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オス猫の去勢手術についての必要性や費用について、悩んだり調べたりするペットオーナーも多いのではないでしょうか。
実は、去勢で猫のストレスを減らし、心身共に健康的な生活につなげることができます。
ただし、去勢後、性格がかわる可能性や太る可能性も。
「去勢手術をしなければよかった」と思う前に、去勢手術のデメリットやメリットなど知ってから実施しましょう。
- 猫の日帰り去勢手術の費用や時期
- 猫の去勢手術のメリット・デメリット
- 猫の去勢手術の流れやよくある質問
この記事では、去勢手術の費用や必要性、手術を受けるメリット・デメリットも合わせて詳しく解説していきます。
Contents
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猫の去勢手術にかかる費用は安い?高い?
猫の去勢手術にかかる費用は、およそ10,000円~30,000円が相場といわれています。
原則的にペット保険の対象外で、全額自費。
猫の去勢手術費用の主な内訳は次のとおりです。
- 血液検査
- 麻酔代
- 内服薬
- 皮下注射代
(点滴・抗生剤・消炎鎮痛剤)
この他に、事前の検査や、入院の必要がある持病もちの愛猫では、さらに追加の費用がかかります。
あらかじめ、手術を行う動物病院でよく確認しましょう。
どうぶつ病院を変えるときは、慎重に。
先生と信頼関係ができてからがおすすめ。
猫の去勢手術は必要?しない方がいい?
「去勢手術は本当に必要なの?しない方がいい?」という飼い主さんの声も多くあります。
去勢手術は必ず必要とはいえませんが、発情期の猫のストレスを減らし、将来的に健康で長生きできることにつながります。
また、交尾をすると健康なメス猫ならほぼ100%妊娠する可能性が。去勢手術は子猫を無計画に増やさないためにも必要な処置です。
猫の健康面や快適な飼育環境のために去勢手術を検討することをおすすめします。
猫の去勢手術に適したタイミング!何歳まで可能?
健康なオス猫は生後6ヶ月頃に骨格や体が発達し、去勢手術を受けることが可能になります。
また、マーキングなど発情行動前の手術が望ましいため、生後6~9ヶ月が去勢手術最適な時期です。
ただ、猫によって成長のスピードは異なるので、まずはかかりつけの獣医師に相談してみてください。
去勢手術は1歳過ぎてもできます。7歳からの高齢期には老化がはじまるため、1歳過ぎた猫も7歳までの手術が望ましいです。
猫の去勢手術を行うメリット
去勢手術を行う必要性は分かりましたが、飼い主さんにとっては手術を行うメリットも知りたいですよね。
では去勢手術を行うメリット3つをご紹介しましょう。
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①マーキング行動を避けられる
発情期のオス猫がする問題行動として、マーキング(スプレー行動)があります。
自分の縄張りをアピールしたり、外のメス猫の鳴き声で発情したりしたときに、家の決まった場所に強烈なニオイのおしっこをかけます。
しかもマーキングをした場所は、完全にニオイを取り除かないと再びそこにマーキングされてしまい、度重なる掃除は飼い主さんの負担になってしまいます。
マーキングをやめさせる方法は去勢以外には難しく、発情期前に去勢手術を行うことはマーキング行動を抑えるのにとても有効的です。
②発情期がなくなりストレスが減る
発情期のオス猫は、メス猫の鳴き声に反応して大声で鳴いたり、メス猫を求めて攻撃的になったり脱走しようとする猫もいます。
またメス猫を求めて生殖行動が叶わなかった場合にも、大きなストレスがかかります。
しかし、去勢手術を行うことでこれらの行動をしなくなるため猫のストレスが軽減できるのです。
③他の病気を予防できる
猫の去勢手術では精巣を摘出することにより、精巣腫瘍になることを予防できます。
去勢手術で予防できる病気が下記です。
- 精巣の摘出するため・・・
精巣腫瘍・前立腺疾患・会陰ヘルニア - 交尾をしないことで・・・
猫免疫不全ウィルス感染症・猫白血病ウィルス感染症
猫免疫不全ウィルス感染症・猫白血病ウィルス感染症は、交尾以外の行動でもかかるものの、予防につながります。
1歳過ぎの猫が高齢になる前にこれらの病気を防ぐという目的をメリットと考え、去勢手術を選ぶ飼い主さんもいるようです。
猫の去勢手術を行うデメリット
猫の去勢手術はしない方がよいと考えるペットオーナーの多くは、去勢手術のデメリットに不安を感じていからではないでしょうか。
そこで、去勢手術で考えられるデメリットもあらかじめ理解しておくことをおすすめします。
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①全身麻酔の身体へのリスク
猫に全身麻酔と聞くとリスクは大丈夫?と思う飼い主さんもいるでしょう。
確かに麻酔は100%安全であるとは言い切れません。しかし去勢手術は痛みを伴うため麻酔は欠かせないものです。
また手術前には身体検査や血液検査を行い、麻酔をしても問題ないかどうかを念入りに検査してからの手術になるため、リスクを過剰に恐れる必要もないでしょう。
②太りやすい体質になる
去勢手術を行うとホルモンバランスが変化し、代謝が落ちてしまいます。
そのため、キャットフードを去勢前と同じ量食べていると太りやすい体質になってしまいます。
そのため「去勢後の猫用」と書いてある低カロリーのキャットフードを取り入れるのもよいでしょう。
またたくさん遊んであげることで運動量を増やし、代謝をよくしてあげるのも効果的です。
③赤ちゃんを作れなくなる
去勢手術をすると繁殖できません。去勢手術後に元に戻すことは不可能です。
繁殖させたい思いが少しでもあるなら、去勢手術のメリットも検討してください。
また、同じような気持ちで手術を悩んでいるペットオーナーの意見や情報をSNSやブログなどで参考にしてみましょう。
猫の去勢手術の流れについて
では去勢手術の流れを詳しくご紹介していきましょう。
去勢手術の流れ
手術前日は絶食です。当日は水分を飲まないように医師からの指示があります。去勢手術の全身麻酔で、胃の中のものを嘔吐し誤嚥しないようにするためです。
手術の承諾書に記入し、手術がはじまります。
つぎに、麻酔の処置後、陰嚢周りの剃毛と消毒、皮膚を切開して睾丸と精巣を摘出する流れです。
最後に縫合し30分ほどで終了。心拍数や血圧、体温などをきちんと管理し、術後は猫の精神状態や痛みの度合いを注意深く観察していきます。
去勢手術後は日帰り可能?
