ2枚を食べる猫は非現実的。とはいえ、留守中に誤食する可能性がないとは言いきれません。
致死量に至らなくても、有害成分が多く含まれているダークチョコレート系は少しの量で中毒症状を引き起こすリスクは高いことは承知しておきましょう。
猫がチョコレートを食べたときの5つの症状
猫がチョコレートを食べた時に見せる異変や症状をあらかじめ知っておくことで、いざという時に備えましょう!
チョコレートによる中毒症状の特徴は、有害成分の摂取量や中毒の度合いによって症状が異なります。またチョコレートの中毒症状は摂取して時間が経ってから現れることがほとんどです。
これから解説する症状には現れるまでの目安の時間も紹介しています。しかしあくまで目安の時間であって、中には半日以上経過してから症状が出ることもあるため注意してください。
それでは各症状について詳しく解説します。
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【猫がチョコを食べた時の症状】
①落ち着きがなくなる・興奮
チョコレートを食べた後、いつもより落ち着きがなくなったりいつも以上に興奮したりする様子が見られる場合は中毒症状が出始めています。
これらの症状は、摂取後1〜2時間経ってからで始めることが多いようです。
チョコレートを食べたところを直接見ていない場合は判断が難しいかもしれません。日頃から猫の様子を観察しておき、いつもよりも興奮しているようであればチョコレートを摂取した疑いがあるでしょう。
【猫がチョコを食べた時の症状】
②よだれ・嘔吐・下痢
よだれ・嘔吐・下痢は摂取後2〜4時間後に現れることが多いです。
これらのサインはわかりやすいため、すぐに動物病院へ連れて行くなど対処がしやすいでしょう。
しかし摂取後少し時間が経ってから出始める症状なので、チョコレートを食べたことが確実にわかっている場合は、これらの症状が出る前に動物病院へ行き必ず診察を受けましょう。
【猫がチョコを食べた時の症状】
③尿失禁
中毒の症状が重くなってくると、尿失禁をするケースもあります。これは猫がチョコレートを摂取してから6時間後くらいに現れる症状です。
時間が経ってから現れる症状は、より重篤な症状ばかりになります。
また尿失禁だけでなく、血尿として現れることもあるようです。
【猫がチョコを食べた時の症状】
④呼吸が浅くなる・早くなる
カフェインやテオブロミンは中枢神経や循環器系などにも影響を及ぼします。呼吸が浅くなったり、早くなったりするのは、かなり重症化しているサインです。
これらの症状はチョコレートの摂取後6時間以上経ってから現れます。摂取後、早い時間帯に現れる嘔吐や下痢は消化器系の症状が中心です。
しかし6時間以上経ってからは、呼吸の乱れや体の震えなど命の危険に繋がる症状が発生してしまいます。この段階になる前に、早急に動物病院で処置を受けさせてください。
【猫がチョコを食べた時の症状】
⑤発作・痙攣
猫の肝臓はチョコレートの成分を分解する速度が遅いため、その間に有毒な成分によって中毒症状が進行します。
猫がチョコレートを食べてから6時間以上経過して現れる症状のうち、非常に危険なものが発作と痙攣です。
これらはかなり重篤な症状なので、チョコレートを食べてしまったら早急に動物病院に連れて行くなどの対処をしてください。
【猫がチョコを食べた時の症状】
死に至る場合もある
チョコは猫にとって毒なので、カフェインとテオブロミンの致死量を摂取してしまえ死に至ることにつながります。
ただ、チョコレートを食べた猫は必ず死んでしまうわけではありません。しかし、死に至る可能性がある食材である知識は猫を飼うなら身に着けておきたい常識です。
また、猫の個体差やチョコレートに含まれるカカオの含有量などで、少量のチョコレートでも中毒症状は引き起こされてしまいます。
中毒症状が食べてすぐ発症するわけではありません。チョコを食べたことが分かりしだい、重篤な中毒症状や死に至る前に対処しましょう。
猫がチョコレートを食べた時の対処法
猫がチョコレートを食べてしまった時の対処は早急に行いましょう。
動物病院に連れて行くことが一番安全で確実とはいえ、その前に何か対処できることはないかと不安に思われる飼い主さんは多いかもしれませんね。
ここからは猫がチョコレートを食べた時の対処法や動物病院でどのような処置が行われるのか、飼い主さんが疑問に思われるポイントを中心に解説していきます。
【猫がチョコレートを食べた時の対処法】
動物病院に連絡
猫がチョコレートを食べた時やその疑いがある場合、まず動物病院に連絡を取ってください。
チョコレートを自力で吐き出させる方法はありません。動物病院に連絡を取り対応を確認のうえ、速やかに受診しましょう。
【猫がチョコレートを食べた時の対処法】
動物病院を受診
