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ふわっふわでブルーの瞳が人気のヒマラヤン。その性格、飼い方、大きさなど

ペルシャシャムを掛け合わせたヒマラヤン。

顔のポイントはまさにシャムですし、ふわふわはまさにペルシャですね。性格なども親譲りなのでしょうか?

そんなヒマラヤンについてご紹介します。

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ヒマラヤンについて

歴史

ヒマラヤンは、完全に人の手で作り出された種の猫です。
ペルシャにポインテッド(顔や尻尾や四肢のポイントカラー)の特性を付けたいと考えた研究者により、スウェーデンからイギリス、アメリカにまでその研究が引き継がれ、誕生するまでに10年以上かかりました。
イギリスで1955年、アメリカでは1957年に公認されました。
当初は「デビュタント」という名前が付けられたのですが、その様がヒマラヤウサギに似ているということでいつの間にか「ヒマラヤン」という名になったそうです。

実はこのヒマラヤン、まだ研究途中で完成された個体ではないのだとか。
また何年~何十年後には、違ったタイプのヒマラヤンが出てくるかもしれないですね。

体の特徴

ヒマラヤンは、実はペルシャ猫の1種です。
ペルシャは30種類以上の被毛の種類があり、ポインテッドあるヒマラヤンはその1種となっています。

ペルシャの特徴であるゴージャスな被毛と、シャムの特徴であるポインテッドを有しているのがヒマラヤンです。
瞳の色はサファイヤブルーのみで、これはシャムから受け継いでいる特徴ですね。
体はずんぐりとした胴体に、四肢は少し短めです。

大きさは、ヒマラヤンの成猫で

  • オス:4~6キロ
  • メス:3~5キロ

程度に成長すると言われています。

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飼いやすさ、飼い方

おっとりとしており、また賢いので初心者でも飼いやすいでしょう。
優しい性格のため、他の動物とも仲良くやっていけますので、多種多頭飼いにも向いています。
鳴き声も小さいので、マンションでも飼いやすいと思われます。
ただ、騒がしいのは苦手なので、小さい子どもが走り回る環境では配慮が必要です。

その美しい長毛を維持するために、日々のブラッシングは欠かせません。
また、トイレもこまめに清潔にしていないと、毛が汚れて嫌がる場合もありますので、注意しましょう。

注意点

ヒマラヤンは長毛なため、体に熱がこもりやすく熱中症になりやすいです。特に夏場はエアコンなどで暑くなりすぎないように調節してあげましょう。

また、ヒマラヤンによくみられる遺伝性の疾患に「多発性嚢胞腎」があります。
人間にもある病気なのですが、両方の腎臓にできた多発性の嚢胞が徐々に大きくなり、進行性に腎機能が低下する疾患です。
なるべく腎機能を正常に保つため、尿をため過ぎずにこまめに排尿できる方がよいです。お水も毎日変えて清潔にしてください。

ヒマラヤンの寿命は、14~16歳くらいと言われています。
一般的なイエネコと変わらないですが、日ごろの健康管理次第では末長く一緒にいられるようになると思われます。

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