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日本最大のセミ!クマゼミの分布や生態について。鳴き声は?

2016/10/19

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クマゼミとはカメムシ目・セミ科の昆虫です。

名は体を表すとの言葉から、他のセミに比べて大柄です。

ただしクマのように獰猛で襲ってくるなんて事はありませんので安心してください。

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クマゼミの生態と特徴

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生息地

クマゼミの生息地、見られる時期は次の様になっています。

  • 地域:本州(関東)、四国、九州、南西諸島
  • 場所:平地、雑木林
  • 時期:7月~9月

クマゼミは北は本州の関東、南は南西諸島までほぼ全国的に生息しています。

特に見られる時期は7月~9月となっており、夏から初秋にかけて見る事が出来ます。

時期は約3ヶ月と短く、気を抜いていたらあっという間に姿を消してしまうセミです。

南の温暖な地域に生息しているので、寒冷な北海道では見られないと言われています。

しかし日本も温暖化が進行しているので、いつの日か寒冷な北海道でもクマゼミが鳴く可能性はあるでしょう。

特徴

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クマゼミには次の特徴があります。

  • 体色は光沢黒地や褐色、翅は薄茶色や黄緑色の翅脈に半透明
  • 体長は60mm程度
  • 頭部が角張っている
  • シャアシャアと鳴く
  • 脱け殻が大きい
  • 抜け殻に突起がある

名前にクマと付きますが、当然クマクマクマとは鳴きません。
クマゼミの鳴き声はシャアシャアシャアです。

脱け殻を観察して判りますが、他のセミと比べて一回り以上も大きいです。

また腹側の中央にはポッコリしたおへそみたいな突起が付いています。
この突起がクマゼミの判断材料となるので、一度腹部をチェックしてみてください。

クマゼミは主にアオギリ、センダン等の樹液をエサにしています。
アオギリやセンダンは街路樹として道路脇に植えられているので探してみてください。
必ずしもアオギリやセンダンの樹液でなければならない訳でもありません。
クマゼミはこれらを特に好んで集まる傾向にあるだけです。

天敵

クマゼミの天敵は昆虫類、鳥類になります。

カラスに体当たりされて飛べなくなってしまったり、弱って休んでいた所をアリやカマキリに襲われたりします。
そして樹木では樹液をエサとする昆虫が集まり戦いが度々勃発。

クマゼミは残念ながら他の昆虫に対抗するための技が皆無です。
そのため他の昆虫に追いやられると逃げ出すしかありません。
こうして何度も飛び立つ事により、天敵に襲われずとも体力や寿命がどんどん削られていきます。

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飼育方法

クマゼミに限らず、セミの飼育は困難です。
昆虫ケースに入れたりせず、自然の中で寿命を全うさせてあげましょう。
アオギリやセンダンの樹で懸命に生きている姿をそっと見守って下さい。
昆虫ケース内にいないと間近で観察出来ず、つまらないかもしれません。
しかし昆虫ケース内での飼育は寿命を早めますし、自然の方がクマゼミ本来の姿が見られます。

採集方法

クマゼミは網を使用して捕まえてみましょう。

クマゼミを探すには雑木林へ足を運びましょう。
さてクマゼミを見付けたら網をフワッと掛けます。
そのままでは木に足を掛けたままなので、ムリに網を動かして引き離すと足がもげます。
木の周りをコンコン叩いて驚かせ、自発的に手足を離すように仕向けましょう。
ビックリして飛び立てば後は網に落ちて捕まえるだけです。
セミは翅がデリケートですから翅が折れないように丁寧に掴んでください。

コラム

クマゼミのちょっとしたコラムを紹介しましょう。

クマゼミは日本最大級のセミです

毎年山菜取りシーズンになるとクマの出没警報が流れます。
実物大のクマを見ると巨大で圧倒されてしまいます。
セミ界のクマ事、クマゼミの体長は60mmと大柄で『日本最大級』とされています。

さて大柄なセミがいるのであれば、その対極として小柄なセミがいても不思議ではありません。
そこで調べると極小のセミがいました。

イワサキクサゼミ

目科:カメムシ目・セミ科
地域:南西諸島
場所:草むら
体色:褐色地、薄茶色や黄緑色の翅脈で半透明(成虫)
体長:15mm程度(成虫)

クマゼミが60mmとしてイワサキクサゼミは15mm程度。
約1/4スケールのセミなのです。
捕まえるにも小さすぎて網からすり抜けてしまいそう。
はたまた双眼鏡でも携帯していなければ、何の虫なのかも遠目からでは分かりません。

イワサキクサゼミは名前の通り草むらに生息しています。
エサはサトウキビやススキで、茎周辺に口吻を突き刺して水分を吸っています。

サトウキビにおいて口吻を突き刺してしまうと、弱ったり病気になる場合があるそうです。
そのためイワサキクサゼミを害虫として見なす農家さんもいるとの事。

南西諸島方面へ遊びに行った際、草むらをかき分けてイワサキクサゼミを探してみましょう。
捕まえてどれだけ小さいか実感してみてください。

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