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金持ち?コガネムシ(黄金虫)の生態と飼育♪見分け方や対策

2016/10/20

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コガネムシはコウチュウ目・コガネムシ科の昆虫です。
メタリックな体つきが宝石の様な昆虫ですが、夏の夜間にはぶつかってきたりするので厄介です。
そしてお金にまつわる話が数多く語られています。

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生態

生息地

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コガネムシの生息地、見られる時期は次の様になっています。

地域:北海道、本州、四国、九州
場所:林、野原、街中
時期:6月~8月

コガネムシは北から南へと全国的に生息しています。
特に見られる時期は6月~8月となっており、初夏から晩夏にかけて見る事が出来ます。
コガネムシは林や野原以外に市街といった人間の居住区域でも活発に活動しています。

特徴

コガネムシには次の特徴があります。

  • 体色は緑系光沢色または緑地赤茶光沢色
  • 体長は20mm程度
  • 緑系のメタリックな体色
  • 全体的にコロコロと丸い
  • 体が重く長時間飛べない
  • 表面に小さい窪みがたくさんある
  • 幼虫は腹這いで進む

コガネムシの特徴はやはりメタリックな体色でしょう。
結構きらびやかなので飛ぶ宝石と言われてもおかしくありませんね。
しかし体が重いため長時間飛行が出来ません。
若い内は元気なのでまっすぐに飛べますが、次第に衰えると左右にブレる様な飛び方になってしまいます。

さて突然ですがコガネムシとカナブンを見分ける事が出来ますか?
両者非常に似ているため、コガネムシとカナブンは間違われやすいです。
しかし何点かの違いを踏まえると、いとも簡単に判別出来るようになります。
○×で見分けられるのでチェックしてみましょう。

○×で判るコガネムシとカナブンの違い

①頭部が丸い
→○:コガネムシ
→×:カナブン

②体が丸い
→○:コガネムシ
→×:カナブン

③背中の三角が小さいか正三角形
→○:コガネムシ
→×:カナブン

コガネムシの頭部は丸みを帯びていますが、カナブンは角張っています。
体つきも同様です。

そして確実なのは背中にある三角形による見分けでしょう。
コガネムシもカナブンも背中に三角形を持っています。
コガネムシの場合は三角形が角度が均等な正三角形か、それに近い三角形になっています。

一方のカナブンは三角形が二等辺三角形が、一角が尖った三角形になっているのです。
こうして頭部の丸みや三角形の形、大小でどちらなのかが判明します。

中には明るい緑系メタリックな体色ならばコガネムシだと色で断定する人もいます。
しかし色は見え方に個人差がありますし、昆虫の個体差もあります。
余程違いがハッキリしていなければ判断材料にするのは難しいですね。

コガネムシは主にサクラ、バラ等の広葉樹の葉っぱをエサにしています。
小さい体ながらも食欲旺盛で、葉っぱをシャクシャクどんどん食べてしまいます。
ほほえましく感じるかもしれませんが、園芸を楽しむ人からはかなりの嫌われ者。
実はコガネムシは成虫も幼虫も植物の葉っぱや根を食べてしまうのです。
こうして生まれてから寿命を全うするまでずっと植物を食べ続けるので、害虫として嫌われているのです。

面白い話ですが、昆虫には種類によって食べ方が違っています。
コガネムシは葉脈を避けて柔らかい部分を食い散らかします。
しかしコガネムシの不作法な食べ方を余所に、お行儀良く葉っぱのフチから上品に食べる昆虫もいるのです。
こうしたコガネムシの不作法で行儀の悪い食べ方も、イメージを悪くする要因なのかもしれません。

天敵

コガネムシの天敵は昆虫類、爬虫類鳥類になります。
これら以外には車や窓もコガネムシの天敵になっています。
夏頃に車を運転していて何かコンといった音が聞こえた経験はありませんか?
または夜に窓を叩く様な音も同様です。
こうした音の原因はコガネムシによる衝突や接触音になります。
車のライトや室内照明におびき寄せられ衝突や接触をしてしまい命を落とします。
都会では他の生き物による捕食よりも、こちらのパターンが多いのではないでしょうか?

