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川釣りの定番!♪ヤマメ(山女魚)の生態について♪飼育も可能

2016/09/29

ヤマメは漢字で「山女」と書く渓流釣りの人気魚です。釣りに限らず、姿かたちが美しいことから水族館などでも人気があります。このヤマメ、見た目からサケの仲間であることは一目瞭然です。ではそもそも、ヤマメは河をくだるのでしょうか。

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生態

生息地

ヤマメは北海道から九州までに生息し、渓流や川の上流部、山間湖などの水が冷たい環境に飲んで生息しています。

サケの仲間であるため、あまり水温の高い場所は好きではないようです。

ヤマメは本来、関東以北の太平洋側と日本海側の全域、そして九州の一部にしか生息していませんでした。

しかし、釣りの人気が高いために全国各地の渓流へと盛んに移植が行われ、現在のように北は北海道から南は九州まで分布するようになりました。

体長

ヤマメは体長20センチほどの個体が多く、30センチを超えるものは稀であるとされています。

しかしながら、餌の豊富なダム湖などでは大型化し、ときには40センチに迫るものも現れると言われています。

サクラマス

ヤマメは河川や湖のような淡水域で一生を過ごしますが、地域によっては海へ降るものが現れます。

こちらはサクラマスと呼ばれ、名前の通り桜の咲く時期になると産卵のために海から川へと遡上してきます。

特徴

本種の特徴は体側にある木の葉状の模様で、釣り人には「パーマーク」としてお馴染みです。

この模様は幼い個体ほど鮮明で、成長するにつれて薄くなるという特徴があります。

大型のため釣り人に喜ばれる30から40センチクラスの大ヤマメともなると斑紋はほぼなく、体は銀色に近くなっています。

アマゴとの違い

ヤマメとよく似た魚にアマゴがおり、こちらは背側に紅い小さな斑点が入るのが特徴です。

しかしながら、ヤマメの模様には個体差とともに地域差があると言われており、パーマークの大きさや体の青みの程度が異なる地方もあるようです。

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繁殖について

一般に、ヤマメは繁殖期には身体が黒っぽくなり、降海型のサクラマスのように、体側や鰭に桃色や紅色を帯びた模様が不規則に表れます。

これは婚姻色と言って、繁殖期特有の模様です。サケといえばたった1度の命がけの産卵が有名ですが、淡水に残り海へ降ることのないヤマメは1度の産卵で死亡することもなく、翌年にも繁殖に参加することができます。

サクラマスが遡上してくる河川では、体の大きなサクラマスの雄に隠れて、物陰からこっそりと雌に近づいて繁殖に参加する、という「スニーキング」という行動が確認されています。

体を張って他のサクラマスの雄から雌を守る相手には少々気の毒で小ずるいように思えますが、ある意味賢い戦略です。

飼育もできるが初心者向きではない

水族館などで飼われているように、ヤマメも飼育することができます。

淡水魚のため人工海水などの準備は必要ありませんが、注意すべきは水温です。

冷水を好むヤマメは高水温に極端なほど弱く、生息可能な水温の上限は24度とされています。ただし、これはあくまで上限です。24度はヤマメがぎりぎり生きられる限界であり、餌を食べなくなり、26度では死亡するとされています。

このため、真夏は部屋のクーラーを設定しておく、等の対策が必要です。もっともよいのは冷却設備をきちんと準備することです。さらに、水の汚れや病気に弱いデリケートな魚のため、初心者にはあまり向きません。

また、ヤマメは天然の状況では水棲昆虫や木の枝から落ちてきたセミなどの昆虫を食べています。

しかし、飼育する場合は昆虫の調達が難しいため、餌として配合飼料などを与える場合が多くなります。このためか、天然のものと比べて体色が不鮮明になったり、鼻がつぶれていたり、と本来の美しい姿が損なわれてしまう場合があります。

種類

ヤマメにはいくつかの亜種が知られています。

有名なものはアマゴで、こちらの降海型はサツキマスと呼ばれます。

日本最大の湖である琵琶湖には、ヤマメの亜種のビワマスが生息しています。姿かたちの美しさもさることながら、食べておいしくめったに釣れないことから地元ではとても珍重されています。

台湾はサケ科分布の南限でもあり、サラマオマスとよばれる亜種が分布しています。

こちらは降海することはなく、氷河期に南下してきた祖先が陸封されたものと言われています。

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