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カタツムリの飼い方。エサ選び、産卵・孵化・幼体の繁殖飼育法

2017/10/01

見た目の不思議さ、かわいさ?から子どもに人気のカタツムリ。
特に梅雨の時期ともなるといたるところで目にします。「飼いたい!」とお願いされることも多いのではないでしょうか。

カタツムリの飼育は難しくはありません。

飼い方のポイントや注意点を抑え飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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カタツムリの飼育方法について

まずは捕獲についての注意点

カタツムリを捕まえる時に、用意するもの。

  • 軍手
  • バケツ、タッパー
  • 濡らしたキッチンペーパー

カタツムリは噛んできたり、粘膜に毒を持っている事もありません。
背中の巻き貝を摘まんで捕獲すれば大丈夫です。
しかし中にはウスカワマイマイ等、殻が非常に脆い種類もいるので優しく捕まえます。
持ち帰る際には濡らしたキッチンペーパーで加湿しながらタッパーに入れて持ち帰ってください。

カタツムリの飼い方

準備するもの

  • 昆虫ケース
  • 濡らしたキッチンペーパー
  • レンガ破片
  • エサ(人参・キャベツなど野菜類、煮干し、石)
  • 昆虫マット(産卵のため)
  • 落ち葉(産卵のため)
  • 板(孵化したら)
  • 霧吹き

湿度を保つ

まず濡らしたキッチンペーパーを昆虫ケースの全体に敷きます。

カタツムリは乾燥に弱いのでケース内の湿度を上げるためです。キッチンペーパーが乾いてきたら霧吹きで適度に潤いを与えてください。

エサ

エサには人参やキャベツ、キュウリ、レタスなど。野菜であれば食べるので冷蔵庫にあるものを用意してください。

野菜の他に重要になってくるのが「石」または「コンクリート片」です。カタツムリは石やコンクリートをヤスリのような歯を使い削り取って食べます。これは殻に必要なカルシウムをこれらから摂取しています。丈夫で健康な殻のためにも必ず入れておいてください。ちなみに卵のからでもカルシウムの補給ができますのでお好きな方をお選びください。

ちなみにカタツムリはエサの消化・吸収をする際、色素を分解できないため食べたエサと同じ色のフンをします。※実はこれがオモシロかったりします。また食事中、歯でエサを削り取っている音が聞こえます。なんだかとってもカワイイので耳を澄ませて聞いてみてください。

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隠れ家

レンガの破片は日光を遮る隠れ家になります。室内飼育の場合は必ずしも必要ではありませんのでレイアウトのひとつとして考えていただければよいかと思います。

レイアウトという意味では木の棒など入れておくとカタツムリは登ったりしますので入れてみるのもよいでしょう。

繁殖方法

産卵させるには

繁殖を考えている場合には土を4センチ程度、その上に湿った落ち葉を敷きつめます。※この場合は先に紹介したキッチンペーパーは不要です。

土はカタツムリがいた場所の近辺にある土やホームセンターなどに売っている園芸用の土。

そこに複数カタツムリを入れておくと、土や落ち葉の下に白色不透明の卵を数十程度産卵します。

カタツムリは「雌雄同体(しゆうどうたい)」といって、メス・オスの性別がなく、すべての固体に輸精管と輸卵管を持ち、各個体同士で精子を交換し合います。

なので繁殖する場合、特にメス・オスを気にする必要はありません。複数の固体を入れておくだけで産卵が可能なのです。

孵化~幼体の飼い方

卵は大体1ヶ月くらいで孵化します。
孵化したら昆虫ケースのフタを板に変えましょう。
隙間からカタツムリが逃げ出さないためです。
幼体も成体同様の飼い方で大丈夫です。

注意

カビや虫が繁殖しないように衛生管理をお忘れなく。

  • エサは古くなったら取り換えること
  • フンの始末もこまめに
  • 加湿をしつつ昆虫ケースは密封せず、通気性の良い場所に置く

またカタツムリには「広東住血線虫」という寄生虫がいる場合があります。

カタツムリを食べなければ大丈夫ですので恐れる必要はありません。

また少なからず菌はありますので触ったら手洗いはしましょう。

※カタツムリの生態をもっとよく知りたい方は↓もどうぞ。

関連記事:カタツムリの生態。性別や歯・殻の特徴、ナメクジとの違いなど

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