キャバリアの性格と飼い方。後天的な心臓病に注意。
2017/01/05
キャバリアのこと
歴史
キャバリアの本名は「キャバリア・キングチャールズ・スパニエル」といい、イギリス原産の小型犬です。
仰々しい名前の「キャバリア」は「騎士」を意味し、騎士のように纐纈な精神をもち、雄々しい姿であるとされます。
ちなみに、「キングチャールズ」とは、イングランド王のチャールズ1世・2世がこの犬をとても可愛がっていたことに由来します。
伝統的なイギリス王室の愛玩犬とパグなどを交配、改良が進み、現在のキャバリアが誕生しました。
体の特徴
体重は5~8㎏で、大きな眼とたれ耳、ふわふわとした絹糸のような毛が特徴です。
生後2~3年が経つと、足や耳、胸に飾り毛が発達してきます。毛の色は大きく分けて4種類存在し、赤褐色と白の「ブレンハイム」、赤褐色と黒、白の三色が混じった「トライカラー」、黒と赤褐色の2色が混じった「ブラック・タン」、赤褐色単色の「ルビー」です。
性格
キャバリアはやさしく穏やか、遊びが大好きな犬であり、物静かで無駄吠えや神癖がない、とまさに理想的な家庭犬とされます。
飼い主やその家族に対して愛情深いものの、裏を返せばさみしがり屋な性格でもあります。社交的な性格のため、屋外でも好奇心旺盛かつ活発に行動することができ、散歩のたびに「噛みやしないか」と気を使う必要などはありません。
コミュニケーションが大好きな犬のため、スキンシップも含めて積極的にかかわるようにしましょう。
飼いやすさ、飼い方
室外飼育も可能ですが、もとが愛玩犬であること、密接なコミュニケーションを必要とする小型犬であることなどから、むしろ室内飼育に向いている種類です。
素直かつ聞き分けのよい犬種なので、室内飼育に関して特に気を付けることはありません。しかしながら、少々食い意地が張った性格のため、餌を与えすぎない、散歩中の拾い食いはしないようにしつけをする、といった点には注意する必要があります。
注意点
ブラッシング
キャバリアは小型かつ愛玩犬のため、散歩は1日30分ほど、日光浴とストレス解消ができる程度で問題ありません。毛が長く、脱毛量が多い種類のため、ブラッシングはできれば毎日、最低でも2日に1度は行う必要があります。
耳のケア
また、たれ耳の種類のため外耳円のような耳の病気になりやすいとされています。そのため、濡らしたガーゼで定期的に耳掃除を行うなど、耳の清潔を保つように心がけましょう。
後天性の心臓病
また、キャバリアは僧房弁閉鎖不全症という、後天性の心臓病を発症しやすいとされています。この症状は4~5歳をピークにかかるとされており、夜間や運動時に激しく咳き込むといった症状がみられる場合、速やかに獣医師にかかることをおすすめします。
関連記事
- 食性から考える、犬の理想的なドッグフードの選び方とは?
- 無添加のススメ!ドッグフードに含まれる添加物が犬に及ぼす危険性
- 安価なドッグフードに潜む危険な肉の実態。肉骨粉など原材料の問題
- 安価なドッグフードに使われる脱脂大豆(大豆ミール)の危険性
- 犬にとって、危険な食べ物とは?避けたい食品
SPONSORED LINK
合わせて読みたい記事