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親子で引っ越し、カルガモの生態と特徴について。餌は?

2016/09/30

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春になると都市を中心に、「カルガモのお引っ越し」が地方ニュースを飾ります。警官まで動員して、町中をカルガモ親子が行進する姿は心を和ませてくれます。

日本には数多くのカモが飛来しますが、ほとんどは冬鳥です。しかしカルガモだけは留鳥で、一年中日本で暮らしています。そのため他の鴨にはない特徴があります。

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カルガモの生態と特徴

生息地

全国の川や池など水辺で一年中暮らす留鳥で、北の地域では南下するため、一部地域では夏鳥です。

日本以外ではロシア東部、中国、朝鮮半島などに分布しています。
水のあるところなら大抵は暮らしていて、小川や(比較的きれいな)側溝などにいることも。

冬になると海に下るものもいます。海には他のカモ類がたくさん暮らしていますが、彼らとまじって生活することもあります。(混群)

特徴

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カモ科マガモ属に属します。マガモに並び「美味しい鳥」とされ、鴨打ちの対象にされることも。
日本ではマガモ、カルガモなどが狩猟対象として許可されていますが、数に制限があります。

大きさ

くちばしの先からしっぽの先まで53~63cm(オスのほうが大きい)、翼を広げると83~91cmで、カモの中では大きな鳥です。

カルガモの大きな特徴は、雌雄が同じ色で見分けが付きにくいこと。群れでいる場合は、ひと回り大きな個体がオスなので見分けがつきますが、単独ではほとんど見分けがつきません

羽根や体色、雄雌の違いについて

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ほとんどのカモは雌雄の色が異なるのに、なぜカルガモだけは同じ色なのでしょうか

ほとんどのカモは同じ環境に複数の種類のカモが同居し、一目で自分の仲間を見分けないといけません。そのため、特にオスは独自の美しい羽を編み出し、メスに自らをアピールする必要があります。

これだけ努力しても他のカモ同士で交配することは少なくなく、お互いの種族の羽や特徴を受け継いだ子が生まれることもあります。

よくカモの群れを観察すると、まれに見慣れない姿のカモがいることがありますが、交配種なのかもしれません。

しかしカルガモは日本で唯一の留鳥カモのため、繁殖期に他の種類のカモが身近にいません。そのため、わざわざ派手な色の羽を持たなくても間違いは起きません。そのため、雌雄が同じ色なのです
派手な色は補食対象になりやすいので、オスも地味な色のほうが有利なのだと推測します。

羽の色は全体的に灰茶色で、くちばしの先の黄色と赤い足がよく目立ちます。お腹には羽衣というウロコのような模様があり、オスは濃い褐色で、胸の羽衣とはっきり分かれています。メスは境界が不鮮明で、若干ぼやけた印象があります。

繁殖期~子育て

4~7月に繁殖期を迎え、水辺の草むらや竹やぶ、休耕田など人目につかない場所に営巣します。集団でコロニーを作ることも。

卵を抱くのはメスだけの役目です。その間オスはオス同士で群れて暮らしています。

10~12個の卵を産み、26日ほどで孵化します。雛は生まれてすぐに歩き、自力で餌を食べることができるほど育った状態で生まれます。

全員が産まれたら、すぐに水辺に移動してメスと子供たちで生活が始まります。鳥類は雌雄で子育てすることがほとんどですが、カモの仲間はメスだけ子育てすることが珍しくありません。

赤ちゃんは全身ふわふわの産毛に覆われた愛くるしい姿です。しかし数が多すぎたり、周辺に雛の数が多すぎるときは子殺しをすることもあります。

自分の子だけでなく、他人(鳥)の子を殺すことも。可愛い外見からは想像できない面も持っています。

雑食性ですが、特に植物性の餌を好みます。主に水に生える植物や種、昆虫、オイカワなど小魚などを食べます。

貝を好んで食べ、田んぼに暮らすカルガモは、タニシなどを採取することも。
海では魚などを採取しています。

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捕獲方法(狩猟)

ハンターライセンスを所得した方だけが、狩猟期間に捕獲できます

一般的に、11月15日がカモ猟解禁日です。しかしこの時期は警察の取り締まりが厳しく、少しでも法律違反を犯すと(実弾を篭めたまま猟銃を携帯など)厳しいご指導が待っています。

上記のケースなら、当然ながら銃刀法違反でハンターライセンスは没収。こんな目に遭わないためにも、必ず法律とマナーを守って狩りを楽しみましょう。

カモ類は1日5羽まで。網を使った猟は1シーズン200羽まで許可されます。しかし上限ギリギリを目指すのではなく、自分たちで食べる分だけ、必要な数だけ頂きましょう。

一般的には風下から撃つ、または網で捕獲するのが一般的ですが、狩猟期後半にもなるとカモも敵を察知してさっさと飛び立ってしまいます。

数人でチームを作り、一人は追い立て後の人たちで撃つ、カモフラージュなどを施し、車などでそっと近づくなど、様々なハンティング法があります。

保護した時は

カルガモの雛を拾った、という話はよく聞かれますが、まずは安全な場所に避難させるだけに止めて、親が迎えに来るのを待ちましょう。

しばらく待っても来ない場合は、飛べるまで育ててあげると良いでしょう。餌はひよこの餌に青菜、できれば虫などを与えます。
大きくなればタニシなどの貝類をあげても良いでしょう。カルガモはなんでも食べるので、餌はあまり気を使わなくても大丈夫です。

昼間はカラスやネコ避けの網に入れて庭などに出し、夜は室内に入れて保護しましょう。飛べるようになれば放鳥します。

放すときに、人間は怖いものだと教えなければいけません。可哀想ですが、脅かして人間は信用ならないものだと教えてから放しましょう。

保護した際は、すぐに県の環境保全課に連絡して保護の許可をもらいましょう。

マルガモとは

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※マルガモ?↑

カルガモはマガモや(家禽マガモの)アヒル、アイガモと混血しやすいことが知られています。
カルガモとアヒル、アイガモの混血を、マルガモと呼びます。外見は個体差が激しく、ほとんどカルガモのような姿をしていることも。
時々やたらと人慣れするカルガモがいますが、本来カルガモは人間を恐れる傾向があります。実はこれらのほとんどはマルガモと言われています。
本来カルガモは人を恐れる生き物ですが、アヒルは恐れません。外見上はカルガモの特徴があっても中身はアヒルなので「人間を怖がらないカルガモ(のように見える混血鴨)」が産まれます。

特に都市部ではマルガモが多いと言われ、生命の多様性を壊すと問題になっています。京都などで警備員に先導されるカルガモ親子も、実はマルガモなのかもしれません。

特に、最近はアイガモ農法で大きくなったアイガモが殺せず、野放しにする被害が後を絶ちません。
アイガモは可愛らしく人慣れするので殺すのが忍びない気持ちは分かりますが、カルガモが混血する元です。放鳥は厳に慎み、最後まで面倒を見ましょう。

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