アブに刺されたら!症状と対処法、刺されない為の効果的な対策
2016/12/15
毎年夏になると、アブに刺される被害が後を絶たたず、夏の風物詩といっても過言ではありません(笑)
特に森林や水辺付近に生息していますので、レジャーシーズンともなるとバーベキューや川遊び中に人間に近づいてきます。(他にも牛舎などにもいます)
一見ハエに似た容姿をしているので油断しがちですが、それゆえ刺される被害があとを絶たないのでしょう。刺されたときの痛みと後から襲う激しい「かゆみ」に悩まされたものです。
そうならないために、アブに「刺されないための対策」と「刺されたときの対処法」を知っておくと生きていく上で損はありません。
アブの対策と撃退について
アブがなぜ人間を刺すのか
アブは産卵前に特に栄養が必要になるので栄養豊富な血液を狙っています。つまり吸血のためです。
ちなみに産卵の時に必要ということは、刺して吸血するのはメスに限られます。
また人間以外にも牛や豚など我々と同じ恒温動物を狙ってきます。
刺されると痛いです
アブは蚊と違い、吸血する際に皮膚を裂きながら獲物の血液を吸っています。
口器を観察しますと鋭く尖っており、これらを皮膚に刺す事で餌にありついているのです。
アブに刺されたと言いますが、実際には「噛まれた」のほうが適切な表現かと思います。
蚊であれば吸血を悟られないよう、口から麻酔のような成分を分泌します。
しかしアブはその様な成分もなしにブスリとキバを刺すので痛みが強いのです。優しくないですよね。。。
またアブはハエよりもやや大きいので、刺された際には出血を伴う事が多々あります。
アブに刺されない秘訣
まあ秘訣でもなんでもありませんが、アブの存在を認識し手や雑誌、うちわなどで適度にまたは根気よく追い払えば刺されることは、私の経験上ありません。
しかしとにかくしつこくてうっとうしいんですよね・・・
市販の虫除けスプレーは全然効かないし、殺虫剤なんか使うと人間の体にもよくないし、周囲でバーベキューなんかやってると迷惑にもなります。なにより環境にもよくないですからね。
ということで最も効果的な撃退法をご紹介します。
おすすめアブの撃退法
そんなわけでアブをよせつけない方法。
それはハッカ油スプレーです。
これを使うとアブだけでなく、ブヨもきませんし、ハエもよりつきません。
自作できるので経済的ですし、しかも人や環境に優しいときたらこれはもうハッカ油スプレーしかありません。
ハッカスプレー忌避剤の作り方
(用意するもの)
- ハッカ油…20滴
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…90ml
- スプレーボトル
(ハッカ油スプレーの作り方と使い方)
精製水90mlに無水エタノール10mlとハッカ油20滴をスプレーボトルに入れて混ぜます。
使い方は服などに適当に噴射して忌避剤に使いましょう。
ハッカ油は多すぎるとスースーし過ぎるので適宜調整してください。強いとこども嫌がるかもしれませんので程々に。
刺されたときの対処法
万が一刺された場合の対処法です。
※患部を掻き毟らない
- 流水で洗う
- 患部を搾ってアブの体液を出す
- 抗ヒスタミン軟膏を塗る
まずとにかく掻き毟らないようにします。
患部が化膿し、キレイに治らず傷が残る事があります。
ステロイドと抗ヒスタミン剤を配合しているかゆみ止めを塗りましょう。
あまり掻きすぎて「とびひ」にならないように注意しましょう。
ただこれは一般的な対処法ですが、ステロイドや抗ヒスタミンの薬は使うべきではないと考えます。
理由はステロイド剤の場合は副腎疲労や機能低下、子供なら成長を抑制してしまう恐れがありからです。抗ヒスタミンもヒスタミンに作用するので精神作用を引き起こすと言われています。
天日塩を患部に塗る
ステロイド剤や抗ヒスタミン剤の代わりに塩を傷口に塗布します。お婆ちゃんの知恵袋的な方法ですがこれが効きます。
ブヨ、蚊や蜂などに使えるのでお試しください。
その際、使う塩は天日塩にしてください。
ポイズンリムーバー
またアブに限らず虫刺されやマムシなどの毒蛇に噛まれた際の応急処置として、毒を吸い出すアイテム「ポイズンリムーバー」がオススメです。
万が一のため用意しておくと安心でしょう。
あくまでも応急処置のため、毒を吸い取った後は、天日塩を塗り、状況によっては病院へいくことをオススメします。
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