猫の王様といわれる、ペルシャ。その性格、飼い方、特徴など。
ふわふわの長毛と優雅な佇まいから「猫の王様」や「キングオブキャッツ」などと呼ばれるペルシャ。
そんなペルシャ猫の特徴についてご紹介します。
ペルシャ猫について
歴史
ペルシャのはっきりとした起源は不明で、いくつもの説があります。
有力なのが、16世紀にイタリアへ持ち込まれた長毛の猫がペルシャの起源という説です。
ペルシャ(現在のトルコ周辺)の商人が持ち込んできたことからその名前が由来しており、その後1800年代から様々な猫と交配を繰り返し、現在のペルシャの原型になったと言われてます。
体の特徴
体つき
被毛は長毛で、密度も濃く毛の量も多いです。
体は、がっしりとした体つきをしています。
四肢は少し短めで、ずんぐりとしたその様が可愛らしく人気なのですが、一方でその可愛さを追求したために、品種改良により現在では極端に短くなりすぎた猫も多く、健康上の問題を引き起こすこともあるようです。
毛色
毛の色はポイントカラー以外はすべて認められています。
人気なのは白やダビー色ですが、最近では珍しい純血種の黒も人気のようです。
大きさ(体重)
大きさは、成猫で
- オス:3.5~6キロ
- メス:3~5キロ
程度と言われており、一般的なイエネコと同じ程度でしょう。
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性格
どっしりとした体格に長毛で美しい毛並み、大きく構えているその様は、まさに「猫の王様」ですね。
高貴なイメージもあるペルシャですが、わがままで気分屋ではありません。
性格も温和でおとなしく、大らかな性格の子が多いです。
部屋を走り回ったりすることもあまりなく、のんびり過ごすのが好きなようです。
そして、どちらかというと甘えん坊です。飼い主にすり寄ってきて、おなかを撫でてをせがむことも。
また、ほとんど鳴くこともなく、発情期のオスでもめったに鳴くことがありません。
飼いやすさ、飼い方
運動量が少なく、日ごろからのんびりしている事が多いことや、めったに鳴かないことから、マンションやアパート等でも飼いやすい猫です。
しかし、運動量が少ないと肥満や病気になりやすいため、適度に遊んであげる必要があります。
また、抜け毛も多いです。
ペルシャの毛は長く密集しているので、ペルシャ自身ではで毛づくろいがうまくできません。
毎日こまめにブラッシングをしてあげましょう。
注意点
病気
ペルシャの遺伝性疾患として、多発性嚢胞腎にかかりやすいと言われています。
両方の腎臓にできた多発性の嚢胞が徐々に大きくなり、進行性に腎機能が低下する疾患です。
なるべく腎機能を正常に保つため、尿をため過ぎずにこまめに排尿できる方がよいです。お水も毎日変えて清潔にしてください。
そして、ペルシャ特有の潰れたような鼻のため、鼻涙管が圧迫されて涙が出やすくなっています。
目やにが出やすく、これを放置していると目頭の下の被毛が焼けて変色する事があるので、こまめに目やにを取るようにしましょう。
また歯肉炎にもかかりやすいと言われています。こまめにブラッシングしてあげてください。
平均寿命
平均寿命は15~20歳といわれ、イエネコの中ではかなり長生きです。
健康で長く一緒にいるためにも、日々の健康管理をしっかり行っていきましょう。
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