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恐竜

恐竜の絶滅について

2016/10/04

第一章 ~よくある書き出しを否定する新たな視点~

恐竜が絶滅した理由ついては、様々な意見があります。最も有力なのが隕石衝突です。

直径10kmに及ぶ隕石が地球に衝突し、粉塵を巻き上げそれが大気を覆い太陽の光を遮りまました。その結果、地球の気温は数十度下がり、プランクトンが死に絶え、植物が枯れ、草食恐竜が絶滅、肉食恐竜が絶滅という流れになった訳です。

他にも火山活動によるもの、気候の急激な変化、大洪水など様々な可能性があります。ですが、それらについては答えがでるものではありません。それは学者の方々にお任せしましょう。

また、よく話にでるものが、「恐竜が絶滅しなかったら?」という仮説です。

トロオドンという脳が発達していた恐竜がいました。その恐竜がどんどん脳を発達させ、ゆくゆくは現代の人類のように2足歩行になるという説を唱えた研究者がいます。もちろんその可能性もありますが、それも仮定の話です。もっと頭のいい人達に悩んでいただきましょう。

ここではそういった憶測や仮定ではなく、現実に分かっていること事象から、論理的に恐竜絶滅について考えたいと思います。

一つ一つの可能性をあーでもないこーでもないと考察するのではなく、事実から導き出される「条件」や「因果関係」を逆説的に突き詰めれば、自ずと答えに辿りつけるはずです。

少し難しいかもしれませんが、まずは「どうやって恐竜が絶滅したか」ではなく、「何故絶滅したのは恐竜だったのか」を考えてみましょう。

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第二章 ~絶滅の答えを導き出す~

事実と考え方

初めに、今現在判明している事実についてここで整理しておきます。

  • 一つ目は、2億年ほど前に誕生し、その後6500万年前まで地球を支配していた「恐竜」が絶滅したこと。
  • 二つ目が、その後哺乳類が地球を支配し、人類が誕生したこと。これらは紛れも無い事実です。

この2つの出来事を基準に、あくまで一般的、常識的な範囲で、考え突き詰めていけば、答えに辿りつけるはずです。

冒頭でもお伝えしたように、ここではどのように絶滅したかは議論しません。では恐竜が絶滅したという事実、つまり”結果”について考える場合、何を議論すべきなのか?

それは恐竜という分類ではなく、”ある種の生物”が絶滅したと捉えることから始まります。

結果には必ず原因があります。絶滅の原因は、その”ある種の生物”が生きられない環境になった、もしくは他の生物によって無理やり滅ぼされた、のどちらかとします。

前者は環境に適応できなかった自らの責任、つまり内的要因。後者は外的要因と考えていいと思います(※環境変化は全ての生物に等しく影響するので、外的要因には当てはまりません)。

ここで話を恐竜に戻します。外的要因の場合は、大型の爬虫類を一掃する力を持った存在が必要です。そうなると、なんだかSFっぽい話になるのでここでは保留にします。

となれば内的要因です。生物の世界で環境に適応できないことは負けることです。

恐竜は絶滅しましたが、生き残った生物は勝った(適応できた)ということになります。では生き残った生物と恐竜は何が違うのか。これを考えれば、恐竜(絶滅した種)にだけ当てはまる条件が分かってきます。

恐竜と生き残った生物の違い

条件その①体の大きさ。

これは殆どの恐竜に当てはまりますが、もちろん体の小さい恐竜もいたはずなので、これが全てではなさそうです。

条件その②変温動物である。

これも生き残った生物に変温動物であるワニや亀がいることを考えると決め手にはなりません。

条件その③進化に多様性が無かった。

様々な種類がいましたが、多くは体外の変化でしかなく、体内機能の点ではあまり変わっていません。例えば知能であったり、五感の発達など。数億年の期間がありながら、特別な進化を遂げていないことが恐竜の特徴です。
この③については、体の大きさ故に進化をする必要が無かったという見方もできます。

