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爬虫類 トカゲ

ニホントカゲの生態。捕獲~飼育のコツ、幼体・成体の餌、寿命は?

2016/10/14

nihontokage

ニホントカゲとは有鱗目・トカゲ科の爬虫類です。

愛嬌のある顔立ちをしており、女性からもかわいいと評判です。

しかし年々個体数が減少傾向にあり、自然で見られなくなってきているようです。

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ニホントカゲの生態と特徴

生息地

ニホントカゲの生息地、見られる時期は次の様になっています。

  • 地域:北海道、本州、四国、九州
  • 場所:山地、岩場、野原
  • 時期:4月~10月

ニホントカゲは北は北海道、南は九州までほぼ全国的に生息しています。
特に見られる時期は4月~10月となっており、春から秋にかけて見る事が出来ます。

4月~5月は繁殖が、6月~7月は産卵が行われます。

10月~11月の肌寒い時期には、早々と土の中で冬眠するので見られなくなるでしょう。

特徴

ニホントカゲには次の特徴があります。

nihontokage-youtai

※幼体↑

  • 成体の体色は光沢銅色、光沢褐色
  • 幼体の体色は光沢黒地に褐色の5本線、青い尻尾
  • 体長は成体で200mm程度
  • 体表がツルツルしている
  • 成体から幼体で体色が変化する
  • 尻尾が青いのは幼体のみ
  • 尻尾は自切と再生が可能
  • 変温動物、卵生である
  • 卵は白く、楕円型
  • 寿命は約5年~6年
  • 昼行性

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※成体↑

まず幼体時には光沢黒色と青色の複数色、成体時には光沢銅色の単色と変化します。
他の種類のトカゲと比較して、全身に光沢をまとうので見分けやすいでしょう。

それからトカゲなので自切り(じきり)が行えます。
自切りとは天敵に狙われた際、自らの尻尾を囮として切り落とす事です。

天敵に狙われるのは生涯一回限りではないので、尻尾は何度か再生出来るようになっています。
ただ年齢を重ねるにつれて、再生スピードは落ちていきます。

卵は白く楕円型、夏頃に石や朽ち木をひっくり返すと見付かるかもしれません。
大体一回に産む個数は5個前後です。
孵化までには約1か月程度かかると言われており、その間にメスが付き添います。
しかしメスが付近にいなければ、その卵は育児放棄されたと見なします。

昼行性で昼間に活動し、夜には巣穴で休みます。
春先や日光が差す日は岩場で日向ぼっこをしているかもしれませんね。

カナヘビとの見分け方

nihontokage-kanahebi

※カナヘビです↑全然違いますね!

すぐに見分けがつくのですが、恐らく大多数の方はカナヘビもニホントカゲもすべてトカゲと呼んでいると思います。つまりごっちゃになっているだけです。(カナヘビ?何それ?という方多いですね)

見れば違いは一目瞭然ですが、一応いくつか見分けるポイントがあるので参考にどうぞ。

Q1:全身に光沢がある
→○:ニホントカゲ
→×:カナヘビ

Q2:尻尾が短い
→○:ニホントカゲ
→×:カナヘビ(尻尾が全体の2/3)

Q3:首と胴の間が括れていない
→○:ニホントカゲ
→×:カナヘビ(括れがある)

画像を用意して見比べると違いが容易に分かります。

食性および餌

ニホントカゲは主にミミズクモ、ハエ、コオロギ、イモムシ、ムカデ等の小昆虫類を餌にしています。
餌を発見すると口に含んで飲み込みます。
たまに餌を口に含んだまま静止する等、面白い行動も見られます。

ただし餌は死骸ではなくて生き餌でなければなりません。
しかし飼育環境下では、ピンセットによる冷凍餌を受け入れる個体もいます。
当然ですが、餌は口に入る小さなサイズでなければなりません。

