マルチーズの特徴と飼い方。人懐こい性格に利口でしつけやすい
2017/01/05
マルチーズのこと
歴史
愛玩犬の代名詞ともされるマルチーズの歴史は古く、紀元前1500年に地中海のマルタ島に、フェニキアの水夫が持ち込んだアジアの小型犬がルーツという由緒正しい犬です。
以来、3000年以上も人間に飼育されてきたマルチーズは、ほかの犬種とはちがった珍しい歴史を持っています。
それは、「出現以来愛玩犬として飼われてきたこと」です。
ゴールデンレトリバーやプードルなど、現在愛玩用として飼育される犬は、さかのぼれば大半の犬種が「狩猟用」や「牧羊犬」として改良された歴史をもっています。
この犬は登場以来、「正真正銘の」愛玩犬であり続けている種類と言えるでしょう。
ギリシャ、イギリス、フランスと国を超えて愛された種類であり、詩や書物にも記されています。
体の特徴
マルチーズの特徴は、絹糸のように輝く、白く長い毛と黒目がちのぱっちりとした眼です。
この長い毛はマルチーズ第一の特徴であり、きゃしゃな体つきと短い脚から流れるように落ちるシルクのような毛をまとった姿は品格たっぷりです。
体は適度に引き締まっており、活発できびきびと動きます。
性格
長らく愛玩犬として人気であったように、マルチーズは利口でしつけがしやすく、それでいて人懐こい性格です。
温厚で遊び好きの犬であり、飼い主には従順であることから、初心者向きの犬でもあります。
かわいらしい容姿とは裏腹に大胆な性格を持ち合わせており、見知らぬ人には吠える癖を持つ個体もいます。
飼いやすさ、飼い方
マルチーズは屋内飼いが基本であり、屋外での飼育には不向きです。
散歩はそれほど必要ありませんが、できれば気分転換もかねて遊びの機会をできるだけ設けるようにしましょう。
毎日20分程度の散歩とボール遊びなどを組み合わせるのが理想です。
注意点
長い毛が特徴のため、特に毎日のブラッシングが必須の種類でもあります。
また、抜け毛の他にも、口周りやおしりを清潔にしてあげるのが大切です。
食事や排せつの後には周りをぬぐってあげるよう心がけてあげましょう。
また、たれ耳の種類であるため、定期的な耳掃除も必要です。
あまりに毛が長い場合には、カットすることも視野に入れましょう。シャンプーは週に1回程度、トリミングは月1回程度を心がけ、綺麗な姿をたもってあげます。
健康的には丈夫な犬なので、甘やかせ過ぎない、適度な運動と食事、といったことに気を付けると、長く付き合える犬になるでしょう。
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