イタチ駆除・撃退法!捕獲NG、感染症の恐れ、退治・対策は早めに
2017/10/02
最近はイタチが民家に暮らしている事が多々あり、様々なトラブルが問題視されています。
特にイタチは人に感染する病原菌を媒介することでも有名です。
ここでは、イタチによる感染症と注意点、一般人でもできるイタチの対策(駆除・撃退法)をご紹介します。
イタチ対策
イタチは病気を媒介する
最近屋根裏からドタバタ音がする、咳が出る、体がかゆいなどの体調不良がありましたらイタチの存在を疑いましょう。
鳥獣保護法の管理下にあるイタチですが、衛生害獣でもあり病気を媒介します。
野生動物ですのでノミやダニに寄生されており、それらが原因で喘息などの呼吸器障害やアレルギーが起こります。
ペットを飼育している場合も注意
イタチは人獣共通感染症(ズーノーシス)に関する病気を媒介する事があります。
人獣共通感染症とはペットや野生動物から人間へと感染する感染症を指します。
普通ウイルスや細菌には宿主特異性があり、特定の生き物に影響を及ぼします。
例えばノロウイルスは人間に感染しますが、犬猫には感染しません。
しかし人獣共通感染症は人間も動物も感染します。
イタチで注意しなければならないのは狂犬病です。
日本では1957年以降狂犬病の発生はないものの、イタチはワクチン接種をしていないので感染しているかもしれません。
この他には人獣共通感染症ではないものの、鼠咬症(そこうしょう)というスピリルム菌を持ったネズミに噛まれて発症する感染症もあります。
イタチも感染源となる事があり、症状としては発熱や頭痛、患部の腫れが起こります。
ですからかわいいとイタチには近付かないようにしてください。
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イタチを駆除する前に
イタチの捕獲は鳥獣保護法で禁止されています。
厳密にはニホンイタチのメス、チョウセンイタチのメスは鳥獣保護法によりいつでも捕獲が禁止されています。
違反した場合懲役1年以下または罰金100万円以下の罰則が科せられます。
一方オスは狩猟鳥獣に指定されていますが、各都道府県・地方自治体によって届け出をしなければならない場合もありますので独断での捕獲や駆除は止めましょう。
一般人でもできるイタチ退治!撃退法はこれ
一般人による駆除は「鼬ごっこ」となる場合が多いです。
イタチは警戒心が強く学習能力があるので正しい駆除を行わないと追い出せません。
捕獲は鳥獣保護法により一般人は行うには困難ですが、忌避剤を用いるなどの追い出しは行えます。
- 木酢液や動物用忌避剤をまく(オススメ)
- バルサンなどの薬剤を使う(使用はなるべく避けたい)
まずイタチを観察して侵入経路を探します。
それから忌避剤を設置しましょう。
これらはイタチが嫌がる臭いなので、一目散に退散します。
追い出しに成功したらふん尿を片づけて消毒し、イタチの侵入経路をしっかり封鎖します。
実はイタチは薬剤等の臭いが薄れた頃に戻って来ますので、しっかり侵入経路を封鎖する等ガードしましょう。
またふん尿(マーキング)臭いが残っていると、他個体が寄ってきますので清掃する必要があります。
自力でするのもいいですが、衛生的な問題やふん尿の後始末の観点から業者に委託するのが一番でしょう。
関連記事:イタチの種類と生態。鳴き声、ふん、臭いなど特徴について
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