天敵

ニホントカゲの天敵は爬虫類、鳥類、哺乳類になります。

鳥類のモズ、哺乳類で雑食性のタヌキやイタチ、同じく爬虫類のヘビから狙われているのです。

敏捷性に優れているので一瞬にして天敵を撒けるのですが、すぐにスタミナが切れるので捕まってしまいます。

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ニホントカゲの飼育について

ニホントカゲの飼育はやや難しいですが、次の方法で飼育してみましょう。

用意するもの

  • 昆虫ケース、水槽、プラスチックケース
  • 腐葉土、赤玉土、黒土
  • レンガの破片、流木
  • コオロギ、イモムシ(生き餌)
  • 紫外線灯、バスキングライト、保温球
  • 水入れ、餌入れ
  • ビタミン剤
  • 霧吹き

※少し上級者向け↑

飼い方

ケース

飼育するケースは昆虫ケースや水槽で大丈夫です。

プラスチック製だと丈夫で軽く、持ち運びやすいのでおすすめ。

ただし脱走を企てるので、必ず脱走防止用のフタ付きを選びましょう。

床材

腐葉土、赤玉土、黒土をブレンドして約5cm程度敷き詰めます。

あらかじめ床材が完成している爬虫類用マットだとカンタンですね。

繁殖をするのであれば、もう少し厚く土を入れましょう。

隠れ家・暖房具

それから隠れ家となるレンガの破片、日光の代わりの紫外線灯、バスキングライト、保温球をセットします。

隠れ家がないと熱中症になりますし、バスキングライト等で体温を上げて消化を促す必要もあります。

そこに水入れや餌入れを入れて完成です。

乾燥も嫌うので、たまに霧吹きで加湿しましょう。

エサを与える頻度

毎日与える必要はありません、週2回程度でいいでしょう。

餌を与えすぎると、消化不良や肥満になるのでほどほどに。

たまにビタミン剤をかけてあげてください。

飼育ケースの置き場と適温は?

とにかく気温の変化に弱いので、直射日光に当たらない場所に起きます。

気温は25度を目安に調えましょう。

基本的には一匹だけ

複数を一緒にすると、縄張り争いや餌の取り合いをする事があります。

ですから基本的には一匹だけの単匹飼育を薦めます。

繁殖をする場合はつがいで大丈夫です。

捕獲方法

ニホントカゲは素手または網を使って捕獲できます。

非常に素早いので、間違って手で押し潰したりしないように。
捕まえ方は"手のひらで覆う"です。
手のひらで覆って動きを封じてから、指で優しく掴みます。

網は一面が平たいコンクリートであれば使えなくもありません。
しかしニホントカゲがいるのは不揃いな岩場ですので役立たないでしょう。
また網は小回りがきかないので、金属のフチでニホントカゲをうっかり潰してしまいやすいです。

ちょっとしたコツ

草むらなどに隣接する、平たいアスファルトの端っこで日向ぼっこしているをよく見かけます。この時が狙い目です。

捕獲に失敗しても少し時間を空ければ普通に同じ場所で日向ぼっこしているので何度かチャレンジすれば必ず捕まえられます。

まずは、ニホントカゲの日向ぼっこスポットを探すことです。

豆知識

ニホントカゲの尻尾はなぜ青いか?

恐らく自切りの際に天敵である鳥の興味を引き付けるため、光沢青色になっていると考えられます。

鳥類は赤・緑・青の3原色+紫外線を識別出来ます。

なので光沢ある青い尻尾は囮として都合が良いのでしょう。

ニホントカゲに噛まれても大丈夫?

毒はありませんので大丈夫です。
また歯もなくて噛む力も弱いです。
噛まれても問題はないでしょう。
一応念のため、消毒をしておくと安心です。

ニホントカゲの値段はいくら程度?

ペットショップでの値段は大体2,000円程度です。

しかし昨今ニホントカゲは個体数が減少傾向にあります。

今後値段が釣り上がっていく事は間違いないでしょう。

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