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両生類

アカハライモリの生態について♪飼育方法、ヤモリとの違い!

2016/10/14

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イモリとヤモリ、どちらがどちらか忘れる、という人はいませんか。イモリは「井戸の守り番」でイモリ、ヤモリは「家屋の守り番」でヤモリ、と覚えると混乱しませんよ。

イモリは水辺に棲む両生類、一方のヤモリは草むらや民家に棲む爬虫類です。現在はペットとしてお互いに世界各地から様々な種類が輸入されていますが、日本で一般的なイモリといえば背中側が黒っぽく、お腹側が鮮やかな朱色をしたアカハライモリで、こちらは別名ニホンイモリとも呼ばれます。

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特徴

種類と生息地について

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アカハライモリは本州、四国、九州と隣接する佐渡島、隠岐諸島、五島列島、大隅諸島などに分布する日本の固有種です。ただし、同じ長崎県でも対馬島には生息していません。また、大隅諸島では近年目撃例がなく、非常に個体数は少ないと思われます。

また、本来分布しない伊豆諸島や北海道にも持ち込まれています。

本種が生息していない沖縄県と奄美諸島には、イボイモリとシリケンイモリが分布しています。シリケンイモリは背中の斑紋の有無や程度、遺伝学的分析の結果から、奄美諸島と沖縄の個体群を分けるべき、とも言われています。

体の特徴

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アカハライモリは全長が10cmほど、サンショウウオ類とは異なり背中がざらざらしています。背中は黒色や茶色を帯びていますが、名前の通りお腹には朱色と黒色のぶち模様になっています。ただしこの斑紋の色や程度は個体、地域によっても異なり、ぶち模様がないもの、背中まで赤いものなどもいます。

この目立つ色は、天敵に対する警戒色です。このイモリはフグ毒で有名なテトロドトキシンを持っており、「自分はこんなに危険なんだぞ、だから食べてくれるなよ」、と敵に知らせているのです。

生態

アカハライモリは水田や小川、池などのよどみのない、かつ流れがない所に生息しています。ほとんどを水中ですごしますが、雨の日など土が湿っているときには陸上を移動することもできます。

冬には水辺に近い石の下、水分をたっぷりとためた落ち葉の中で冬眠をします。

幼生のころから食いしん坊で、ミミズや昆虫などを積極的に捕食します。また、モリアオガエルなど、他の両生類の卵や両生類を食べてしまうこともあります。

サンショウウオなどの両生類は温度変化に弱いなど、一般的には飼いにくいため上級者向けのペットとして扱われています。ただし、アカハライモリは水質や温度の変化に比較的強いため、両生類の中では飼育しやすいグループに入ります。

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捕獲方法

ペットショップで販売もされていますが、自分で採集したい、という人は近くの小川や水田などへ行くとよいでしょう。ただし、近くに護岸工事された川などがある場合はイモリが生息している望みは薄いです。

採集方法は網で直接すくうほか、ザリガニ釣りのように割り箸に糸でレバーなどをくくりつけ、食いついたところを網ですくう釣りのような方法もあります。

持ち帰る際は、ミズゴケや濡らしたティッシュを入れ、蓋に穴をあけたタッパーにいれれば大丈夫です。気を付けたいことは、アカハライモリを触った後には手を洗うことです。※多少毒あり、触った手で目を擦ると炎症を起こす場合があります。

また、自治体によってはイモリを保護している場所もあるので、その地域で採捕が禁止されていないか、届け出による許可は必要か、などをきちんとチェックしておきましょう。

飼い方

水槽での飼育方法

飼育に必要な道具は、水槽などのケージ、ケージの下に敷く砂利、カルキ抜きと餌です。また、ほかの両生類より温度変化に強いとはいえ、水温計を用意して温度をこまめにチェックしておいた方がよいでしょう。

この他に、水替えに不安がある方はろ過フィルターを用意しておくと心強いです。また、冬に暖房を入れない場合があるなら冬眠防止にヒーターを飼っておくという対処もあります。

餌はペットショップで販売されている冷凍や乾燥のイトミミズの他、自分で採集してきたミミズや昆虫などを与えても大丈夫です。

長生きさせたい場合、バランスの良い食事が効果的ですので、イトミミズばかり、よりはむしろいろいろな種類の餌を食べさせることが望ましいです。

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