ヨークシャーテリアの特徴と飼い方。性格やしつけの注意点など
2017/01/05
ヨークシャーテリアのこと
歴史
名前の通り、イギリスは中部のヨークシャー地方が原産の犬種であるヨークシャーテリア。この犬が誕生したのは比較的最近で、1800年代の最初頃、テリア系の小型犬とマルチーズなどの長毛種の交配により誕生しました。
当初はネズミ取りなどに用いられていたため、裕福な愛犬家からはそっぽを向かれていたこの犬は、19世紀の中ごろに美しい毛をした、小さなテリアとして一躍「愛玩犬」界のトップスターに躍り出たヨークシャーテリア。以来、富裕層を中心に「動く宝石」として絶大な人気を博しました。
王侯貴族、とくに夫人の抱き犬として人気があり、世界でも有数の知名度を誇っています。一般家庭で飼育されるようになったのは最近で、第二次世界大戦後とされています。
体の特徴
知的な表情もさることながら、コンパクトでしなやかな体つきも美しいヨークシャーテリア。この種類はマルチーズと同じく、絹のような光沢のある長い毛を持つことでも有名です。
特に、場所によってはっきりと色が変わる毛は、この種の大きな特徴です。
また、王侯貴族の間で流行したことからもわかるように、知的で気品のある仕草も人気の秘訣です。
性格
テリア系の血を引くヨークシャーテリアは警戒心と負けん気が強く、活発でエネルギッシュです。
冒険心が強いため、小型ではありますがお転婆ともいえます。しかしながら忍耐力があり、賢いため、うまくしつけることができれば飼い主とは強い信頼関係を気づくことができます。
また、じゃれあいを好む、甘えん坊な性格であり、子どもとも遊ぶことができます。
もとはネズミ取り用に作出された犬種であるため、自分のテリトリーを守ろうとする番犬的な要素も併せ持っており、狩猟本能は強めの性格です。
飼いやすさ、飼い方
ヨークシャーテリアは負けず嫌いで気の強い性格のため、しつけが重要になります。また、室内飼育を基本とする種類です。
見た目がかわいいからと甘やかして育てた場合、わがままで自分勝手、乱暴な性格に育ってしまいます。
愛玩犬とはいえ、きちんと節度を持った態度で接することが重要です。
注意点
ヨークシャーテリアは長毛種のため、毎日のブラッシングが必須です。毛の美しさを重視する場合、ブラッシング用のオイル、シャンプーやトリートメントなど、徹底した管理が必要になります。
また、寒さに弱いため冬には服を着せるなど、保温対策を忘れないようにしましょう。
活発に動き回る種類なので、軽めの運動、ボール遊び、ゲームなどを毎日の生活に取り入れてあげるよう心がけます。
比較的歯が弱いとされる犬種のため、歯みがきなどの管理に注意を払うようにしましょう。
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