愛犬元気の安全性の評価レビュー。危険度チェック、本当に元気になるか
スーパーやドラッグストア、ホームセンター等、数多くのお店で取り扱われている市販のドッグフードは手軽に入手出来て、その上、安価なので気軽に買えるという点が最大の魅力ですよね。
数ある市販のドッグフードの中でも抜群の知名度と安さを誇っているのがユニチャームの「愛犬元気」です。
より手に入りやすく、より買いやすいと人気の愛犬元気ですがそんなに安いフードで本当に愛犬が元気になってくれるのか気になりますよね。
そこで今回は愛犬元気を実際に購入して、その実態を詳しく調べてみました。
愛犬元気評価レビュー
愛犬元気の価格・パッケージ・食いつきは?
愛犬元気には数多くの種類がありますが今回は子犬から老犬まで対応した全成長段階用フードを購入してみました。
我が家には、生後6ヶ月のトイプードル(♂)と9歳のラブラドールレトリバー(♀)のワンちゃんがいるので、年齢に合わせてフードを与えるのって、ちょっと面倒なんですよね。
老犬用のフードを子犬のワンちゃんに間違えて与えてしまうこともよくあったので、一つのフードを共有出来るという点は良いと思いました。
全成長段階用フードには、「ビーフ&小魚(ビーフ・緑黄色野菜・小魚入り」と「ささみ&ビーフ(ささみ・ビーフ・緑黄色野菜入り」の2つのフレーバーがあるのが特長です。
我が家のワンちゃんは、ささみが好きなので、「ささみ・ビーフ・緑黄色野菜入り」を選びました。
内容量は2.3kgで本来の価格は1296円ですがホームセンターでは700円くらいで購入する事が出来ました。
可愛い2匹のワンちゃんの写真が目印のパッケージを開封するとフードが4袋ずつ小分けパックにされていたので、劣化しにくくて良いなと思いました。
これまで与えていたドッグフードは香りが殆どないのですが愛犬元気のドッグフードは、非常に美味しそうな匂いがします。
「ご飯だよ」と呼んでもいつもはすぐに来ない我が家のワンちゃんですが愛犬元気のフードの袋を開けるとすぐに駆け寄って来て、ガツガツ食べてくれたので、安心しました。
愛犬元気の主原料って?
愛犬元気の原材料を確認すると一番最初にトウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、コーングルテンフィードなどの穀物が記載されています。
これは穀物メインのドッグフードであるという証です。
犬の祖先はオオカミですので、犬は本来、肉食動物です。
その為、穀物を完全に消化できる消化器官を備えてはいませんので、犬に穀物メインのフードを与え続けると消化不良を起こします。
これにより、元気がなくなったり、下痢などの症状が現れるようになります。
事実、それまで安定していたウンチの状態が愛犬元気を与えるようになってからは不安定になりました。
軟便が続き、このままでは下痢が起こりそうで不安を感じました。
我が家のラブラドールレトリバーは、シニア犬なので、元々活動量は少ない方でしたが愛犬元気を与えるようになってからはより活動量が減り、横になっている時間が増えた気がして、心配になりました。
市販の安価なドッグフードに使用されている穀物はヒューマングレードではない低品質な穀物が使われている事が多いので、栄養が摂れていないのではないかと不安に感じました。
またトウモロコシや小麦などの穀物は、アレルギーを発症するリスクが高い食ベ物です。
穀物メインのフードを与え続けると皮膚炎や皮膚の痒み、涙やけ等のアレルギーの症状が現れると言われています。
我が家のトイプードルは元々涙やけの症状が出ていた為、一概に穀物が原因であるとは言えませんし、事実、涙やけはアレルギー以外の原因で起こる事があります。
しかし、愛犬元気を与えるようになってからは涙やけの症状は明らかに酷くなりました。
そこで穀物不使用のカナガンに切り替えてみたところ、涙やけはすぐに改善したので、やはり穀物メインのフードを与え続けることはアレルギーを誘発するリスクを高めるということが分かりました。
ちなみにウンチの状態も良くなりましたので、やはり犬には動物性タンパク質が主原料のフードが理想的だと改めて実感。
SPONSORED LINK
愛犬元気の肉類・大豆・着色料って?
動物性たんぱく質
犬にとって重要な栄養素である動物性タンパク質は、肉類(チキンミール、チキンエキス、ササミパウダー、ビーフパウダーなど)と表記されているので、安全とは言い難いですね。
なぜならこのような肉には、肉副産物(内臓や血液、爪、くちばし、トサカ・羽根など)という本来、廃棄すべきものまで混ぜられて作られている可能性が高いからです。
また病気で死んだ家畜や路上で死んだ犬猫を肉骨粉にして、業者に販売する肉骨粉加工業者も存在していると言われているので、何の肉が入っているのか分からない愛犬元気は余計、不安になりました。
※詳しくは安価なドッグフードに潜む危険な肉の実態。肉骨粉など原材料の問題
大豆
更に愛犬元気には、脱脂大豆(別名、大豆ミール)が使われていました。
これは大豆を加工した際に生まれるカスです。
栄養は殆ど残っていないので、本来、廃棄すべきゴミなのですがかさ増しすることで原材料のコストを抑えることが出来るので、安いペットフードにはよく使われるそうです。
大豆は胃の中で膨らむ性質がある為、大豆が多く使用されたドッグフードを与え続けると鼓腸症というお腹が膨満する病を引き起こす恐れがあります。
悪化すると腸捻転を起こし、命を落としてしまうことがある大変、危険な原材料です。
また胃が膨らむことで、満腹感が失われるそうです。
事実、フードを与えてもすぐにお腹が空いてしまうせいか、すぐにご飯をおねだりするようになってしまい、標準体型だった我が家のワンちゃんはすっかりポッチャリ体型になってしまいました。
愛犬元気は嗜好性が高いので、余計、ガツガツ食べちゃうんですよね。
原材料には調味料と表記されているので、食いつきが抜群な理由は、調味料にあったのでしょうね。
低品質の原材料を隠す為に調味料で誤魔化しているだけに過ぎないのではと感じましたので、愛犬元気の信頼性はかなり揺らいでしまいました。
※詳しくは安価なドッグフードに使われる脱脂大豆(大豆ミール)の危険性
添加物
その上、アレルギーや癌などを引き起こす恐れがあると言われる合成着色料まで使用されていましたので、愛犬元気をリピートすることはないでしょう。
※詳しくは無添加のススメ!ドッグフードに含まれる添加物が犬に及ぼす危険性
まとめ
以上のことから愛犬元気は、愛犬が元気になれるどころか、逆に愛犬の元気が失われる可能性がある不安な原材料が満載のドッグフードという事が分かりました。
小分けタイプで、値段も手頃の愛犬元気は、使いやすくて、買いやすく、嗜好性も高いドッグフードですがそれだけでフードを選ぼうとするのは危険だと実感しました。
必ず原材料をチェックして、もう一歩踏み込んだフード選びをする事が大切ですね。
愛犬の健康を心から願うのであれば、カナガンなどの穀物・合成添加物不使用&ヒューマングレードのドッグフードを選ぶようにしましょう。
SPONSORED LINK
合わせて読みたい記事