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ゲジゲジの生態について。ゴキブリを捕食する益虫。毒性は?

2016/10/20

ゲジゲジとはゲジ目・ゲジ科の昆虫です。

言いやすくゲジゲジと呼んでいますが、正式名称はゲジになります。

本体よりも伸びた手足、カサカサ音もなく移動する様子からは不快害虫として分類されており、駆除対象になっています。

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生態

生息地

ゲジゲジの生息地、見られる時期は次の様になっています。

  • 地域:北海道、本州、四国、九州、南西諸島
  • 場所:平地、雑木林、住宅街
  • 時期:3月~11月

ゲジゲジは北から南へと全国的に生息しています。

特に見られる時期は3月~11月となっており、初春から晩秋にかけて見る事が出来ます。

湿り気のある日陰に生息しているため、住宅の軒下はゲジゲジにとって居心地が良い場所です。
もし屋内でゲジゲジを見付けたら、どこかにエサとなる昆虫がいるか外と通ずる穴があるのかもしれません。

特徴

ゲジゲジには次の特徴があります。

  • 体色は褐色地、手足には黒色や薄褐色の縞模様(成虫)
  • 体長は25mm程度(成虫)
  • 触角や手足が長い
  • 偽複眼がある
  • 背中に気門を持つ
  • 全体的に楕円型
  • 成虫は手足が15対ある
  • 幼虫は手足が4対ある
  • 幼虫は何回か脱皮を繰り返す
  • 毒があるが人体に影響はない
  • 寿命は5年程度

まずゲジゲジは孵化後から、たくさん手足を持っているのではありません。
卵から孵化した幼虫の手足の数は4対、つまり4×2で8本。
それからゲジゲジは何回か脱皮をし、最終的に15対、15×2で計30本に手足が増えるのです。
しかし15対以上は増えませんし脱皮も止まります。

そして背中には呼吸をするための気門が空いており、単眼も1,000個近く持っています。
偽複眼は単眼の集合体のようなものです。
偽複眼のおかげで視覚も能力が向上し、種の繁栄に貢献しています。

寿命も5年程度と昆虫にしてはやや長めです。

ゲジゲジは主にクモダンゴムシ等の小昆虫類をエサにしています。

肉食系で運動能力も高く、ササッとすぐ獲物に追い付き捕食するのです。

ジャンプして捕食する個体もいると言われています。

天敵

ゲジゲジの天敵は昆虫類、爬虫類鳥類になります。

昆虫は天敵からの逃亡で、命は助かっても接触により体の一部を欠損してしまう事が多々あります。

欠損は運動能力を落とし命取りとなります。

しかしゲジゲジは天敵からの自衛のため、2つ秘策を持っているのです。

1、手足を自分の意思で切り落とす

ゲジゲジは天敵から襲われると自分の手足を切り落とします。

切り落とした手足はしばらく動き続け、その内動かなくる優れもの。

こうして自身の手足を囮としている訳です。

トカゲのシッポ切りと同じ仕組みですね。

2、手足を脱皮で再生できる

天敵から逃げる度に手足を切り落としていたら手足がなくなってしまいます。

しかしゲジゲジは脱皮する度に欠損した手足をまた生やす事が出来るのです。

再生可能であれば安心ですね。

ただ脱皮が可能な回数は限られており、無限大に再生できる訳でもありません。

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飼育方法

飼い方

ゲジゲジを次の飼育方法で飼育してみましょう。

飼育に必要な道具

  • フタ付き昆虫ケース
  • 腐葉土
  • アリやクモ等の小昆虫類
  • 石、レンガの欠片、落ち葉
  • 霧吹き

飼育に適した環境・苦手な環境

〇風通しの良い日陰
×乾燥に非常に弱い

手順

まずフタ付きの昆虫ケースに腐葉土を5センチ程度敷きましょう。
そこに石やレンガの欠片を置いて完成です。
乾燥に非常に弱い昆虫なので適度に湿度を上げてください。
落ち葉はゲジゲジの隠れ家や水分を含んで昆虫ケース内の湿度を上げる役割があります。
たまにアリやクモ等の小昆虫類をエサに与えましょう。

