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ヒグマの生態について。生息地や習性、出会った時の対策

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ヒグマとはネコ目・クマ科の動物です。

日本における最大の陸上動物であり、性格は非常に凶暴です。

北アメリカに生息しているグリズリー(ハイイログマ)はヒグマの仲間です。

ヒグマの住む知床・斜里町では近年目撃件数が増加しており、地元では危機感を募らせています。

また過去に北海道では数件ヒグマによる凄惨な事件が発生しています。

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ヒグマの生態と特徴

生息地

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ヒグマの生息地、見られる時期は次の様になっています。

  • 地域:北海道
  • 場所:森林
  • 時期:4月~12月

ヒグマは北海道のみにしか生息しない動物です。
ですから本州で見られるクマはツキノワグマになります。

ヒグマが見られる時期は冬眠明けの4月から冬眠入りの12月となっており、春から冬にかけて各地で出没しています。

この時期に山菜取りやハイキングで入山すると、ヒグマに遭遇する確率が高くなりますから気を付けてください。

特にヒグマが危険な時期は『餌に飢えている冬眠開け』『エネルギーを貯め込まなければならない冬眠入り』です。

『小グマを連れた母親』も大変気性が荒くなっているので、小グマを発見次第すぐに立ち去って下さい。

特徴

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ヒグマには次の特徴があります。

  • 体長:約200cm程度
  • 体重:約100kg~300kg程度
  • 体色:暗茶色、黒茶色
  • 背中にコブを持つ
  • 嗅覚に優れている
  • 約50~60kmで走る
  • 両足で立つ事が出来る
  • 胸元に白い模様(袈裟懸け)がある個体もいる

ヒグマの背中は一部ポッコリと盛り上がっています。
そして爪は非常に長く、獲物に突き刺して皮を裂くのに役立ちます。

また嗅覚に優れているため、数キロ離れた場所からの臭いも感知出来ます。
なので人間が入山後にゴミを捨てると、そこへヒグマが臭いを嗅ぎ付けて集まってしまう可能性もあるのです。
ですから北海道では様々な団体がヒグマ事故を防止するためパトロールを徹底し、観光客へのマナーの周知やゴミ拾いをしているのです。

それから一見鈍足そうなヒグマですが、時速約50km程度で走る事も、両足でスッと立つ事も可能です。(立ち上がると3mを越える個体もいる)

数は多くありませんが、胸元に白やクリーム色の体毛が生えた個体もいます。
この一部毛色が変わった部分を"袈裟懸け"と呼んでおり、凄惨な『三毛別羆事件』のヒグマも袈裟懸けだったそうです。

食性および餌

動物の肉しか食べないと思われがちなヒグマですが実際には雑食です。

餌はシカやサケ、ハチやアリ、ドングリやタラの芽まで幅広く食べています。

また生きた動物に襲いかかるイメージがありますが、どちらかと言えば死肉を好みます。
しかし最近は死肉よりも生きた動物の肉を好む個体も増加しているそうです。

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ヒグマ対策、注意点

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ヒグマは素朴で可愛らしい顔をしています。
ですがツキノワグマに比べると性格はどう猛で、過去には人食い事件・事故を起こしています。
入山する際には命を守るためヒグマ対策を講じておく必要があります。

ヒグマと遭遇しない事が大事

とにかくヒグマと遭遇しない事が一番重要です。
入山後はヒグマの痕跡を探して、危険を察知しましょう。

探すべきヒグマの痕跡
  • ヒグマの足跡…大きく丸い足跡
  • ヒグマのフン…餌が消化されていないフン
  • ヒグマの食べかす

死んだフリをしてはいけない?

ヒグマに遭遇した際の対処法として、死んだフリを薦める人がいます。
しかしヒグマは死肉を好んで餌にする傾向があるため、死んだフリをすると却って危険です。

防御策として"首を両手で覆いながら地面に伏せて、頸動脈をヒグマの一撃から守る"という方法があります。
しかしこれも万全ではありませんので臨機応変な対応が求められます。

入山時に持っておくべきヒグマ対策グッズ

ですから入山する際には、ヒグマ対策グッズを携帯するようにしましょう。

  • カマ/ナタ/ナイフ(戦闘用)
  • クマ撃退スプレー(撃退用)
  • クマ除け鈴/ホイッスル(周知用)
  • ラジオ(周知用)

まずクマ除け鈴、ホイッスル、ラジオでヒグマに人間の居場所を知らせましょう。
そして万が一ヒグマと出会ってしまった場合、クマ撃退スプレーを噴射して撃退します。
スプレーにはトウガラシ成分が配合されているので、嗅覚に優れたヒグマを怯ませる事が出来ます。

最悪ヒグマと戦闘する時にはカマやナタを駆使し、毛や皮膚に被われていない『目』や『鼻』を狙ってください。
求められているのはヒグマを戦意喪失させる事であり、ヒグマに勝利する事ではありません。

ヒグマの1年間の暮らし方

12月/1月/2月/3月…冬眠中

冬から初春までのヒグマは冬眠中です。
冬眠中は体温と心拍数を下げ、極力体力を使わず省エネモードで冬を越えます。
排尿や排泄もしないので驚くのではないでしょうか。

4月/5月…冬眠明け

ようやく冬も終わったので活動開始です。
腹ペコですからフキやザゼンソウなどの柔らかい植物でお腹を満たします。

6月/7月/8月…繁殖期

この時期は交尾のため、オスがメスを探してウロウロ歩き回ります。
木の実やセリを餌にしますが、足りないと畑の農作物を荒らしに住宅街へ出没する事があります。

9月/10月/11月…冬眠前

冬眠前ですからとにかく餌を求めて活動します。
特に栄養価の高いドングリやクルミなどの木の実を探しています。
川でサケを捕食する個体もいます。

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