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淡水魚 魚類

ブルーギルの生態と特徴。飼育や釣り方、注意点など

2016/10/14

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ブラックバスと同じく、外来魚として悪名高いブルーギル。日本に元々いない魚と知っている人は多くとも、どこの国から移入されたのかを詳しくする人は案外少ないのかもしれません。

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生態

特徴

bluegill

ブルーギルの生まれ故郷は、これまたブラックバスと同じく、北米大陸です。日本では平均的に20㎝、大きくともせいぜい30㎝未満といった個体が多いですが、本場の北米では条件さえよければ40㎝クラスのものも見ることができます。

英語では、鰓蓋のことをgill(ギル)といいます。ブルーギルという名前は、鰓蓋にある発達した皮の部分が紺色をしていることにちなみます。

ブルーギルは、流れのゆるい場所、小川や湖沼に生息し、水質汚濁や富栄養化、温度や塩分変化に対してとても高い適応力をもっています。

また、自分の産んだ卵を保護するという習性を持っているため、仔魚の生存率は4%ほどと、他の「産みっぱなし」の魚類の定植よりも生き残りやすくなっています。

食性・餌

ブルーギルの餌となるのは、甲殻類、小魚、昆虫や貝類のような動物性のものが大半を占めます。

また、機会があれば他の魚の卵や仔魚を食べてしまう、という行動も知られています。

さらに、このような餌が不足している場合には、水草を食べるということも報告されています。

これらを総合すると、ブルーギルは肉食性が強い雑食性といえます。

天敵

大きくなると天敵が少なくなりますが、ブルーギルにももちろん天敵となる生物は存在します。

代表的なものは、ブラックバス、ナマズ類などの大型肉食魚、水鳥や水性の強いカメです。

原産地の北米では、ガーやワニガメ類のように、ブルーギルよりも強い肉食性の生物が多く存在します。

しかし、日本の淡水域は北米ほど修羅場ではありません。このことも、ブルーギル日本で爆発的に増えた原因のひとつとされています。

なにせ、現在日本に生息するブルーギルは全て最初に持ち込まれたたった15匹の子孫だと言うのだから驚きです。

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飼育

ブルーギルは日本において特定外来生物に指定されているため、新たに飼育することはできません。

あまり珍しい魚ではなくなってしまいましたし、釣り味がイマイチであること、骨が多く食べにくいこと、淡水魚独特の臭みがあることなどから、日本ではかなり価値の低い扱いを受けています。

地味の代名詞ともいわれえることがありますが、春から夏の産卵期には、腹が黄色や赤みを帯び、なかなかに見目麗しい姿へと変貌します。

どうしてもブルーギルを見たい、という人は、釣りをすると良いでしょう。ポイントとなるのは、河川の上流部のような流れの速い場所よりも、沼や池、湖といった流れのゆるやかな場所です。

釣り方

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餌はミミズなどが一般的です。警戒心が強い魚ではないため、リールつきの竿で遠くへ投げる必要もなく、延べ竿でも簡単に釣りあげることができます。

注意したいのは、釣り上げた後の対処方です。琵琶湖などでは、ブルーギルのリリースを禁止しており、違反すると罰金などの刑罰が課せられます。

また、釣れたブルーギルを草むらなどにそのまま放置しておくと、腐敗して悪臭を放つだけでなく、カラスや野犬の餌ともなりますのでおすすめしません。

最近は、大きな湖やダム湖には専用の回収ボックスがありますので、それを利用するとよいでしょう。

ブルーギルは、鰓蓋がとがるほか、各鰭にある鰭条(きじょう)がとても硬いという特徴があります。

釣り上げられたとき、ブルーギルは当然威嚇とばかりに鰭をつっぱらせますので、不用意に掴むと鋭い鰭条が手に刺さってしまいます。鰭条に毒を持っているわけではありませんが、棘が刺さるとかなり激しく痛みます。

そのため、小さな子どもと釣りに行く場合はもちろんですが、不用意に鷲掴みにしないように注意しておきましょう。

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