パピヨンの性格と飼い方。トリミング頻度やしつけ、ケガに注意
2017/01/05
パピヨンのこと
歴史
パピヨンはフランス原産の愛玩小型犬で、「バタフライ・スパニエル」、「コンチネンタル・トイ・スパニエル」などの別名でも呼ばれます。
原種はスペインのトイ・スパニエルという犬種であるとされており、15世紀以降、多くのヨーロッパ貴族に愛されてきました。
フランスのポンパドゥール夫人、オーストリアのマリア・テレジアなど、歴史上の有名人たちにも大人気であった愛玩犬です。
このころまでのパピヨンは「ファーレン」と呼ばれるたれ耳のものでした。19世紀末期にスピッツ犬、チワワとの交配・改良が進んだ結果、現在の主流である立ち耳のパピヨンが誕生したとされています。
体の特徴
骨が細いため、華奢で繊細、優美な体型をしています。
フランスをはじめとする多くの貴族に人気であった通り、絹糸のような美しく長い体毛と四肢や尾に見られる飾り毛が特徴です。
毛の色は白地をベースに、茶色など濃い色の毛がまだらに入る個体が一般的です。
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性格
見た目の通り人懐こく甘えたな性格の個体が多いとされています。運動能力も高く遊び好きであり、犬の中では十本指に入るという高い知性も備えています。
協調性があり、子どもの遊び相手やよその家の犬とも仲良くすることができます。
反面警戒心が強く、少々神経質な個体もいます。しかしながら、警戒のしるしとして盛んに吠える性格ではないようです。
飼いやすさ、飼い方
愛玩用として改良されたため、室内飼育を基本とする犬種です。知能が高いため、しつけは比較的容易とされています。
過度な運動は禁物ですが、遊び好きの種類のため、毎日散歩に行くように心がけましょう。
大型犬のようにたくさんの運動を必要としない種類のため、散歩時間は30分程度と短くてかまいません。
長毛種のため、ブラッシング、シャンプー、トリミングなど、体毛の手入れには気を使ってあげましょう。
ケガに注意
運動能力、敏捷性が高いパピヨンですが、体格が示す通り骨格は繊細なつくりをしています。そのため、過度であったり激しすぎたりする運動により骨折してしまう可能性があります。また、膝蓋骨脱臼にもなりやすいとされています。
長毛種の中では体毛の手入れは簡単な部類に入るとされていますが、毛玉防止用のブラッシング(1日1回)、シャンプー(2週間に1回)などの管理を怠らないようにしましょう。特に、足裏の毛が伸びてくると転びやすくなると言われています。場合によっては転倒は怪我にもつながるため、飾り毛はもちろん見えにくい場所の体毛もしっかりと手入れをしてあげましょう。
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