去勢手術は、基本的に日帰り手術で、数時間か半日ほどで帰宅することが可能です。
術後、麻酔から覚めて何も問題がなければ入院室に移動し、体調の変化がないか、立ったり歩いたりできるかを十分に確認します。
そのまま異常がなければ、飼い主さんに引き渡し無事に日帰りで帰宅へ。
去勢手術後の注意点
去勢手術後の猫は、怖さや術後の痛みなどで大変神経質な状態です。そのため、帰宅後は静かに落ち着ける環境を作ってあげてください。
また術前から絶食をしているため餌をたくさんあげたくなりますが、一気に食べると胃を刺激して嘔吐してしまうことがあります。餌は少量から様子を見て増やしていきましょう。
他には、体温調節がうまくできず体温が低下したり、身体が震えるたりすることもあります。暖かい環境を作ってあげ、優しく寄り添ってあげましょう。
術後1~2日は元気や食欲のない状態が続くかもしれませんが、徐々に回復するでしょう。
猫の去勢手術に関するよくある疑問
猫の去勢手術のメリットやデメリット、去勢手術の流れが分かったところで、去勢手術に関連するよくある疑問をご紹介します。
- 猫の去勢手術の補助金
- 去勢手術後に性格がかわる?
- 手術で亡くなることがある?
- 長生きする?
- 1歳過ぎでも大丈夫?
去勢手術についてよくある疑問をそれぞれ解説します。
Q.猫の去勢手術に自治体の補助はある?
猫の避妊・去勢手術については、自治体によって助成を受けられるところもあるため、住んでいる自治体のホームページなどで調べてみましょう。
金額は市町村により違いますが、およそ3000~5000円が一般的といわれています。その他自治体によって様々な条件があるため確認が必要です。
また助成金は予算の範囲内で交付されるため、予算がなくなると年度の途中で終了となることもあります。
Q.猫の去勢手術後は性格が変わるって本当?
去勢手術のあと、「猫が穏やかになった」「甘えん坊になった」と感じる飼い主さんもいるようです。
理由として考えられるのは、手術により性ホルモンが変化し男性ホルモンの分泌が少なくなるため、攻撃的でなくなったり甘えん坊になったりと感じられるためです。
また手術を終えるころは成猫と呼ばれる時期に入ることから、成長による落ち着きともいわれています。
ただ、性格が変わるかどうかは個体差が大きいため、術後も全く性格が変わらない猫もいます。
Q.猫の去勢手術で亡くなることはある?
これは手術前に飼い主さんが「万が一のことがあったら…」と心配するリスクの一つでしょう。
ただ去勢手術は、若い時期の猫が行うものであり、どちらかというと安全性の高い手術です。
もしも先天的な疾患や持病のある猫が手術を受ける場合は、麻酔や手術のリスクについて獣医師とよく相談しましょう。
Q.猫が去勢手術をすることで長生きする?
アメリカの動物病院がリサーチしたデータによると、去勢手術を受けたオス猫のほうが長生きしているという結果があるそうです。
これは去勢によりストレスが減ったり、生殖器系の病気になるリスクが下がったりすることが一因と考えられていますが、必ずしも長生きできるわけではありません。
猫の長寿を願うなら、去勢手術のほかに健康で長生きできる生活環境を整えるのも大切なことですね。
猫の去勢手術は1歳過ぎてからもできる?
猫の去勢手術は6か月~7か月の時期が推奨されています。
理由は、猫の発情期がスタートするから。猫がいたずらやマーキングなど活発な行動をするようになる成猫期を迎えるという理由からです。
ただ、1歳過ぎてからの去勢手術も保護猫センターなどでは実施されています。
発情期に関連する問題行動の前に去勢手術をしたい、または、痛みの記憶が残りにくい子猫期に去勢手術したいなら、一歳過ぎではなく6か月~7か月頃に検討してください。
1歳過ぎても7歳の老齢期前なら去勢手術もできる
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猫の去勢に関するまとめ
猫の去勢手術にかかる費用は10000~25000円が相場で、原則的に全額自費負担です。
また手術は生後6~9ヶ月が適していて、遅くとも7歳までに手術を行えると体力的にも安心でしょう。
これから去勢を考えている飼い主さんは、手術のメリット・デメリットを知った上で検討してみてください。
大切な愛猫が健康で長生きできるよう、記事を参考にしていただければ幸いです。