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ヤモリ(守宮・家守)の生態と飼育方法♪餌は何を食べる?

2016/09/30

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爬虫類にも数あれど、お馴染みの種類と言えば野外で見かける機会の多いヘビカナヘビではないでしょうか。実家や親戚の家が地方にある、という方の中には、土間や手洗い場に行くと窓の枠にぺったりと張りついた生物を見た、という方もいるかもしれません。この生物こそがヤモリです。

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生態

生息地

ヤモリは世界共通の名前である学名では「日本の」を意味する「japonicus」がつけられていますが、日本の固有種ではなく中国の東北部、朝鮮半島、秋田県以南の本州、四国、九州や対馬に分布しています。

また、日本にも昔から生息していたわけではなく、いわゆる「外来種」であり、平安時代以降に大陸から持ち込まれたものが定着したのではないか、とされています。

かつては沖縄県にも分布しているとされていましたが、現在では沖縄県のヤモリは「ミナミヤモリ」という種類で、中国や台湾にも分布しています。

特徴

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ニホンヤモリは体長10から14センチほどの小型の爬虫類で、灰色または褐色の体に不規則な斑紋が入ります。

カエルなどと同じく、周りの色に合わせて体色を自由に変えることができるという特徴を持っています。

また、壁面や窓ガラスにくっついている姿からも予想されるように、前・後肢の両方の指は薄い板状になっており、吸盤のように吸いついて重力に逆らい移動することができます。

また、爬虫類らしく、トカゲと同じように自分の体を切る「自切」、そしてその部分を「再生」することができます。

漢字では「家守」または「守宮」と書くように民家の近くによく出没し、昔から人に親しまれてきた生物のひとつです。

家屋では人にとっての害虫を食べてくれることからありがたがれてきた、とも言われています。

民家には比較的多くみられるものの、原生林のような人の手が入っていないような手つかずの自然にはいないとされています。

食性及び天敵

餌は主に昆虫やワラジムシクモなどですが、天敵は鳥類やヘビ、猫などの哺乳類です。夜行性で、夜間には明かりによってきた虫を求めて照明の近くに現れることもあります。

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飼育

ヤモリは他の爬虫類のように噛みつくこともなく、おとなしい性格かつ歯や爪も鋭くないため、ペットとしても人気があります。

捕まえ方

比較的捕まえやすいので、ショップに足を運ばずとも自分で採集することもできます。

採集する場合に気を付けたいのが、ヤモリの体はデリケートなので網などで強く押さえつけないようにすることです。

捕まえ方は、ヤモリをやわらかい布を巻きつけた棒などで捕虫網へおびき寄せて中へと落とすとよいでしょう。

飼い方

ケージ内について

飼育する場合は、爬虫類用のケージと床材、水を入れる容器と登り木を最低限用意しましょう。

ケージの材質は木でもよいですし、手に入りやすいガラス水槽などで代用しても特に問題はありません。

水分は直接与えるより霧吹きで湿らせる程度に与えるほうがよいですが、体を冷やす原因になるので室温くらいの水温にしたもののほうが良いでしょう。また、直接霧吹きをヤモリにかけると水が蒸発する際に体温を奪ってしまうのでお勧めしません。

登り木はひとつでもよいですが、ヤモリの遊び場や生活の場になることを考えて2本か3本置いておくとよいでしょう。

また、床材は掃除の便利さをとるなら専用のマットを選ぶと無難です。基本的に水を飲むことはあまりないですが、脱皮の際には水に浸かることもあるため、水入りの容器は用意する必要があります。

ヤモリの飼育での注意点は餌の管理です。基本的には生餌しか食べないので、餌となる昆虫を用意する必要があります。

また、餌のサイズにも制約があり、ヤモリの頭より大きい餌や、ダンゴ虫などは個体により食べない場合があります。

真夏はそれほど苦労しませんが、冬ともなると餌の確保がネックになってきます。

餌用にコオロギなどを買って繁殖させるか、ペットショップで魚用の餌として販売されているミールワームなどを与えるのもひとつの方法です。

 

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