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世界三大奇虫は日本にいた!サソリモドキの生態♪毒性は?

2016/09/30

sasorimodoki

サソリは有名ですが、サソリモドキという生き物はあまり知られていません。そもそもモドキと名のついた昆虫には、知名度がないことがほとんど。

ですが、このサソリモドキは、ヒヨケムシウデムシに並び、世界三大奇虫に選ばれているので、一部では有名です。

なおかつ三大奇虫の内、唯一日本に生息しています。その事実が喜ばしい事かどうかは別として、気になる方は日本の南の方(九州南部や奄美大島)に行きましょう。アマミサソリモドキという種類が生息しています。

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生態

データ

  • 和名:サソリモドキ
  • 学名:Thelyphonida
  • 分類:クモ網 サソリモドキ目
  • 分布:主に熱帯、東南アジア(日本では九州南部、沖縄にも)
  • 発生時期:特になし
  • 捕獲方法:昼間は倒木や岩陰、巣穴に隠れている。日本にも生息しているため比較的入手しやすい

特徴

以前TVで芸人さんが食べていましたが、エビの唐揚げみたいでおいしいと言っていました。かつて世界三大奇虫を食べる企画が海外であった時、賞金は500万だったそうです。そう考えると、出演のギャラだけでそこまでやれる日本人は、やはり働きマンだとつくづく思います。

余談はさておき、このサソリモドキはサソリのような立派な尾ではなく、長くて細いムチのような形状をしています。

これは毒針ではなく、自由に動かすことも出来ません。

ただし、お尻から化学物質を含む霧を発射します。大型の動物に襲われた時には、これを顔目掛けて吹きかけ身を守ります。様々な成分が含まれますが、その大部分を占めるのが酢酸(要はお酢)であり、その匂いからビネガロン(ビネガー=お酢)という別名が、サソリモドキにはあります。

しかし、この毒霧噴射は基本的に防御のためのもので、攻撃のための武器は、2つの大きなハサミ。これはサソリなどと同様の触肢と呼ばれる部分で、脚とは別のものです。この2つのハサミは獲物を捕まえ押しつぶすのに用いたり、婚姻ダンスの時に活躍します。

サソリモドキの脚は左右4対の8本で、その内一番前の脚は触覚のように揺らすことで、まわりの匂いなどを感じる感覚器として機能し、それ以外の6本で歩行します。

このあたりが8本を全てを歩行に使用するサソリとの違いですが、尾っぽの構造以外の見た目はよく似ているため、サソリモドキという名がついたのかもしれません。

ちなみにそのムチのような尾っぽから、海外ではwhip scorpionと呼ばれています。

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婚姻ダンス

ところで、サラッと出てきた婚姻ダンスについて説明した方がよいでしょうか。

これはサソリに多く見られる求愛行動で、触肢を持ち合い、オスが自分の精包までメスをリードする行為をまるでダンスを踊るかのように見えるためそう呼ばれています。

サソリモドキは、この婚姻ダンスに費やす時間が非常に長い!普通のサソリが10分程度(移動距離は数mに及ぶこともあるが)に対して、2~3時間ぐらいかけます。

しかもそれでやっと第一段階、次のステップは精包を作り固定するまでなのですが、これにもまた2時間ぐらいかけます。

そしてメスをそこに引っ張り込み、精包から精子袋を取り出してもらった後、メスによじ登りメスの下部に達し、これまた2時間かけて特殊な指状の付属肢で精子袋をしっかりと押しこむ。

合計時間は言うまでもないでしょう。

産卵~巣立ち

受精した卵は、メスの下部にある膜上の入れ物で運ばれ、孵化した幼虫は母親の背中で数日間過ごし、最初の脱皮を終えると散り散りになって巣立っていくのです。

サソリモドキ界では母の愛に包まれた感動のシーンです。もちろん虫嫌いの人が見れば、不気味でしかありませんが…。

飼育方法

温度は20~25℃を保ち、水分補給のために水を用意しておく。ひっくり返されるのでシャーレではなく湿ったティッシュなどを用いる。餌は小型の昆虫を週に1,2度与える。外国産の大きい個体ならば様子を見て多めに与える。共食いするのでケースに1匹づつで飼育。

最後に

最後にどうでもいい豆知識として、このサソリモドキのミニチュア版というべきコヨリムシについて触れておきます。コヨリムシとはコヨリムシ目に属する60種程度が存在しますが、全ての種が2.5mm以上になることはありません。見た目はサソリモドキそっくりですが全く違う種類です。詳しくはまたの機会に…気になる方は検索してみて下さい♪

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