条件その④現代科学で未だに解明されていない真実。

もし④が存在すればお手上げですので、ここでは保留にします。総合すると、①と③の要因を合わせもつことが、恐竜と他の生き物との差だと考えてもよさそうです。

やはり環境の変化

では、何が起こると恐竜にとって不都合なのか。やはりそれは環境の変化です。

結局は一般的なものと同じ結論だと思われるかもしれません。ただし、これは一方向の変化ではないと考えます。例えば寒くなっただけなら、寒さに強い恐竜は耐えられたはず。そのような一方向ではなく、環境の様々な変化に対して、恐竜は対応しきれなかったのです。

さらにこの変化が長期的のものもあれば、短期的に起こることもあるでしょう。もし他の生き物、例えば体の小さなものであれば、周りの脅威に対して隠れる術(例えば巣を作るなど)を持っていました。

徐々に環境が変わったなら自分たちの住処や餌場を変えるなどもできたと思います。それが恐竜には必要なかった。なぜなら、彼らは食物連鎖の頂点であり、数や力では他の種に負けることがなかったからです。

恐竜たちが絶滅した訳、裏を返せばそれ以外の生き物たちが生き残った理由として妥当なものは、”食物連鎖の下位に存在していた”からではないでしょうか。ただ、下位といっても植物やプランクトンなどの最下層の生き物たちは、ほとんど絶滅しています。しかし彼らの長所は、復活し、無限に増え続けられること。少しの栄養でも生きられる機構を各々持っています。たとえ極端に数が減ってもまた一からやり直せるのです。

こう考えると、何が起こったかは問題でないことがおわかり頂けたでしょうか。要は、冒頭で挙げたいくつかの絶滅のきっかけのうち、恐らく複数の事象が起こった、もしくは起こり始めていたのでしょう。

どれが最初という訳ではなく、6500万年前にそれらが重り、環境の変化についていけなかった生き物が絶滅した。

すなわちそれが、安泰な生活を送っていた恐竜だった。この結論が最も合理的です(実際様々な説がある中で、絶滅までに恐竜は、徐々にその数を減らしていたと言われています)。一言で言えば、恐竜絶滅の答えは「悠々自適過ぎたから」になります。

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第三章 ~もう一つの事実との結びつけ~

では、二つ目の事実である人類誕生の原因とは?

生き残ったものの内、恐竜たちの抑圧から開放されることで、個々に様々な進化を遂げる動植物が増えていきました。

これは今まで数億年かけて手に入れた姿や能力が、その時点でまた新たな進化の開始点となり、革命的な変化を次々に生じさせたからです。

その結果この数千万年の内に、外見だけではなく、知性や感覚器を発達させた生き物たちが爆発的に増えました。もちろんその間も環境の変化はとめどなく訪れ、自然淘汰は繰り返されていました。

単純にそれらに対応できたのが、体を大きくするでもなく、空を飛ぶでもなく、たまたま「知性を発達させること」だったと考えられます(ダーウィンの進化論の基本、自然選択説です)。

その結果、後に人類がこの地球を支配するという現在の事実、つまり現実に繋がるのです。

恐竜が絶滅することが、人類誕生を促したのです。これで2つの事実が繋がりました。恐竜さん、犠牲になってくれてありがとうございます。

第四章(おまけ) ~現代の絶滅を引き起こす原因とは~

現在、人を除いた食物連鎖の上位の生き物たちは、徐々に数を減らしています。

ライオン、トラ、シロクマ、シャチ、ゴリラ、ワニなど、挙げるとキリがありません。これはつまり数千年前に起こった恐竜たちと同じ状況です。

ただし現代の環境の変化は、我々人類が引き起こしているものです。それは地球という大きな時間の流れに対しては、あまりに急激すぎる変化です。これに生き物が対応することは非常に難しい。
となれば、もはやこれは外的要因(第二章で言うところの無理やり影響を与えるもの)を私達が作り出しているのと同じです。

恐竜絶滅と同じように、原生動物の絶滅が起これば、私達は大きな打撃を受けるでしょう。その時に初めて、自分たちも食物連鎖の中にいた事に気付くことになりますが、時すでに遅し。

せっかく高い知性を持ちあわせているのだから、その単純なこと気付くべきですが、今のところその予定は無さそうです。
でも結局は人類が滅びても、また新たな進化を遂げた生物が現れるでしょう。その時は同じように「人間さん、犠牲になってくれてありがとう」という文章を書いているに違いありません。

長文お読み頂きありがとうございます。

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