脱走防止のためフタは絶対に閉じてください。
うっかり逃がしてしまうと、他の人に迷惑が掛かります。
飼育する際には責任を持って最後までしっかりしてください。

採集方法

ゲジゲジを次の捕獲方法で捕まえてみましょう。

使用する道具

  • 目の細かい網
  • 軍手、長袖長ズボン、長靴

まず軍手をはめて、長袖長ズボン、長靴という格好になります。
これは万が一のための防御で、ゲジゲジから噛まれないようにするためです。
毒性は弱く、噛まれても人体に影響のある程度ではありません。
しかし噛まれた部分から雑菌が侵入し、化膿する可能性もあるため噛まれないのが一番。

捕まえ方

  1. さてゲジゲジは多湿な環境を好んでジッと身を潜めています。
  2. 野外の落ち葉や石をひっくり返して探しましょう。
  3. 見付けたら目の細かい網で捕獲。
  4. ゲジゲジはビックリして手足を切り落とす事もあります。
  5. その手足の様子も観察してみてください。
  6. 欠損があれば、その個体は天敵と幾多の修羅場を潜り抜けてきた強者かもしれません。
  7. 非常に逃げ足が速いので慣れないと捕まえるのは至難の技です。

注意点、毒はあるのか?

ゲジゲジには一体どのような毒性があるのか、または万が一噛まれた場合の対策を覚えておきましょう。

ゲジゲジにはどんな毒性がある?

拍子抜けするかもしれませんが毒性は弱いです。
噛まれても何も起こらない人が多数です。
しかし雑菌はあるので、体質次第では腫れたり痒くなる人もいます。

ゲジゲジに噛まれた時の対処

清潔な流水で患部を洗い流してから消毒します。
毒は弱いですが噛まれてパニックに陥り、体調不良が起こりやすいのが問題です。
心拍数増加、過呼吸、吐き気は最たる症状です。
どれも一過性なので精神的に落ち着けば治まります。
横になって水分や糖分を摂取し、リラックスを心掛けて落ち着いてください。

コラム

ゲジゲジのちょっとしたコラムを紹介しましょう。

ゴキブリを捕食する益虫です

四肢が異様に長く容姿が不気味なため、不快害虫として分類されているゲジゲジ。
しかし気持ちが悪いものの、ゲジゲジは『益虫』です。
私たちに害を与えるノミやダニ、さらには誰もが嫌うゴキブリをも捕食します。

ゴキブリは俊足が自慢の昆虫ですが、ゲジゲジはゴキブリのスピードに追い付けるのです。
ゴキブリと同等の速さで移動できる昆虫は数が少ないので、ゲジゲジは貴重な存在でもあります。

ゲジゲジはゴキブリを発見次第、30本の手足を巧みに動かして追跡。
素早いゴキブリを見失わないのは偽複眼のおかげでもあります。
ゴキブリに追い付いたら捕食に移ります。
長い手足をゴキブリの体にまとわらせ食べてしまうのです。

ゴキブリハンターという賞賛すべき働き者なのですが、不快な容姿をしているので人間からゴキブリと一緒に駆除されてしまう事が多いです。
もし屋内でゲジゲジを見付けてもハンターとしての働きを称え、駆除せず逃がしてあげてください。

性格は大人しいゲジゲジ

誤解されやすいのですがゲジゲジの性格は大人しく、人間が掴む等しなければ接触はありません。
しかし気持ちが悪く手足の本数が多いせいか、凶暴で有毒なムカデと一緒にされる事が専ら。
ゲジゲジは『人体に影響のない弱毒』を持ち『ゴキブリ』等を捕食する『益虫』です。

ゲジゲジナンバーって何?

ゲジゲジナンバーとは自動車の滋賀ナンバーを指します。
滋の『幺』がゲジゲジに見えるからそう呼ばれているとの事。
しかし一部では揶揄のニュアンスを含む言葉でもありますし、不愉快に思われたりするので言わない方が無難かもしれません。

※幺はヨウ、小さいと入力すると出てきます

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