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チャドクガの生態と毒!刺された時の対処法♪卵・幼虫も注意

2016/09/28

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蛾にはたくさんの種類がいます。その中でも気をつける必要があるのが、チャドクガのような毒を持った種類です。

子どものころ毛虫に刺された記憶はあるでしょうか?毛虫は見た目も気持ち悪いし、触ったら危ないと思っている方が多いでしょう。

では成虫になった蛾に対してはどうですか。粉が付くと嫌だし、あえて触ろうとすることは無いにしても、毛虫の時ほど気をつける意識は低いと思います。

実はこのチャドクガのように、蛾の仲間には成虫になっても毒を持っている場合があるので、注意が必要です。

※写真は交尾中のチャドクガ

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特徴・生態

見た目は茶色というより黄色の方が近く、普通の蛾とそこまで見分けはつきません。よく観ると身体が毛のようなもので覆われています。ただ、この毛のような針(毒針毛)が風で舞い上がり目に入ることもあるので、あまり近くで見ないようにしてください。

幼虫に注意

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幼虫期は、ツバキ科の植物の葉に固まって群れをつくって生活しています。ツバキ科の植物には、椿やサザンカなどがあり、それらを育てている農家さんにとってはとっても迷惑な昆虫です。さらに葉を食害するので、専門の駆除業者や農薬を駆使している現状があります。

卵にも注意

ここまで良いとこなしですが、追い打ちをかけます。それは、卵の時から毒があることです。卵が毒を持っている訳ではなく、成虫の体毛が卵の周りについているからで、つまりチャドクガは一生毒(の)身です。はた迷惑な話ですが、こうすることで外敵から身を守ることができます。生物界にとっては毒は身を守る術であることが、このような例でよくわかります。

成虫にも注意!チャドクガの毒性とは

ではここからはチャドクガの毒について記述しましょう。基本的にドクガ科の蛾の毒の成分はヒスタミンなどのタンパク質由来のものです。ヒスタミンってあのアレルギーの?と、お気づきの方はその通り。

そもそもヒスタミンとはアレルギーを引き起こす物質ではなく、細胞内に貯蔵されている物質です。これが過剰に細胞外に分泌されると、かゆみやくしゃみ、鼻水などを引き起こします。つまりそのヒスタミンが皮膚に直接作用してしまい、かゆみや湿疹の原因となっている訳です。

昆虫の毒には、様々なタイプがあって、ヒスタミンの以外にも解明されていない成分が無数に存在しています。場合によってはそれらが、痛みや重篤な症状を引き起こします。昆虫についての簡単な知識を持っておくことで、自分の身を守ることに繋がったりするので、たまには図鑑を開いてみましょう。もっと虫嫌いになるかもしれませんが…。

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刺されたらどうする?対処法について

話を元に戻しますが、じゃあ万が一刺されたらどうするの?について、まずは刺されたと思わしき場所を触らないで下さい。

そして患部を水やお湯などで優しく洗い流してください。このときゴシゴシこすらないように。もし毒の毛が刺さっているのが見えるならセロテープなどで優しく抜いて下さい。

たとえ長袖を着ていても油断はできません。繊維の間から毛が皮膚まで到達することがあり、その衣類に毒の毛が残っていたりします。それを洗濯する時に触ってしまい二次被害を起こしてしまうので、怪しい場合は先に洗い流してからにしましょう。刺されてから数日お風呂などで患部をやさしく洗い流していると腫れや湿疹などは引いてくるとは思いますが、あまりにひどいようなら病院で診察を受けてください。

虫刺され用の薬も販売されており、抗ヒスタミン剤入りならかゆみなどは抑えられます。アンモニアは効果がないので間違ってもおしっこをかけるなんて暴挙はやめて下さい。ただ薬で症状を抑えても、根本的な解決にはならないので、まずは刺されないこと、注意すべきポイントは行動範囲内にツバキ科の植物がないか、それと発生時期。4~10月ぐらいまでは気をつけましょう。

それ以外の時期でも死骸や卵が残っていれば、触らないようにして除去して下さい。次に刺されても慌てず、落ち着いて対処すること。この2点を必ず守って下さい。ハチ蜘蛛などと違って毛虫は自分から人を刺すことは絶対にありません。人間側がそっとしておけば痛い目はみなくて済みます。

データ

和名:チャドクガ

学名:pseudoconspersa

分類:チョウ目 ドクガ科

分布:本州、四国、九州

発生時期:幼虫(毛虫)は4~10月の間に2回発生。成虫は6~10月ぐらいに現れる。

捕獲方法:まず目を守るゴーグルと帽子と手袋、服装はビニール製の全身防護服がベスト。
卵から成虫まで毒があるので、直接肌に触れないように気をつける。

飼育方法:幼虫の時は、虫カゴにツバキ科の葉っぱを入れておく。成虫は毒の毛を撒き散らす可能性があるので、箱を二重にし、屋内での出し入れは控える。餌は花の蜜や樹液。というか研究目的でなければ飼わない方が利口。

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