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騒音?うるさい鳴き声!ヒヨドリの生態と対策♪餌は?

2016/09/29

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冬になると、公園や庭木に集まる、やたらと声の大きな鳥がいます。
灰色の体にボサボサの頭で、いかにも気が強そうな風貌の鳥がヒヨドリです。
日本各地でよく見られる鳥ですが、意外な一面もあります。ヒヨドリとは、どのような鳥でしょうか。

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生態・特徴

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生息地

日本各地で生息しています。留鳥(一部地域では冬鳥)で、一年じゅう同じ場所で暮らす個体と、渡りをする個体がいます。
日本、台湾、中国南部、フィリピンのルソン島、朝鮮半島の南部、サハリンなどに生息しています。しかし、日本以外では個体数が少なく、日本固有の鳥と言っても差し支えないでしょう。

亜種

離島を中心に、亜種が数種類います。
小笠原諸島のオガサワラヒヨドリ、硫黄列島のハシブトヒヨドリ、大東諸島のダイトウヒヨドリ、奄美列島とトカラ列島に生息するアマミヒヨドリ、沖縄諸島と宮古諸島のリュウキュウヒヨドリ、与那国島のタイワンヒヨドリ、与那国島以外の八重山諸島に生息するイシガキイヒヨドリが分布します。
奄美大島と琉球諸島には、本州や他の離島で暮らすヒヨドリが冬鳥として飛来します。

特徴

スズメ目ヒヨドリ科の鳥です。くちばしの先からしっぽの先まで27.5cmある、比較的大きめな鳥です。
翼を広げると40cmくらいになるため、庭木にやって来ると存在感があります。
灰色の羽毛に白が混じり、頬に赤みがあります。防寒のために羽を膨らませた冬のヒヨドリは、とても可愛らしい姿をしています。
頭の羽は他の部分より長いため、頭がボサボサに見えます。興奮すると頭の毛を逆立てて怒鳴り散らし、敵を威嚇します。
飛行中にピーヨ、ピーヨと大きな声で鳴きます。ヒヨドリの飛び方は独特で、数回羽ばたいて羽を閉じ、失速したらまた羽ばたき、を繰り返し、波形を描いて飛びます。

気性が荒く、エサ代のエサを争ってスズメなどをつつき殺すことも。実の鳴った庭木に集団でやって来て、数日で果実をまるごと食べることも珍しくありません。
春と秋に渡りをすることがあり、関門海峡では巨大な群れを作って渡りをします。
海を越えるときは海面すれすれを飛び、天敵の襲来に備えます。

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果実、花の蜜を好み、椿や桜に顔を突っ込んで密を吸う姿をよく見かけます。
庭木の実も大好きで、秋になると集団でやって来て、数日で食べ尽くしてしまうことも。
バードテーブルに切ったリンゴやミカンを置いておくと、喜んでやって来ます。縄張りにしてエサを独占してしまうことも珍しくありません。
庭の主がうっかりエサを出し忘れると、窓の外から鳴いて催促したり、エサ用に閉まっていたリンゴにまで手を着けてしまうこともあります。

このような積極的な性格なので、イチゴやミカンなどの畑を荒らすことも度々です。農家では害鳥とされ、狩猟鳥の指定を受けています。

注意点

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バードテーブルによく来る鳥ですが、可愛いからと、いつまでもエサを与え続けて甘やかすのは問題です。
バードテーブルはエサが乏しい冬を乗り切る非常食と割り切り、春になったら催促されても無視するほうが賢明です。そうしなければヒヨドリが自宅周辺を縄張りにして、庭木に営巣する可能性があります。
雛は激しく鳴くので、2週間は騒々しさに耐えないといけません。
野鳥はペットではなく、独立した生き物です。営巣まで暖かく見守る覚悟がなければ、適度な距離を保ちましょう。

天敵

瀬戸内海や関門海峡など海上で渡りをする最中には、ハヤブサによく狙われます。
ハヤブサは海岸の崖に巣を作り、ひなを育てます。ちょうど、ひなを育てるシーズンにヒヨドリがやって来るため、ハヤブサにとっては季節の恵みです。

ハヤブサは時速300キロの速さで群に突っ込み、群をかき乱します。孤立した個体に狙いを定め、一撃で捕らえます。

それ以外の時はカラスや猛禽類が天敵になりますが、気性が荒く集団で暮らすため、そうそう狩られることはありません。猫に狙われることもあるため、バードテーブルは茂みから離して設置しましょう。

保護した時は

ヒヨドリは賢く、ひなを保護すると人に懐きやすい鳥です。平安時代には貴族の間でヒヨドリを飼うことが流行したほどです。
しかし野鳥なので、現在では怪我をした以外の理由で保護することはできません。もし、羽が生えそろったひなが落ちていたら、安全な場所まで移動して木の枝などに止まらせましょう。

怪我した場合は保温し、日本野鳥の会と提携した施設に連絡し、指示を仰ぎます。

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