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ツキノワグマの生態。大きさや分布、被害などについて

2016/10/18

tsukinowaguma

ツキノワグマとはネコ目・クマ科の動物で、胸元にあるV字状の白い模様がトレードマークです。

クマという事からどう猛なイメージが付き物ですが、実際のツキノワグマは臆病な性格です。

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ツキノワグマの生態と特徴

ツキノワグマの生息地、見られる時期は次の様になっています。

  • 地域:本州、四国
  • 場所:落葉広葉樹のある森
  • 時期:4月~12月

ツキノワグマは本州、四国に生息しています。

北海道では元々生息しておらず、九州においてはかつて生息していたものの現在は絶滅したとされています。

四国でも徐々に数を減らしており、絶滅の危機に瀕しているようです。

九州では絶滅したと言われていますが、一応入山する際には気を付けましょう。

特に見られる時期は4月~12月となっており、春から冬にかけて活動します。

逆に活動しない時期は1月~3月の冬眠時期です。
しかし最近では"穴持たず"という冬眠に失敗した個体も確認されていますから、冬眠時期の入山でもツキノワグマに注意しましょう。

特徴

tsukinowaguma2

ツキノワグマには次の特徴があります。

  • 体長は100cm~150cm程度
  • 体重は80kg~200kg
  • 黒地の毛がベースに、胸に白やクリーム色の月模様がトレードマーク(個体差あり)
  • 夜行性
  • 聴覚と嗅覚が優れている
  • 視覚は良くない
  • 時速40kmで走る事が可能
  • 木登り、泳ぎが得意

一般的には夜行性ですが、お腹が空いたりすると昼間でも活動する事があります。
V字の月マークは幼獣の頃からあるツキノワグマのシンボルマークです。

視覚が優れていないのですが、聴覚と嗅覚に優れています。
そのため警戒心が強く、付近に動物や人間の気配を感じたらすぐに逃げます。

大きさは150cm程度とクマの中では小柄。
走るスピードは約40kmくらい出せます。
ですから人間が全速力で走っても逃げられません。

そして木登りだけでなく泳ぎも得意で、川を渡る事も出来ます。
ですから森と住宅街が川で隔てられていても、ツキノワグマが農作物を求めて泳いで来てしまうのです。

食性および餌

ツキノワグマは主に雑食性です。
どんぐりやクルミなどの木の実、松の柔らかい皮、ワラビなどの山菜を中心に食べています。

しかし植物以外にも、爪でハチやアリなど昆虫の巣を壊して餌にしています。
体毛や皮が厚いので、凶暴なハチ・アリの反撃をものともしません。

そして死んだ動物の死肉を食べています。

天敵

ツキノワグマの天敵は哺乳類で、同じツキノワグマ・イノシシ・人間になります。
空腹になると共食いをしたり、イノシシに突進されて死んでしまう事があります。
共食いを避けるため、ツキノワグマは主に一頭で生活しているのです。
動物園では複数頭飼育がされていますが、仲の良い個体同士だからこそ可能なのです。

コラム

ツキノワグマのちょっとしたコラムを紹介しましょう。

ツキノワグマによる食害事件から考える事

2016年秋田県ではツキノワグマによる食害事件が数件発生しています。
秋田県のケースでは3人死亡、1人が軽傷を負いました。
いずれの被害者も山菜取りで入山し、食害被害に遭っています。

何らかの用事で入山する人はツキノワグマに気を付けましょう。
しかしこの事件からは、専ら植物を好み、積極的に人間を襲わないという話が悉く覆されています。
私たちの暮らしが日々変化するように、ツキノワグマの習性も刻々と変化しているのです。
クマの生態はこうであると決め付けず、日々警戒心を持ち続ける事が大切でしょう。

ツキノワグマとヒグマは交配出来るのか?

同じネコ目クマ科に属する生き物なので交配は可能であろうと誰もが考えるでしょう。
しかしツキノワグマとヒグマの交配は、図鑑では不可能とされています。

しかし海外ではグリズリー(ハイイログマ)とホッキョクグマが交配した『ナヌラーク』が誕生しています。
ですから徐々に遺伝子が変化した結果、将来ツキノワグマとヒグマのハーフが誕生する可能性も否定出来ません。

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-クマ, 哺乳類