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飼い方

コガネムシの敷く難易度はそれほど難しくなくカンタンです。次の飼育方法で飼育してみましょう。

飼育に必要な道具

  • 水槽
  • サクラ、バラ等の葉っぱ
  • 根を張る植物

住まいの作り方

まず水槽に土を敷き詰めてあげます。
産卵させたいのであれば厚めに敷き詰めてください。
それからエサとなる葉っぱを入れて完成です。

コガネムシがエサを食べない場合はどんどん葉っぱを変えてみましょう。
コガネムシには数多く種類がおり、それぞれで好き嫌いがあるので色々試してみてください。
もしそのまま幼虫を育てるならば根を張りやすい植物を一緒に水槽へ植えます。
すると成長と共に食べてくれるでしょう。

捕獲方法

コガネムシを捕まえる道具は網のみです。次の捕獲方法で捕まえてみましょう。

コガネムシはどこにでも生息しているので網を持って探しに行きましょう。
お勧めは農作物を育てている畑です。
畑はエサとなる葉っぱもありますし、土が均されており柔らかいです。
つまり成虫も幼虫も過ごしやすい環境になります。

コラム

コガネムシのちょっとしたコラムを紹介しましょう。

コガネムシから金が取れる?

コガネムシについてこんな話を聞いた事はありませんか?
確かにコガネムシの体は金属の様な輝きを放ち、美しさを感じさせますね。
そんな風貌なのでコガネムシから金が採取出来ると思われてしまったのでしょう。
しかしその話は全くのウソです。
コガネムシからは頑張っても金は採取出来ません。
仮にコガネムシから金が採取出来るという話が真実だったのであれば、今頃乱獲されているはず。
ですから目映いキラキラを見て、和む程度に留めるのがいいでしょう。

コガネムシは金持ちではなくて…

こんな歌があります。

~コガネムシは金持ちだ、金蔵建てた蔵建てた~

歌と体色のおかげでコガネムシ=お金のイメージが定着しました。
しかし作詞家の地域の方言ではゴキブリをコガネムシと呼んでいたとの事。
ゴキブリの体色は特に輝いていませんが、卵を抱える習性があります。
卵が小判に見えてその様な歌詞になったのではないかという説も囁かれています。

またコガネムシ(ゴキブリ)視点の歌詞として、金=食べ物、金蔵=繁殖繁栄と見立てても成立します。
食べるにも困らないし、子孫をたくさん残せて繁栄しているよ~といった具合です。

そして自虐という面もあるのではないでしょうか。
さてもう一回歌詞を振り返りましょう。

~コガネムシ「は」金持ちだ~

この歌詞の『てにをは』から考えると金持ちなのはコガネムシだけです。
これがコガネムシ「も」金持ちだ、という歌詞ならばコガネムシ以外もお金持ちという意味になります。
もしかしたら作詞家が自分自身と対比させていたという事も有り得るかもしれません。
しかし作詞家の野口雨情はこの世にいませんし、これらの説の正否を確かめるのは不可能。
コガネムシを見掛けたら歌について想像してみると楽しいかもしれません。

その幼虫はコガネムシ?それともカナブン?

さて目の前にコガネムシとカナブンの幼虫がいます。
どちらもパッと見ると似ており、正体が分からないでしょう。
しかしある動作をチェックするだけで、その幼虫の正体が特定出来ます。
こちらも○×で見分けられますので確認してみましょう。

○×で判るコガネムシの幼虫

①幼虫が腹這いで進む
→○:コガネムシ
→×:カナブン

一見するとどちらも真っ白く、蛇腹状の幼虫です。
しかし歩き方に決定的な違いがあり、見分けに役立ちます。
まずコガネムシの幼虫は腹這いで移動します。
つまりお腹を地面に向けて進むのです。
対するカナブンの幼虫は背中で移動します。
背中で地面を蹴って進むんですね。

さて幼虫に関しては大きさ、毛の生え具合、肛門の形で種類を特定する方法もあります。
しかしこちらは見慣れなければ中々難しいものです。
歩き方は分かりやすい特定方法なので試してみてください。

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