ボストンテリアのこと。大きさや性格、飼い方など。目の病気に注意
2017/01/05
ボストンテリアのこと
ボストンテリアは外見からわかるようにブルドッグの血を引いている、アメリカ合衆国原産の犬種です。
この犬種は1865年ごろ、アメリカのボストンにて、富裕層に雇われていた御者たちが、雇い主の飼っていた犬同士を交配させたことにより誕生しました。
この過程の中で、まずイングリッシュ・テリアとブルドッグを掛け合わせたホッパーズ・ジャッジが誕生し、これを小型の個体と繰り返しかけあわせた後、フレンチブルドッグと交配させることで現在のボストンテリアの基礎ができました。
1889年ごろになると、ボストンテリアはたちまち人気犬種に躍り出、20世紀前半から現在に至るまで、アメリカを中心に依然として高い知名度を誇っています。
体の特徴
ボストンテリアは小柄でがっちりとした体型をしている短毛種です。ブルドッグを祖先に持ち、上を向いた鼻、短い尾、ピンと立った耳という特徴をもっています。体高は40cm~50cmほど、体重は5~10㎏ほどです。
体色は黒と白の2色である場合が多く、個体によっては黒が茶色、赤茶色の場合もあります。
胸、首周り、前足の下半分、口のまわり、目と目の間以外は黒または茶、赤茶色であることが望ましいとされています。
知能の高さと穏やかな性格はもちろん、濃い色の毛の部分がまるでタキシードのようであることから、「アメリカ犬界の紳士」、「タキシードを着た紳士」とも呼ばれています。
性格
ボストンテリアは愛玩犬・ネズミ捕りを目的として作出された犬種で、そのためボールを追いかけるような遊びを好みます。
活発で遊び好きな犬種ですが、まわりの人の気分を敏感に察知することができる繊細な心と賢さを持っています。
見知らぬ人になつくことはあまりなく、警戒心もあるため、時として他の犬に攻撃的となったり、吠えたりすることもあります。また頑固な面もあります。
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飼いやすさ、飼い方
活発な犬種のため、日々キチンと運動時間を確保してあげることが大切です。とはいえ、大型犬のような長時間運動は不要です。1日30分ほどの散歩、庭遊びを取り入れるようにすれば十分です。
また、基本的に室外飼育には向かず、室内飼育のほうがよいとされています。
注意点
暑さに弱いため、真夏は早朝または夕方の涼しい時間帯に散歩する、猛暑のときにはクーラーの効いた室内で過ごさせる、といった工夫が必要です。
短毛種のため被毛の管理はそれほど難しくなく、週に1~2回ほどのブラッシングで十分です。
ボストンテリアの眼の色はふつう濃褐色ですが、ときに薄い色(ブルー)や両目の色がことなるヘテロクロミア(虹彩異色症)の個体がいます。こういった個体は、眼の病気を持っていることが多いため、「珍しいから」と選ぶのは禁物です。
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