猫がチョコレートを食べてしまい、動物病院を受診する際に持って行くと良いものは次のとおりです。
- チョコレートの成分がわかるもの・外箱
- 食べた日時・量のメモ
- 嘔吐や下痢をした場合は袋に入れて持って行く
- 誤食したチョコレートと同じものがあれば現物
上記のものは可能であれば用意して持参すると良いでしょう。事前に動物病院に連絡を取っているようであれば、その際に指示されたものや情報を準備すると良いでしょう。
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自宅で吐かせるのはリスクが高い
猫がチョコレートを食べた時の対処法として、インターネットや知恵袋などで、飼い主が吐かせるという記事があります。
しかし、これは危険なので絶対に行わないでください。自宅で吐かせるリスクは下記のようなものがあります。
- 嘔吐物で喉が詰まる
- 嘔吐物が肺の中に入る
- 胃腸障害の恐れがある
- 痙攣の恐れがある(猫の体質による)
- 脱水症状
自力で吐かせるために時間をかけるよりも、病院へ電話し、いつ・どれくらい・どのようなチョコを食べたかを伝えましょう。その方が適切な処置に繋がります。
【猫がチョコレートを食べた時の対処法】
動物病院での主な対処法
動物病院での対処法は病院によって多少異なってきます。一般的には次のような対処法です。
- 体重測定・身体検査
- 中毒量を判断
- 吐かせる処置(必要に応じて)
- 心電図検査や血液検査(必要に応じて)
- 点滴・活性炭・精神安定剤による療法(要入院)
- 中毒物質を吸着させる薬の処方
体重測定は中毒成分が体内に残っているかを確認するのに必要な処置になります。
また身体検査は心臓の動き方や瞳孔の開き具合やよだれの有無でも中毒症状がどの程度進行しているのかを診断するのに重要な検査です。
チョコレートが胃の中に残っている場合は静脈から薬剤を入れ、吐かせる処置が行われます。猫の状態や症状の度合いによって、治療内容が異なり場合によっては入院が必要な処置もあるでしょう。
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吐かせるのは動物病院に任せよう
吐かせる処置は胃の中にチョコレートが残っている場合に行われます。時間が経過してしまい胃から腸に移ってしまった場合は、吐かせても出てこない可能性が高いからです。
動物病院での吐かせ方は病院によって多少の違いはあります。ただ、一般的にはトラネキサム酸・メデトミジン・キシラジンを使用することが多いようです。
これらの薬剤は獣医師が猫の状態や中毒成分の残り具合に応じて、使用の判断を行います。体の他の器官に影響を及ぼす薬剤もあるので、使用に際しては獣医師の慎重な診断が必要です。
【猫がチョコレートを食べた時の対処法】
子猫は成猫よりも命の危険が高くなる場合も
子猫は成猫と比べると体の大きさが小さい・体重が軽いことから成猫よりも中毒物質が浸透・吸収しやすい場合があります。
子猫の場合は、カカオの含有量が多いチョコレートを少量なめただけでも死に至る危険が高くなりやすいです。
個体差があるので一概に断言はできないものの、成猫よりも更なる注意が必要でしょう。
チョコレート以外でも猫にとって危険な食品はある
チョコレート以外でも猫にとって危険な食品はあります。
- カカオを含む製品(ココア・ココアパウダーなど)
- カフェイン入りの飲料(コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・コーラ・栄養ドリンクなど)
- 果物(ブドウ・いちじく・パパイヤ・マンゴー)
- ナッツ・ビターアーモンド
- 野菜(玉ねぎ・長ねぎ・アボカド・ユリ根など)
- 生の甲殻類・貝類(エビ・カニなど)
猫が興味を示しやすい生のイカやタコなどは、ついあげてしまう飼い主さんがいるかもしれません。しかし猫にとっては体内に必要な栄養素を阻害する原因になってしまいます。
少しの量なら大丈夫だろうと思わずに、猫にとって危険な食品は決して与えないようにしましょう。
またチョコレートと同様に、ネギ類・ブドウ・ナッツ・アボカドなどは中毒を引き起こす成分が含まれています。
猫に危険な食品は人間がよく食べるものが含まれているので、食事をする際には猫が誤って食べないよう十分気をつけてくださいね。
まとめ
チョコレートを食べると猫が寄ってくる・目を離していた隙になめてしまった。このような経験は猫を飼っていれば起こりえる状況でしょう。
人間が想像するよりも、チョコレートに含まれる成分は猫にダメージを与えてしまいます。
猫にとって有害な成分の含有量にかかわらず、猫がチョコレートを少しでもなめた場合はすぐに動物病院を受診してください。
チョコレートを食べる時や保管方法にも十分気をつけ、猫が誤って口にしないようにしましょう。